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類グループに入社し、塾講師として配属されてから9カ月。
最近、大きな変化がありました。
それはニュースとるいネットを見る機会が増えてきたこと。というのも、生徒たちには「生き抜く力が今後必要」と言っているのに、自分自身は本当に社会状況にアンテナを張って現実と対峙できているのか?と危機感を覚えたからです。
学生時代は勉強をはじめ何もかもが受身。しかも教科書や学校という「小さな枠」の中で全てが正解のような世界で生きてきていると、無意識でも知らず知らずのうちにどんどん思考停止していってしまうんだなぁと思います。
私自身も1年前までそのうちの1人でした。
学校の中で「追求している」と思っていても、実はどこまでいっても机上の空論にしかならない。社会人として、初めて現実の圧力の中で追求していくうちに、ようやくそのことに気付き始めました。そして、「思考停止のままでは、気づかぬうちに死ぬ!」と危機感も持ち始めたのです。
そこから、営業活動、授業、保護者対応など全ての場面で「社会で生き抜く力」という軸をベースに言葉を出していくことを意識するようになりました。
どんな授業でも「わからん!」となると思考停止してしまう生徒もまだまだ少なくありません。そんな時「目の前の社会がどうなるか分からない中で『わからない』って言っていたら生きていけない!常に仲間と共に『どうする?なんで?』に言葉・思考を変えてこう!」ということを伝えていくようにしました。
すると、生徒たちの収束度も、授業へののめりこみ方も自分でも驚くほどに変化があらわれました。
まず、「わからない」という言葉が消える。
中には意識できていない生徒もいましたが、生徒同士で「わからないとか言ってもしゃーないから一緒に考えようや!」という言葉が出てくるほどで、その場の追求圧力も格段に高まりました。
特に変化が大きかったのが幼小科に通う生徒たち。
いつも考えているようで考えていない子が「ダメだ、わからないって言ったら本当にわからなくなる…。これでは生きていかれへん……」とぽろっとこぼしたのは凄く印象的でした。
実際に社会に出てみて、大人は色々な情報や知識を武器にして賢い風に見えますが、それは自分が気になった情報や知識を身につけているだけで視野が狭くなっていることに気付きました。
むしろ子供たちの方が、漠然としながらも、よっぽど「このままではなんかやばい」に気付いています。情報に目がくらみ正しいものの見極めがなくなっている大人より感覚が何倍も全うでむしろ学ぶことばかりです。
類グループに内定をいただいたときから追求していくことの重要性は感じていましたが、正直上っ面でしがわかっていませんでした。
しかし「生き抜いていく力」という軸を置くと自分も答えが分からない、というよりも答えが無いから追求せざるを得ない。「先生も答えはわからない、言っていることは間違いかもしれない、一緒に答えを探して社会で生き抜ける人間になっていこう」という姿勢で、生徒たちにぶつかっていけるようになりました。
類グループの入社式で、私たちに伝えられた一つに、
「社会人は学生時代の延長ではありません。自分自身を0(ゼロ)にすること、それが社会人のスタートラインです」
という言葉がありました。