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【代表×デザイナー対談】ロゴリニューアルの裏側、語ります

2020年10月にロゴのリニューアルを行ったサクラグ。

【お知らせ】サクラグ、コーポレートロゴをリニューアル

ロゴのデザイナーは、なんと代表遠藤と20年前に同じボールを追いかけていたバスケ部時代の同級生。全国でも有名なバスケの名門校・市立船橋高校で厳しい練習を乗り越えてきた二人が、懐かしい話を交えながら、今回のリブランディングにかけた想い、仕事の価値観について語る。

遠藤 洋之:1983年生まれ。千葉県出身。2012年、29歳の時に在籍していた会社より独立し、株式会社SAKURUGを設立。若手起業家の世界的ネットワークであるEO(Entrepreneurs’ Organization、起業家機構)Tokyoの第24期理事。ジャパンハートエバンジェリスト。
武井 一馬:1983年生まれ。千葉県出身。日本体育大学を卒業後、web製作会社でアルバイトをしながら、デザインの専門学校を卒業。製作会社にて6年間、通販カタログや化粧ブランドのデザインを担当。その後独立し、現在はフリーランスのデザイナーとして活躍している。


遠藤:まさかバスケ部時代の同期に会社のロゴを作ってもらう日がくるとはです!

武井一馬さん(以下、武井):本当に!遠ちゃんと一緒に仕事できるのは素直に嬉しい。

遠藤:今回のロゴデザインをお願いしたのは、2019年の終わりくらいだったよね。当初は2020年4月に発表の予定がコロナの影響で後ろ倒しになっちゃったけど、10月の9期キックオフで無事発表できました。

武井:自分としては、2012年のSAKURUGの社名の案だし段階で関わったり、前回のロゴのデザインもやらせていただいてたので、なんとなくベースとなる共通認識はあったと思うんだよね。とはいえデザイン前のブリーフィングでこちらが聞き取りきれないこと、遠ちゃんも話しきれないことがあるはずなので、まずはとにかくたくさん形にしたものを見せて遠ちゃんの反応を拾っていくというところからスタートしていきました。


ロゴのリニューアルで何を目指したのか

武井:まず、インターネットや紙媒体など、様々な環境下で素早く適切なコミュニケーションツールとなるよう、汎用性の高いデザインを目指しました。今回の場合は、遠ちゃんとの対話の中から「シンプルでまるっこいイメージ」を掴み取れたので、そのラインで進めました。


武井:これが第一弾として提示した7つです。カラーについては、当時「グレー/シルバーをベースに、キーカラーとしてピンクを見せる」という要望がありました。加えて、柔らかい色合いにしたいという希望も感じ取れたので、前回のロゴよりも明度を上げました。

でも、これだと遠ちゃんのリアクションがイマイチでした。


武井:その次に出したのがこの8つです。「サクラ」を社名に冠している企業が他にもあるなかで、ロゴを他社とどう差別化するか?がポイントでした。ロゴを考えるうえでもう1人、アートディレクターの方にも入って頂いたんですが、その方から「つぼみがいいのでは?」というアイデアが出ました。

これから開こうとするつぼみのイメージは、「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」というビジョンにも繋がるし、つぼみをシンボルマークにするのは個性的だと思ったので共感しました。

そこから再度スタートして、次に出した案がこれです。


遠藤:この9案については全社投票をして、その結果と最終的な僕の判断で、今のロゴに決定しました。

「一流の中に身を置く」ということ


武井:僕はデザインって、言い換えると「ビジュアルコミュニケーション」、想いを伝えるためのツールだと思ってます。「デザイン」=魔法の言葉みたいに使われがちだけど、自分がすべきことは、相手の考えてることに形でこたえることだと。

遠藤:相手のためのクリエイティブだね。

武井:仕事って何だろう?って考えたときに、それは人の役に立つことだと思ったんだよね。人の役に立ちさえすれば、お金はあとからついてくるもの。「これくらい貰ってもらわなきゃ困る」っていう仕事をし続けることが自分にとっての価値かな、と思います。

遠藤:一馬はそういう仕事のスタイルだよね。だからこそお願いしたかった。ロゴは会社そのものを表すツールだから、魂をのっけてほしい、っていうのがあったんだけど、自分の想いを伝えるなら一馬かなと。

武井:ありがとう。

遠藤:俺の中で一馬は昔から「軸をぶらさない人」なんだよね。先輩たちがつらい練習に愚痴言ったりしてる時も、一馬は黙々と練習してた。結果、最後はユニフォームもらってた。

武井:あれは奇跡だったね!

遠藤:でも、奇跡を手繰り寄せることができたのは、努力の積み上げがあったからだよ。

武井:それはある。高校時代の一番の学びは、「一生懸命やったら無駄にはならない、ずっと先かもしれないけどいつか身になる」ってことかな。今考えたらバカだなって思うけど、当時はスタメンになりたくて死ぬ気で練習してた。その願いは叶わなかったけど、結果、今は仕事で高校バスケの雑誌を作ったりもしてる。トップレベルのところでやってたから、トップレベルの人たちが求めてるものが作れてるんじゃないかな、と思うと、繋がってるんだなって実感するかな。遠ちゃんは何?高校時代の一番の学び。

遠藤:俺は「ブランドの価値」かなあ。自分たちが入る前に全国2位になったり、テレビにも出たりしていて、凄い時期だった。最初は自分に実力がないのにその強豪校のブランドを得たことでブランド志向になったこともあるけど、最終的にはそっちじゃなくて、「一流でやることの意味」

武井:うんうん。

遠藤:例えば高校に行った後で、中学時代の友達とバスケすると、そもそもやろうとしてるバスケが違うんだよね。当たり前の基準が違う。仕事にしても、「誰とやるか」が重要だなと思うようになったのは、その経験があったから。何よりブランドがあっても自分が大したことなかったら意味がないと思えました。

武井:人生の中での大きな収穫だね。

遠藤:うん。30人の中で10番目くらいにいるなら、そこで1番を目指すより、下から3番目とかでもいいからレベルの高い場所に入ってもっと上を目指したい。俺は一番になるより、自分を成長させてくれる場に身を置いていたいです。

市立船橋高校バスケ部時代の写真。前列一番右が武井さん、後列中央が遠藤。


武井:俺にとって遠ちゃんの高校時代といえば、とにかく面白かった!(笑)モノマネもめちゃくちゃ上手くて、本当に笑い死ぬくらい面白かった。今は立場もあって、ふざけるのを控えてるんだろうけど。

遠藤:まあ、さすがにね!(笑)

武井:でもね、ただ調子良い奴ってわけじゃなくて。先輩から理不尽な理由で怒られたりした時、傍から見てたらとりあえず謝っとけばやり過ごせるのになって場合でも、適当に合わせたりせず曲げなかったから、それで空気悪くなったりはしてたよね。

遠藤:今はバスケはみんなのほうが上手いかもしれないけど、おれだって負けてない!って思ってたからね。

武井:その良い意味でのマイペースさが功を奏して、今、ビジネスの分野で成功してるんだと思いますね。

遠藤:うん。俺は24時間365日仕事のこと考えてて、それが楽しい。

武井:俺はビジュアルをつくる、デザインをするってことにしか興味が無いといっても過言ではない。本当に損得関係なく、ご飯食べなくても、寝なくてもできる。

遠藤:お互いにそう思える仕事をしてるっていうのはすごいことだよね。俺は自分の仕事を通して、デザイナー含む、クリエイターやエンジニアの社会的地位を高めたいと思ってる。小さい子どもたちが「将来はクリエイターとかエンジニアになりたい!」って、憧れる職業になってほしいです。

武井:そんな未来をいちデザイナーとして一緒に創れたら嬉しいな。

遠藤:今回は本当にロゴの制作を受けてくれてありがとう!

武井:こちらこそありがとう!


<オマケ>卒業アルバムより、高校時代のお2人

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