【社員紹介】新卒・中途、年齢や性別に関係なく、成長機会とチャンスが平等にもらえる会社だと思います
大内崇行(おおうち・たかゆき)
SUUMO注文住宅事業部 宇都宮グループ栃木支社
茨城県ひたちなか市出身。新卒で測量事務所入社後、転職でリクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)ゼクシィに入社、水戸営業所などで約10年勤務。2014年より拠点リーダーとして働いたのち、2018年4月にリクルート北関東マーケティングへ転籍。
ユニークな経歴だ。最初の就職先は、測量事務所。専門職として仕事に慣れてきた28歳のとき、自分の人生にふと疑問がわいた。「測量はやりがいのある仕事だが、限られた世界にずっと居ていいのだろうか。もっと広い世界を知りたい」。
最初に出会った会社は、リクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)。結婚式に関する総合情報サービスを展開する「ゼクシィ」の北関東グループ茨城チーム・水戸拠点で営業に携わった。そこで着々と成果を上げると、4年後に群馬チーム・高崎拠点へ異動となった。
初めての地元以外の勤務地。仕事で、結婚式場を巡るうちに、ずっと悶々としていた課題に取り組むことに。結婚式場同士、“横のつながり”が希薄。故に自社内だけの視野でサービスを展開していたため、顧客満足度の向上に対する意識や情報が少ないことを危惧していた。そこで仲間たちと集まり「ブライダル協議会」を立ち上げ、業界を盛り上げるとともに、地域ならではの魅力とはなにかを、みんなで頻繁に話し合ったという。それが人生を変える“きっかけ”となった。
その後、水戸拠点に拠点リーダーとして戻ったが、地元で再び職務に没頭する中で「地域に対して何ができるのか」と強く考えるようになった。ゼクシィに入社し約10年、仕事自体に不満はなかったが、立場が変わっていく中で、これから先のキャリアを考えるには全国転勤も視野に入れなければならない。
ゼクシィでの「職歴」、茨城、群馬での「経験」、「地域」をキーワードに転職活動をスタートすると、同じリクルートグループである「リクルート北関東マーケティング」(RKM)の「ONE MORE SMILE 〜この街をつなぐ、かけ橋に〜」という企業理念に興味を持った。そして入社試験を受けて、2018年4月に採用された。そのとき39歳だった。
配属されたのは、栃木支社のSUUMO注文住宅事業部。地域の建設会社や工務店を回り、集客支援を行う仕事だ。カスタマーのライフスタイル的には、結婚の延長線上に住宅がある。39歳の新入社員は「すぐに結果を残したいと考えていましたが、そこは甘かったです。過去の成功体験にも縛られてしまい、リセットできなかったのだと思います」と振り返る。
家を建てるのは、新婚夫婦と漠然と考えていたが、新婚夫婦もいれば子育て世代、さらに年配夫婦もいる。建設会社や工務店はそれぞれ特長やこだわりがあり、ターゲットも違っている。当初は、それを理解しないまま、情熱だけで靴底をすり減らした。
「ブライダルでは若い世代が主なターゲットで、流行もあったので提案がしやすい部分がありました。でも住宅業界はお客様の幅も広く、嗜好やライフスタイルによって住宅そのものがまったく変わってきます。いろいろな部分で自分の力不足と知識不足を実感しました」
思考錯誤を続ける中で、役割を理解した。SUUMO注文住宅では取材時に施主に話を聞くケースがあり、顧客の喜びの声をダイレクトに聞くことができるという。そんな声をクライアントに届けることで徐々に反応が変わってきた。「家は一生に一度の買い物と言われるほど高価な商品。大事なのは、小手先の営業スキルではなく、会社とお客様の出会いの機会をつくり、信頼でつなぐこと。それがやりがいなのだと思います」
RKMへの転職から約2年。本人によると、まだまだ新人という。年齢に関係なく先輩スタッフにアドバイスを求めながら、コツコツと実績を上げる。
「この会社は、中途や新卒、年齢や性別に関係なく、成長機会とチャンスが平等にもらえます。僕自身、まだ納得できる結果を残すことはできていませんが、将来は上のポジションに就きたいと思います。そうすれば、地域のためにできることが増えていくので」。
愛されキャラの“新人”は、仕事の軸を「地域」において、自身の役割を追求していく。