木村和希(きむら・かずき)
SUUMO(スーモ)賃貸事業部 高崎・新潟グループマネージャー2011年入社。群馬県出身。日本大学経済学部卒業。学生時代は、安中観光大使。ホットペッパー事業部ビューティー高崎グループマネージャーとしてビューティー部門をまとめ、2019年4月から「SUUMO(スーモ)」賃貸事業部 高崎・新潟グループマネージャー
人生で初めての挫折からの急成長。「環境が私を成長させてくれました」
ホットペッパー事業部ビューティー高崎グループマネージャーとしてビューティー部門で長きにわたって活躍、会社に大きく貢献し、多くの実績を挙げた。そして2019年4月に「SUUMO(スーモ)」賃貸事業部 /高崎・新潟グループマネージャーとなった。
「SUUMO(スーモ)」には、苦い思い出があった。入社後、「SUUMO(スーモ)」事業部注文住宅に配属された。高校・大学時代は、どんなことがあっても努力で乗り越えられた。学生時代は、安中観光大使として地域発展に貢献、周囲から評価を受けた。だから社会人になっても、即戦力として働ける自信とプライドがあった。しかし、社会はそんなに甘くなかった。
「プライドが邪魔してしまって、素直に先輩にアドバイスを求めることができなかったんです。自分ですべてを抱えてしまった結果、最初はアポも取れず、営業先に電話一本かけるのも怖くなってしまいました。人生で初めてと言っていいくらいの挫折で、とても落ち込みました」
半年後、上司に「辞意」を伝えた。会社は、彼女にもう一度チャンスを与えた。「SUUMO」ではなく、ホットペッパー事業部ビューティーに異動となった。それが転機となった。
「SUUMOのときは、周囲に相談できずに、自分だけで動いてしまって失敗してしまったので、ビューティー部門に移ってからは、逆に先輩を頼りました。問題があればすぐに先輩に聞いて、アドバイスを素直に受け入れて、すぐに行動に移しました」
美容室やネイルサロンから信頼を得て、媒体発展の大きな力になった。
「ホットペッパービューティーという媒体の価値は間違いないので、その価値を伝えて、課題を一つずつ解決していくことが成果につながっていきました。美容室のオーナーさんは、大きな決断をしてお店をオープンし、経営をしているので、そのサポートをしたいと思いが強かったんです」
4年間営業活動を行い、徐々に後輩を育てるポジションへ移行していった。そこでは、人を育てる難しさを味わった。
「最初は自分の営業と重ねてしまって、なんでできないんだろう、と。でも、なぜできないのかを一緒に考えていくことが大切だということが分かりました。また、いまは時代が変わっていて、広告宣伝の考え方も多様化しています。ブログやSNSで宣伝をしているお店もある中で、より広い知見と信頼が求められています。私自身もマーケットをしっかりと把握して、的確なアドバイスをしていかなければいけないと思っています」
ビューティー部門で優れた実績を挙げた彼女に、会社はさらなる成長機会を与えた。以前に挫折した「SUUMO(スーモ)」への配属を決定、賃貸事業部 の高崎・新潟グループマネージャーの役割を与えた。
「SUUMOは以前にいた場所ですし、知識もない中で不安もありますが、顧客とカスタマーをつなぐという意味では、ビューティーもSUUMOも同じだと考えています。新たな環境ですが、1から学ぶ姿勢でチャレンジしていきたいと思っています。SUUMO賃貸部門ではマネージャーの私よりも、メンバーの方が知識があるので、彼らの力を借りながら新しいチームを作っていきたいと思います」
新たな環境が、成長を促していく。