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良いデザインは良い仲間と一緒に。ユーザーの喜びとチームの喜びをデザインを通じて体現したい。

ROXX noteをご覧のみなさん、こんにちは!ROXXの佐藤です。
今回は、ROXXのデザイナー組織であるROXX Creative Studioより、飯島さんにご登場いただきます!ROXXへの入社の経緯や、デザイナーの業務内容についてお話しいただきました。

自己紹介をお願いします!

ROXX note読者のみなさま、こんにちは! 飯島祐(Yu Iijima)です。

千葉県の田舎で生まれ育ち、20歳で社会人経験も無いまま起業、24歳でちゃんと社会に出て就職し、5社ほど経験を重ね、2020年3月にROXXに入社しました。

社会人経験としてはアパレル系から入って、EC、広告、エディトリアル、CI/BI、店舗内装、モバイルアプリなど幅広くクリエイティブ系の経験を積ませていただき、現在ROXXではデジタルプロダクトデザイナーとして奮闘中です。

先日、1社目についての振り返りのnoteを書きましたので、ご興味あればご覧ください。

事業会社で働くデザイナー(39歳・6社経験)のファーストキャリア振り返り|ezmu
こんにちは。株式会社ROXXで新規事業やagent bankのプロダクトやコミュニケーション領域のデザインをしている飯島です。 2008年に1社目で会社員になってからROXXは6社目、年齢も大台目前の39歳と長い時間が経ってしまいました。 デザインチームのぎぼんぬのnoteを読みまして、自分もデザイナーとしてのキャリアをスタートした1社目の時は色々あったなーと思い出し、これを書いてます。 ...
https://note.com/ejimayu/n/nedcb32c480fb

個人的な話ですが、1年前から猫ちゃんをお迎えして溺愛しています。名前はぷいぷい(マンチカン・♀)です。抜け毛のおかげで黒い服を買う・着る機会が減り、埃取りのコロコロが手放せない生活を送っています。

デザイナーになったきっかけを教えてください!

本格的にデザインを学ぶきっかけ自体は20歳の起業時だったと思います。事業で製品のグラフィックやWebサイト、あとは紙媒体の広告等を作成する必要があったのですが、社会人経験も無い当時は、誰かに発注するといった思考自体が無くて、自分でやるしかない!という感じでした。新宿の紀伊國屋でデザイン系の書籍を何冊も買い込んで、訳も分からないまま毎日無我夢中で作っていました。素人なりに考えて作ったものだったのですが、何度か人から褒められる経験もできまして、思い返せばそこが直接的なきっかけかなと思います。

デザイナーとしてROXXを選んだ決め手は何だったのでしょう?

当時は、求人媒体を経由して転職活動をしていました。デザイナーとして色々やってきたのですが、「やりたくないこと」が明確にあるだけで、「やりたいこと」や志望業界はぼんやりしていて、目標やキャリアプランみたいなものを考えることが苦手なんです。求人媒体は、レジュメを登録しておけばオファーされるので、受動的なサービスが当時の自分に合っているように感じていました。

綺麗な入社理由ではなく恥ずかしいのですが、、、正直にお話しすると、何社かオファーをいただいた中で、ROXXが名前もロゴも1番いいな、ここで働きたいなと直感で思っていました。(笑)あと、面接の際に見せていただいた会社説明資料のKeynoteが美しかったので、「デザイナーさんが作ってるんですか?」って聞いたら、「代表の中嶋が作っています」という回答が返ってきまして。会社として、デザインを大事にしているということが伝わってきて、煩わしいことが少なそうだと思い、入社を決意しました。

ROXXのデザイナーとは

ROXXではデザイナーの領域をプロダクト/コミュニケーションの2つで区分しています。

ざっくり説明しますと、プロダクトデザインは、我々が運営している各サービスのアプリケーション上でのユーザー体験に関わるデザインで、主な成果物としてはアプリの機能やUIになります。

一方、コミュニケーションデザインは、ユーザーとのコミュニケーションに関わる体験やコンテンツをデザインし、主な成果物としてはグラフィックやLPやバナー等になります。

私自身はプロダクト/コミュニケーション両軸のデザインを担当しています。個人的には色々携わることができることができるので、今の環境が好きです。私みたいに広く色々やりたいタイプや、専門的に深くやりたいタイプ、多様なタイプのデザイナーがいると思いますが、デザイナー個々の指向性にも応えることができる働き方を、細かくチューニングしながら実現しています。

最近では、社内での撮影や動画編集にまで手を出していて、今日のこのインタビューの撮影も機材のセッティングから構図決めまでやって、「シャッターだけ押して!」って上司である竹下さんに厚かましくもお願いして、撮影してもらいました。

       最近はYouTubeでカメラ機材のレビュー系の動画ばかり見ています

今取り組んでいる業務について教えてください

私は主に、agent bankと新規事業との2軸で業務に取り組んでいます。

agent bankでは、プロダクト開発に関わるデザイン、セミナーなどのイベント系のクリエイティブやデジタル広告類のクリエイティブ、サービスLP(ランディングページ、以下「LP」)や説明資料などデザインを中心に広く担当しています。agent bankは事業部の規模が大きいので、コミュニケーションに苦労する部分はありますが、デザイナーが頼られる範囲がより広く深く、アウトプットがうまく機能した際のインパクトが大きいのが魅力だと思っています。

一方、新規事業チームでは、toC向けの求人媒体でのマーケティング、開発・運用といった事業に関わるすべてのデザインを担当しています。事業に関わるのは10名にも満たない少数精鋭なチームで、少数であるメリットを存分に活かしたスピード感のある現場です。新規事業チームのミッションは「新たな一歩を踏み出す人を増やす」こと。チームメンバーの涼さんが、新規事業チームについてお話ししてくれているので、ぜひこちらも覗いてみてください。

未来を考える人を増やしたい。自分の手で世の中を変える経験を。|株式会社ROXX
自己紹介 ROXX note読者の皆さん、初めまして。佐藤 涼(Ryo Sato) と申します。 現在は、Recordsという新規事業部門に所属しております。エンジニアとしてやってきまして、2023年の3月からはプロダクトオーナーを担っています。 ROXXへの入社は、代表からの一言がきっかけ ...
https://note.roxx.co.jp/n/n3efda03d5ed4


ー プロダクト開発にチームで取り組む上での、難しさや楽しさはありますか?

ROXXに入って約3年半、チームでの開発に取り組む上で、ユーザーにとって価値あるアウトプットを一定のスピード、周期で出し続けるのが非常に難しいということを実感しています。

アジャイル開発を説明した「アジャイルソフトウェア開発宣言」という有名なドキュメントがあるんですが、その中で出てくる「よいモノはよいチームから」という言葉通り、まずは良いチームになっていく仕組みを、メンバーが自律的に作らないといけません。良いチームというのは、個々様々な定義があると思いますが、個人的には、熱量や目線が合っているとか、一体感みたいなものかなと解釈しています。

それを醸成するのには、チームビルディングの手法やミッションの設定など色々ありますが、やはりチームで課題にチャレンジして、結果を計測する。その結果が良かろうが悪かろうがチームで目を背けず振り返えり、丁寧に言語化していく。同じ感情や経験値を皆んなで分け合う。その繰り返しで強くていいチームになっていくのかなと思います。

参考リンク:アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方 / IPA

新規事業の開発チームが言語化した目指すチーム像。週1の振り返りで使うmiroの見える位置にいつも置いてあります。

ROXXのデザイナーには、どんな方がマッチすると思いますか?

ROXXで働くデザイナーは全員、ROXX Creative Studio(以下、「RCS」)という名前の組織に所属しています。RCSは横軸のデザイン組織として発足し、マネージャーである竹下を中心に、各事業部では拾いきれない全社的な課題を拾い上げたり、デザイナー自身の課題をデザイナー同士で解決する機能を持っています。
組織としては、まだデザイナーが少数だということもあり発展途上ではありますが、ROXXはスタートアップらしく変化量が大きい会社なので、まずはそこを楽しめる人ならマッチするはずです。

ーデザイナーの選考のポイントがあれば教えてください!

ご提出いただくポートフォリオは、すべて細かくチェックしています。私もデザイナーとして転職活動でのポートフォリオを作る苦しさを知っていて、その中でも選考担当者目線で魅力的に感じるポイントをお伝えします。

  1. 制作物の担当範囲を明示し、クオリティも高水準である
  2. ユーザー(受け手)である選考担当者のことを想像した、やさしさのある体験設計
  3. 応募するポジションに対して適切な方向性、粒度でのプレゼンが出来ている

あとは、ご経験を幅広く多く書いていただくよりは、少なくても深く書いていただく方が何倍も魅力的に感じますね。

企業は選考する側といっても、昨今は選ばれる側という意識が大切になってきています。ROXXはHRの事業会社であるからこそ、候補者様には、選考体験で残念な思いはしてほしくないなと、デザイナーの立場からは思います。面接では、ROXXの良い部分も足りていない課題部分も理解してもらえるよう、そして候補者の方の魅力を短い時間でなるべく引き出せるように、デザイナー同士で議論し、試行錯誤して毎回の選考を迎えています。

飯島さんが仕事をする上で、大切にしていることを教えてください

仕事する上で抽象化や客観性は大切にしています。

エンジニアもそうだと思いますが、デザイナーは、とりわけ“具体”な部分を担当します。インターフェースや機能を実現するためには、ユーザー環境や必要なデータなどの要件を具体化することは必須です。ラベルの名称1つとっても、ふわふわさせたままではリリースは出来ません。
ただし、具体を考え続けると、手段に囚われてしまう瞬間があって、定期的に物事をぐっと引いて見ると、よりユーザーへ提供すべき価値、最適な手段が見つかることがあります。特に、アジャイル開発は「価値」にフォーカスしているので、客観性はチームにとって必要な物差しのようなものだと思っています。

開発行為・ものづくりをしていると、作っている対象やアイデアそのものに愛着が湧いてしまうのは人間の性ですが、もっと価値があるものが見つかった時には勇気を持って捨てるという行為を個人でもチームでもできるように心掛けています。

これからの目標、やりたいことなどはありますか?

社会人やデザイナーとしてかっこいい目標やキャリアプランは一切持っていないのですが、目の前にあるチャンスにはまず飛びつく、みたいな姿勢でずっとやってきました。

これは私個人の極端な考え方ですが、「周りのモノ全て、何でも、尊い」という考えと、「本当は全部意味なんて無いよな」って両極端の考えを持っていて。突き詰めると哲学っぽくなってしまうんですが、「何者でも、いつかは死ぬ」みたいな考えがベースにあって、「でもどうせ死ぬからこそ今日の1分1秒が勿体無いよな」みたいなポジティブな思考も同時にあります。

一方、私生活での目標は明確にあって、なるべく近い将来で少し田舎に暖炉のある家を建てるか、中古マンションを自分でリノベする、このどっちかをやりたいです。

最後に、ROXXで働く魅力について教えてください。

ありきたりかもしれませんが、ROXXは働く人たちが魅力的だと思います。関わりの深い開発メンバーはもちろんのこと、ビジネスサイドのメンバー、人事をはじめとするバックオフィスのメンバーからも学ぶべき点は多いと日々感じます。

年齢もバックグラウンドも多種多様で優秀なメンバーが、agent bank、back checkという2つのブランドを通してユーザーに価値を届けるために同じ熱量で働く会社です。また、それに続く新規事業など、表にはまだ見えていない新しい動きが社内でぐるぐると、機が熟すのを待っています。

難しい課題解決から、新しい価値の発見まで、デザイナーには毎日が魅力的・刺激的な環境です。新しい世界を広げたい方、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしています!

ー 飯島さん、ありがとうございました!

日頃から、プロダクトのみならず、社内に転がる様々な種類の課題を解決へ導いてくださる飯島さんにお話しをお伺いしました!

ROXXのデザイン組織であるRCSでは、デザインブログを更新中です。デザインにまつわるエトセトラをnoteにまとめていますので、こちらもぜひぜひ覗いてみてください!

ROXX Creative Studio|note
ROXX公式のデザインブログです。デザインにまつわるあれこれをお伝えしていきます。
https://note.com/roxx_creative/

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