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ビジネスとエンジニアリングの融合を~目指すは二刀流エンジニア~

放送部からエンジニアリングの道へ

父が録画機器などの機械いじりが好きだったことも影響し、中学時代は放送部に所属していました。放送部内にはその名の通り校内放送を担当するアナウンサーとBGMや音量調整を担当するミキサーという2つがあって、私はミキサーをやっていました。

コンピュータに限らず、機械を扱うことが好きだったんですね。母はそんな私をよくみていたのでしょう。中学も3年になり、進路を決めなければいけないタイミングで普通高校に行くよりは楽しいだろう、と高専を勧めてくれました。それが私のエンジニアリングの道に入ったきっかけです。

大企業からスタートアップに

その後、高専、高専専攻科、大学院と進んだ後、2013年に社会人生活をスタート。グリー株式会社にて共通課金基盤やソーシャルゲームの開発に携わっていました。グリーはエンジニアリングに理解のある良い会社だったのですが、当時はすでに従業員数1000人を超える大企業。自分の意見が通らないことも少なくなく、そのくせ口だけは一丁前でした。今から考えると生意気な新卒だったのですが、当時はそのことに気づいていませんでした。組織が悪いだとか、上の理解がないだとか愚痴を吐くようになってしまっていました。

転機だったのは、役員の働き方を社員に知ってもらうのが目的の会社の企画で、役員の青柳直樹さん(現: メルペイ代表)に一週間帯同したことですね。取引先とのミーティングから役員会議、本部長との1 on 1に至るまで文字通り全部見せてもらいました。

否が応でも目線を上げられた私は、自分自身が逃げの姿勢になってしまっていることに気づき、自分に言い訳のできない環境に置かねば、と強く感じました。それで2015年のはじめにWantedlyを通じて当時社員数10人程度だった株式会社スペースマーケットに転職しました。

同じビルにいたという縁でReproに

Repro創業者の三木明(現: VPoE)とはその頃からの付き合いです。当時のReproとスペースマーケットは同じ建物内にオフィスを構えていました。三木との出会いは勉強会の場でしたが、互いのオフィスが近いこと、互いにそれぞれの会社で最後の退社になりやすいこと、互いの自宅が同じ方向だったことから仲良くなりました。当時主催者が不在だったShinjuku.rbを三木とオーガナイズすることになったのも2015年頃です。

当初からReproの技術面でのレベルの高さは知っていました。三木からオファーを受けた際、エンジニアとして技術がそのまま力になる環境に魅力に感じる一方で、自分がそのレベルについていけるのかということが不安でした。が、最後には橋立(現: CTO)をはじめ、レベルの高い人たちの中で自分自身を試してみよう、挑戦しないと始まらない、と「えいやっ」の気持ちでReproへのジョインを決めました。

機能開発者として

Reproのエンジニア組織は大きく、アプリに組み込むRepro SDKを開発するチーム(通称「SDKチーム」)とそれ以外を開発するチーム(通称「サーバチーム」)に分かれています。

私が所属しているのはサーバチームの中でのアプリケーションチームと呼ばれるチームです。ビジネス的な役割としては、Reproを利用するアプリ事業者が使用する管理画面を開発しています。アプリケーションチームの他には、SDKから上がってくる膨大なデータを処理するための基盤を構築するデータストアチームがあります。私自身の最近の仕事では新機能開発の旗振り役、タスクオーナーを任せていただくことが多いです。

サーバチーム内でチーム制こそ取られていますが、実際には厳密に役割が分かれているわけではありません。新規機能開発にあたっても技術的には、必要なインフラ権限の準備(インフラにはAWSが使われており、権限はterraformで管理されています)から設計、バックエンド(Rails)/フロントエンド(Vue.js)の開発まで幅広く行います。意欲と実力さえあれば荒引のように、Railsのアップグレードからfluentd周りまでチームを横断した仕事を行うことができます。

機能開発者以外の役割として

仕事の中で、田中天章くんのような後輩エンジニアのメンタリングやマネジメントなど、開発にとどまらない業務も任せていただいてます。ただし後輩エンジニアとはいっても、以前教えたterraformの変更用Pull Requestを自前で出せるほど優秀な方しかいないので、このロールは自分の負担になるというよりはむしろ、何より私がテクニカルな面で追い越されないようにしなければ、という気持ちの動機になっています(笑)

会社が大きくなる中で自分ができること

ここ最近は従業員が増え、Reproという組織全体で見た時のコミュニケーションが課題になってきたと考えています。Reproが提供しているプロダクトをお客様であるアプリ事業者に説明するには、テクニカルな知識が必須です。多様な人が入ってくる中で、エンジニアにとどまらず、営業からサポート、QAまで情報の共有やリテラシーの均一化は不可欠である一方、まだ完全にはできていないという課題があります。

この問題を解消するために、部署関係なく誰でも自由に参加できる社内勉強会を隔週金曜日に開催しています。プロダクトに関するテーマを毎回決めて、エンジニアに持ち回りで発表してもらうのですが、毎回参加率が高く、新しく入ってきたメンバーと元からいるメンバーとのコミュニケーションの場にもなっています。こういった取り組みを通じて、どんなに大きな会社になっても、クライアントファーストに執着しアウトプットで顧客に価値を提供していく、というReproのプロ意識が常にぶれない状態にできたらと思います。

ビジネスとエンジニアリングが融合した状態をめざす

Reproが今後、さらにスケールしていくために、ビジネスとエンジニアリングがこれまで以上にうまく融合する必要があると考えています。Reproは企業である以上、利益を生んでいかねばなりません。その点でビジネスは最優先にしつつ、エンジニアのこだわりを失わない。お互いの主張がぶつかったときにはプロ意識を持って最適な解を出す。それを実現するには両者の歩み寄りと努力が必要です。エンジニアは視野を広げ、技術をもってしてリクエストに柔軟に対応し、ビジネスサイドは技術的なリテラシーを高めてエンジニアリングを生かす。そのための取り組みの一つが前述の勉強会です。私はビジネスサイドも理解し、開発もできる二刀流エンジニアとして、こういった取り組みを進めていくのがReproにおける自分の役割であり、性に合っていると感じています。

納得感をもって働きたいのならRepro

私がReproにいて魅力に感じるのは、常に自分が納得感を持った状態でいられることです。エンジニアとして、とにかくアウトプットによって評価されるという点がシンプルで忖度がなく、プロとしての働き方ができると感じています。つまり、やったもんがえらい。

これはやることさえやっていれば、仕事に限った話ではありません。対外的な発表やオープンソースソフトウェアへの貢献もきちんと評価されるだろう、という信頼感がReproにはあります。また、ToDoでいえば多種多様なものが存在しています。スタートアップ全般に言えることかもしれませんが、手を上げれば自分の関心のある「やんなきゃいけないのだけど手を付けられていない、すべきこと」に容易に着手できるのもReproの魅力です。

私個人でいえば技術をはじめとした様々な軸でのスタープレイヤー達が研鑽しあっている中で、自分のレベルが底上げができるのも大きく惹かれている部分です。

こんな人と一緒に働きたい

約束をして、守れる人。それに尽きます。個人の生き方や働き方は自由だと思っていて、私個人はそこに干渉されたくありませんし、だからこそ干渉するつもりもありません。ただ大前提として、仕事として約束したことはやりきる。当然といえば当然なのですが、なかなか難しいことです。プロのエンジニアとしてのそんな誇りがある人と一緒に働くことができれば、それは幸せなことだと思います。

ここまで私自身のことやReproのことを紹介しましたが、もし少しでもReproに興味がある方はぜひ一度雰囲気を見に来てください。お伝えしきれていない部分は、聞いていただければありのままにお伝えできる準備があります。

Reproでの長期インターンを考えている方へ

Reproに今いるインターンは角原くん天章くんをはじめ、起業を目指す人が多く、私目線からしても皆とてもレベルが高いです。現時点で並の社会人に通用するレベルで、もし私が新卒だとしたら勝てる気がしません。そんなインターンが集まっているのでお互い高めあっていけます。

特にReproではCEO平田祐介やCSO越後陽介、CBO楠目亮など、役員クラスと直接やり取りをする機会も少なくありません。インターンとはいえ社員同様、結果を求められます。一方で社員と異なりガッツとポテンシャルも評価されます。これは実践的な場で成長したいと考えている方にとっては大きなメリットでしょう。

Reproは決してやさしい環境ではないですが、むしろそんな環境にこそ燃える方、自分を鍛え上げたい方。お待ちしております。


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