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結果を引き寄せるのは『下積み時代』があってこそ。美容師歴14年の求人広告チームリーダー@柳田 義幸さん。

中学生の頃はパティシエを志し、高校卒業後は精密機械メーカーの基盤づくりの仕事をしつつ、美容師資格を取得。14年間美容師として活躍した後、35歳を前に求人広告業界へ飛び込んだ柳田 義幸(やなぎた よしゆき)さん。現在、法人営業Div.およびクライアント支援Div.の制作セクションで、チームリーダーとして美容求人広告づくりの要を担っています。

メンバーに対する細やかな愛情と、締める所はきちんと締める手綱さばきでチームをまとめつつ、「現状を真剣に楽しみながらも、関わってきたすべての事象に意味を持たせたい」と静かな情熱を燃やし続ける柳田さんに、話を聞いてみました。

※Tシャツコレクターでもある柳田さん。自宅には150枚超のTシャツが!一部を持ってきてくれました。

#パティシエ志望⇒工場勤務を経て美容師に。接客が大好きでした。

はじめまして、元美容師の柳田です。実は美容師の前はパティシエ志望でした。中学生の頃、家庭科の授業がとにかく楽しくて、自分の手で美味しいものが作れることが嬉しくて。そこで「面白い・美味しいといった仕事をしよう。"作る側”に行こう。」と思ったんです。結構本気で、将来お店を作るなら経理の勉強も必要だろうと、商業高校へ進学。高3の11月にはT調理師専門学校への合格も決まっていました。

ところが、いざ専門学校に合格してみると、「本当に”パティシエになりたい”のか?」と自問自答。学費が思った以上に高額で、男手ひとつで育ててくれた父に負担をかけたくなかったこと、パティシエという言葉に縛られていた自分に気付いたことから、直前で入学を辞退します。「じゃあ、ものづくり×ファッションという観点で美容師はどうだろう?」と方向転換し、当時ドラマ「ビューティフルライフ(2000年)」が大ヒットしていたことにも背中を押され、美容師を志しました。

高校卒業後はキヤノンの基盤工場で働きながら、学費を貯めました。ネガ設計図の写真撮影や薬品コーティング、基盤づくりなど、なかなか出来ない貴重な経験が出来、手先の器用さも活かせて楽しかったですね。その後、地元一番の美容室で働きながら、通信科で美容師資格を取得。資格取得後、そのまま就業しました。


※メイクコンテスト出場時の写真です。優秀賞いただきました!

はたからみたら、苦労をしたように見えるかもしれませんが、僕自身は「苦労も貴重な経験も、後々“こんな時代もあったよね”と、ネタとして明るく面白く話せるかどうか」を価値基準に置いていて、悲壮感はありませんでした。ただ、始めた事を辞めたり断ったりするのが苦手な性分なので、4年間で色々な経験をして、切り替えてパっと次に進んでいける大学生っていいな、という想いは当時ありましたね。


#美容師として14年勤務。最高の結果を引き寄せるのは、下積みあってこそ。

資格取得後そのまま就業したサロンは、一戸建てで13面を持つ大型店でした。そのうちに隣の空き物件に1000円カット店をオープンすることに。まだ、1000円カットが流行る前の時代でしたが、同期4名をまとめる店長としてそちらに移りました。単価が低い分、とにかくカット数をこなすことで、技術力を身に付けた時期ですね。その後、系属店を経て本店に戻り、気付いたら12年ほど働いていました。


※美容師時代のプロフィール写真です!


美容師は想像通り、夢があると同時に体力的にはしんどい仕事でしたが、接客が大好きだったことと、若さもあり仕事にのめり込んでいました。地元で12年お世話になった後に、一度は都内サロンでも働いてみようと、ご縁があって世田谷区のAVEDA系列のサロンで2年働きました。

地元のサロンを離れるときに、お客様から「柳田さんがいなくなるのが残念ですが、応援しています」と声を掛けていただけた事や、東京のサロンまで来店してくださった方もいらした事が、何よりありがたかったです。僕が好きな(妻との結婚のきっかけでもあります!)Perfumeにも通じるのですが、美容師をやってきて「最高のチーム、最高の結果を引き寄せるのは人柄と下積みがあってこそ」だと今も肝に銘じています。

都内のサロンで働き34歳になった時、初めて「50歳で、美容師を続けているイメージが湧かない」と立ち止まったんです。好きで続けてきた美容師ですが「35歳までに区切りを付けよう」と退職し、転職活動をしました。けれど"35歳・美容師・一般企業経験無し”だと、本当に求人が無いんです。結局、dodaの転職フェアで見つけた「フルコミッション・業務委託・稼げる・未経験OK」な求人広告代理店へと就職。

「光通信の元役員が立ち上げた会社での求人広告営業」という非常にハードな仕事で常に終電続きではありましたが、「ここで辞めたら後が無い」と、美容師業で培ったストレス耐性で踏ん張り正社員へ。そのタイミングで広告制作のバックオフィス勤務になりました。「このことは自分に聞け」と言える分野を作った自信や「失敗も前進の糧になる」ことを体感できたことは、今のチーム創りにも生きています。


#リジョブとの出会いは必然。「美容×広告制作」と聞いて、自分のためにある仕事だと思いました。

前職中、他社調査と題しリクナビにスカウト登録してみたら、たまたま届いたのがリジョブの求人でした。元美容師として求人サイトリジョブはもちろん知っていましたし、自分の美容師経験と求人知識をもって、ひょっとして美容業界を支えていけるんじゃないか。「まさに、自分のためにある仕事じゃん。この仕事いいなぁ!」と、思わず転職活動してしまったんです。

面接で出会った方に共通するのが、「バックボーンは様々であれ、業界を良くしたいという本気」と「取り繕わず、真っ直ぐに人と向き合ってくれる姿勢」でした。終盤、「リジョブという会社には興味がありますか?」という人事責任者の問いに、ストレートに、

「自分は12年間美容師として働いてきて、そのやりがいも大変さも身に沁みています。これまでの面接を通して、リジョブの本気の想いを感じていますし、僕自身もここでなら美容師と広告制作という、ふたつのキャリアを結んで活かし、美容業界全体をより良い方向にみなさんと共に変えていきたいと思っています。」

という想いを伝えました。そして、法人営業Div.の広告制作担当として2018年に入社。今でこそメンバー16名の法人営業Div.ですが、当時はスタッフ8名ほどのチームで、僕ともう一人がお客様の広告制作を担っていました。前職からの転職理由のひとつでもありますが、リジョブでは広告制作の際に「お客様と直接接することができる」のも、大きなやりがいですね。


#制作チームリーダーへ。「心地よく、成果を上げるチーム創り」を心掛けています。

法人営業Div.は、個人とチーム/プライベートと仕事など、全てにおいてバランスがとても良い部署だと思います。個を大事にしつつゆるやかにメンバーと繋がっていく、というイメージですね。これは、グループマネージャーTさんの考え方や雰囲気も大いにあると思います。

現在は、大手法人企業およびリテール(個人サロン)の広告制作チームリーダーを兼任し、自分の関わる範囲が一気に広がりました。チーム創りで心掛けているのは、「メンバーの話をよく聴くこと」「こまめに声を掛けること」「判断軸をしっかり伝えること」の3つです。

そして、リーダーとして時には「言いづらくても、より良いチームを創るために伝えなければならないこと」がありますが、「決して相手の存在自体を否定するのではなくユーモアを交えて、けれど逃げずに明確に伝えること」は、死守しています。

※仲の良い法人営業Div.メンバー。コロナ禍以前、アウトドアに出かけたときの1枚です。


#美容師も、求人広告営業も、すべてが糧に。ブレないのは「相手に伝わること」。

10代で憧れ14年関わった美容師の仕事も、前職の求人広告営業も、今思うとすべてが繋がっているように感じます。美容師をやり切ったからこそ、土日が休みという環境のありがたみも痛感しますし、5年前、勇気を出して次の一歩を踏み出し、踏ん張ってきて本当に良かったです。だから、気力体力があるうちに「若いうちの苦労は買ってでもしろ!」と。リジョブの新卒メンバーは、入社1年目からイベントやワークショップに積極的に関わっていて、本当に頼もしいなあ、と思います。

そして自分が40代を迎える上で、会社の中でどういった存在を目指していくのか。スペシャリスト志向なのか、ゼネラリストなのか。そう考えた時に、自然に出てきたのが「求人面だけでなく、美容業界のHRを幅広くコンサルティングできる人材になる!」という想いです。お客様の求人広告の相談に乗っていて、「サロン周りの法律に詳しければ、より深い提案ができるのに」と実感したこともあり、通信制短大の社労士コースで、資格取得も視野に勉強中です。

20代も、30代も、そしてover40世代も、肩ひじ張らずにのびのび活躍しているのがリジョブの魅力ですね。幾つになっても新しいこと・人への好奇心と「相手に想いが伝わること」をブラさずに、これからも仕事も家庭も大事に育てていきます。…そして、高田純次のような「ご機嫌で、周りを明るくし、いつも真剣に生きている」おっさんにいつか近付けたら、最高ですね!

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