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コンサルファームのディレクターが採用面接で見るポイントとは (1/2)

こんにちは。Regrit Partners(以下リグリット)の黒川です。

生活・経済共に依然として厳しい日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。各自が出来る事をやろうという事で、弊社メンバーもより一層気合いをいれてリモートワークに取り組んでいます。

さて、現在のような危機に直面すると、組織の本当の強さが見えてくるかと思います。自走できるメンバーが多い組織もあれば、一方で自力が足りず生産性にむらが出てしまっている組織もあるでしょう。

ではこのような組織力の差はなぜ生まれるのでしょうか?大きな要因の1つとしては、平常時の「採用活動の質」が挙げられるでしょう。コロナ禍を受け、リグリット内でも改めて「強いメンバーを仲間にする」ことの重要性が強調されています。

そこで、経済状況の厳しい今こそ、あえて「採用活動」について考えていきたいと思います。

今回の記事では、リグリットのディレクター(他ファームにおけるパートナーなど)である土田さんが過去に掲載された、採用面接で見ているポイントについて再度お伝えします。

内容は未経験者の見極めを主としているので、コンサルティング業界以外の方にも一般論として参考になれば幸いです。

コンサルティングファームでの就業を目指して就職/転職活動に精を出されている皆さん。来る面接に向けた準備はいかがでしょうか?

志望動機に関して「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」と自問自答を繰り返しながら、気持ち悪くなっていませんか?

「ケース問題対策!!」「フェルミ推定!!」と目を血走らせて、使えそうな様々な概数を頭に叩き込みながら、「暗記パン欲しいなぁ」と考えていませんか?

そんなあなたに少しでも力になりたく、コンサルタントの採用面接で面接官が見るポイントについて、参考までにお話ししようと思います。

土田さん(写真は緊急事態宣言前に撮影されたものです)

今回の話しのポイント

コンサルティングファームによって選考プロセスは多少異なるとは思いますが、必ずと言っていいほど、マネージャー以上の現役コンサルタントによる面接があると考えて良いでしょう。

ここでは、とあるマネージャーが面接時に見ているポイントについて、面接の一般的な展開とともに時系列でお話していきたいと思います。

また、今回はコンサルタント未経験の方向けの、所謂「ポテンシャル採用」を例にとって見ていきたいと思います。ここ数年、コンサルティング業界は活況であり、各コンサルティングファームは、年間を通じてポテンシャル採用を積極的に行っています。

「自分にはコンサルタントとしてのポテンシャルはあるのか?」と改めて自己分析をするきっかけになると幸いです。



面接の第一関門とは?

先ずは、応募者と面接官のご対面の瞬間。緊張しますね。

最近は履歴書に写真が貼っていないケースも多いため、ここで初めて応募者の方を見る事も少なくありません。

そこで大事になるのが「第一印象」です。

以前「人は見た目が9割」という書籍がありましたが、流石に9割は言い過ぎだとしても、そのくらい第一印象は重要な判断材料になります。

なぜなら、この印象が初対面のクライアントに与える印象に直結するからです。

コンサルタント経験の無いポテンシャル採用の方にとって、クライアントの信頼を勝ち得るために、特に「優秀そうだな」「清潔感があって爽やか」「親しみやすそう」といったプラスの第一印象は強力な武器になります。

面接官が会議室に入ってくる瞬間から、面接は始まっていると心得ておきましょう。

コンサルとして戦える「基礎戦闘能力」があるか

それでは、いよいよ面接に入っていきましょう。

「簡単に自己紹介して頂けますか?」

「これまでの経歴について、ポイントを絞って話してもらえますか?」

「今回はなぜ転職をしようと思ったのですか?」

「コンサルタントという職業を選択した理由を教えてください」

など、色々な事を色々な角度から聞いてくるかと思いますが、結局のところ面接官が知りたいのは、「この人はコンサルタントとしての基礎戦闘能力が備わっているのか?」です。

この基礎戦闘能力に該当する要素については、いろいろな転職関連のサイトやコンサルタント関連の書籍でも紹介されている内容です。

ですのでここでは特に重要な2つの能力についてだけ記載します。

①論理的思考能力

出ました。論理的思考能力。コンサルタントと言えばこれですね。

コンサルタントではなくても、ビジネスパーソンとして身に着けておいた方が良い能力の一つではあります。しかし、コンサルタントにとっては必須の能力と言って良いでしょう。

「論理的思考能力」という言葉についてGoogle先生に聞いてみると、

「ものごとの因果関係を整理し、順序立てて考える、若しくはわかりやすく説明すること」

というような説明が出てきます。

これだけ見ると「そんな難しい話じゃないよね?」と思うかもしれません。しかし、いざ面接の場で話を聞いていると、論理的な説明が出来ていない人が非常に多いです。

よくある例として、ある質問についてはしっかりとわかりやすく話が出来るのに、違う質問になるとグダグダになってしまうパターンです。

恐らく論理的思考能力が大事なのが分かっていて、いくつかの想定される質問については論理的に話をする練習をしたのかもしれません。しかし、想定外の質問に対しては素の能力が出てしまうのでしょう。

これでは完全に論理的思考能力が身についているとは言えません。

本当にこの能力がある人は、ほとんど意識をしなくても、論理的な考え方や話し方が癖づいている人です。

この論理的思考能力については、訓練である程度は向上しますが、もともと備わっている人と、ほとんどゼロに近い人では、訓練による伸び率に雲泥の差が生じてしまいます。

面接ではこの伸びしろに期待して、論理的思考能力の有無を確認しています。

②コミュニケーション能力

これも定番ですね。コンサル鉄板の必須能力、コミュニケーションの能力です。

「俺、コミュ力超高いから余裕っす」

今そう思った方は要注意です。

大半の方は分かっているかと思いますが、「コミュニケーション能力」と「喋りが上手で面白い」はイコールではありません。

コミュニケーションは、一方的に話をするのではなく、相手が存在し、その相手とスムーズに意思の伝達がしあえる事が重要になります。

要は、クライアントやパートナー、上司、チームメンバーとスムーズに会話のキャッチボールがテンポよく出来るかという事を見ているのです。

そして面接における最重要ポイントは、面接官の質問に対してストレートに答えているかです。ありがちなケースとしては、質問された事に対して自信がなかったりすると、聞かれてもいない補足事項を長々と喋ってしまうケースです。

会話の間が怖くて、ついべらべらと喋ってしまうのも、面接ではマイナスに働くケースがあります。

面接では、話す事だけでなく、面接官の質問をしっかり「聞く事」で、その質問の意図を理解することにも意識を傾けるようにしてください。

以上、ここまでコンサルタントに必要な基礎戦闘能力のうち、特に重要な2つについてお話してきました。この2つ以外にも、「プロフェッショナルマインド」・「メンタルタフネス」・「飽くなき向上心」・「やり遂げる根性」といったコンサルタントに必要とされる様々な能力や資質がありますが、ここでは割愛させて頂きます。

面接官はこういった観点を、様々な質問のやりとりから見極めようとしているのです。

特に論理的思考能力については、1回の面接で見極める事が難しいため、面接以外のケース問題を実施しているコンサルティングファームは多数あります。それほど、コンサルタントのポテンシャル採用にとって重要な要素と言えるのだと思います。


今回は、どこのコンサルティングファームでも重要と思われる面接官の見るポイントについて、個人的見解をつらつらと書かせて頂きました。次回は私独自の面接で見るポイントである「人物の性根を掘り下げる」についてお話出来ればと思います。

それではまた。

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