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AIと共に生きる「仕事」の作り方。

カバー写真:バズプラスニュース

AIがここに来て、一気に発達して来た! という感覚があります。

聞けば、AIブームというのはこれまでに2度ほどあったのですが、現在のAIブームは統計的な視野も含めた判断ができるというところで、広がりを見せている。。。ということは、多くの人がご存知のことでしょう。そして、AIがたくさんの仕事を奪うことや、それにより失業者が増えるなんてことも、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

人によって、AIに対する考え方は違うでしょう。

AIの発達により、人間はAIに追い越されてしまうのではないかという不安を抱える人もいれば、AIとはうまく共存することで、より豊かな世界を作っていけるのだと希望を持つ人もいる。

どちらでも良いのですが、ただひとつ確実に言えることがあるとすれば、「誰がなんと言おうと問答無用でAIは発達するし、仕事の多くはAIが代わるようになる」のは間違いありません。

嫌だと言ったところで、そのときはやってくるのです。

そんな時代の中で、私たちはどうやって生きていくのが良いのでしょうか。


「AIは人間を超える」なんて、本気で信じているんですか?
 出展:現代ビジネス

こちらの記事では、AIの発達に関して「哲学」の視点から切り込んでいます。AIが人間を超えると言うからには、「人間とはなんぞや」ということが明らかになっている必要がありますから、当然議論されるポイントです。

ただ、哲学の分野は答えがあるようでないもの。AIと自分たち人間がどう棲み分けるかということを考えるには良いステップになりそうですが、もっとシンプルに「どう生きるのか」という点については、それぞれが考える必要があります。

それを考えるひとつのヒントをもらったので、シェアしたいと思います。

仕事がなくなることをAIのせいにするな

先日、占いフェスというイベントに遊びに行って来ました。登壇したのは、キングコングの西野亮廣氏。彼に関する活動については、ブログを見るなりYahoo!Newsを見てもらうなりしていただけば、十分にわかっていただけると思う。


出典:Spotlight「大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野)」

吉本所属の芸人であり、日本最大(2018年7月現在会員約8,000人)のオンラインサロン運営者でもある彼は、ビジネス書を出してはバカ売れし、絵本を描いてはバカ売れするという、まさに「天才」と呼ぶべき存在。だと、舞台上で豪語していました。

さて、このときのトークテーマは「天才の作り方」だったと思います。(詳細忘れていてすみません)


職業にはそもそも寿命があります。
あらゆるものは、いつかなくなるものなんです。
これまでにも色々な職業がなくなってきたのだけど、今回のようにまとめてなくなるのは初めてのこと。
だから、どうしていいかわからなくなっている。
僕たちの課題は、新しい仕事を作ることなんです。
(要約)

こんな風に、AIが仕事を取って代わることを解説しました。
確かに、これまでにも駅の改札で切符を切っていた駅員さんの代わりに自動改札が登場したり、してきましたね。

つまり、これまでにもあったことなのに、自分たちの足場が悪くなると感じて、その責任をAIに押し付けようとしていないか、ということなんです。

旧態依然とした仕事をするのではなく、時代の流れに合わせて、新しい仕事を自ら生み出していかなくては生きていくことはできないのが、今の状況だといえそうです。

天才とは仕事の差異で作り出すもの

では、どうやって自分にしかできない、AIに取って代わられることのない仕事を生み出せばいいのか。

その考え方の例として、西野氏は吉本の先輩である紳助・竜介の漫才を挙げていました。


竜介
「飛行機って、鉄の塊やろ? なんで、あんなもんが飛ぶねん」
紳助
「お前はアホか。滑走路があそこで切れてるんやかは、飛ばなしゃーないやろ」

曰く、飛行機は、飛ばなしゃーないから、飛ぶのだ。

真理だと思う。

全ての生き物は、必要に迫られて進化してきた。

大切なのは、『飛ばなしゃーない』という状況を作ることで、先程の絵本で喩えると、『100冊』というゴールは、飛ばなくても辿り着くわけだ。滑走路が目的地まで繋がっているわけだ。

出典:キングコング西野オフィシャルダイアリー

あらゆることは、環境によって作られるから、極端な才能が必要ならば、極端な環境を先に作ればいい、という理屈だ。

極端な環境が結果として「仕事の差異」を生み出し、それを成すことができる人は天才と呼ぶにふさわしいというのが西野氏の話だった。

極端な環境の作り方=天才の作り方

天才になることで、AIでは代わることのできない唯一無二の存在になるために、極端な環境が必要なことがわかった。

しかし、問題は一体どうやって極端な環境を作るのかということ。

ここで西野氏は矢沢永吉を例に挙げた。

えーちゃんの活動については、省略する。

ここで示唆されたのは、こんな内容だ。

えーちゃんは、ロック以外はやらないと決めた。それにより、必然的に極端な環境が生まれたから、生き抜くための方法を考えて、試行錯誤してきた。だからこそ、今でもライブに大勢の人が集まる人気を誇っているのだ。


まずは、自らを極端な環境に置くこと。

そして、その中で何がなんでも生き抜く道を模索しまくること。

選んだ極端な世界の能力を磨きまくることが生き抜く道になり、天才となる。

結果、AIが台頭する世の中でも取って代わられない唯一無二の存在として生き残ることができる。


というわけだ。


天才は生まれながらにして天才であり、凡人たる自分とはそもそも何かが違うのだ。と勝手に諦めている凡人だらけで世の中はできている。

でも、多くの一流の人や天才の人は言う。小さな努力をコツコツと続けただけ。自分の信念を貫いて来ただけ。

つまりそういうことなのだ。


AIを便利に使うだけでなく、自分にしかできないことを没頭することも必要な時代なのかもしれませんね。

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