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住まいの教育を通して人々の暮らしを豊かに【リビタ社員インタビュー第7弾】

リビタの社員をよりよく知っていただく機会として始まった社員インタビューシリーズ第7弾。今回もリビタ社員の過去、現在のシゴト、今後のビジョンなどを掘り下げていきたいと思います!

今回インタビューをした社員は、新卒入社した後、営業企画部に配属、現在に至るまでリノサポ(リノベーションのコンサルティングサービス)で活躍している飯田勇人さん。業務の楽しさや今後の展望などたくさんお話を伺いました。

平塚:よろしくお願いします!飯田さんはリビタに新卒入社されていますが、就職活動中はどのような業界の選考を受けていましたか?

飯田:中規模のデベロッパーを中心に就職活動をしていました。私は学生時代、建築専攻で設計者や建築家に憧れていましたが、大学の同期など周囲には設計に高い熱量やセンスを持つ人が多くいたことから、設計者の道へ進んでいくことの難しさを痛感しました。そこで、設計者としてではなく「建築家と協業できるような仕事をしていきたい」と思い、デベロッパーに着目して就職活動をしていました。

平塚:そこから、リビタへ入社を決意した決め手は何でしょうか?

飯田:社会的意義という観点で、新しいものをたくさん建てるより、既存のものを活かすリノベーション業界に関心がありました。その中で、リビタは住宅領域の他にも様々な事業を展開しているからこそ、その分幅広く経験ができる可能性に魅力を感じて入社を決めました。

平塚:入社後の新入社員研修はどのようなものでしたか?また、配属はどのような経緯で決まったのでしょうか?

飯田:私の入社当時(2016年)は複数部署を体験するローテーション研修ではなく、4/1に配属先が決定し、配属先で3か月間の研修を受けました。私は営業企画部で、サイトの実績更新や新着物件の掲載、セミナーの手伝いなど事務的なサポートのほか、リノサポ業務として先輩社員がお客様の個別相談(予算策定、希望エリア、したい暮らしのイメージ、その他こだわりなどをヒアリングする初回面談)を受ける際には同行して「どんなお客様がいるのか」「個別相談ではどんなことをしているのか」ということを学ぶ研修を受けていました。

平塚:研修の感想はいかがですか?

飯田:先輩達が丁寧に教えてくださったので、仕事の大枠は比較的スムーズに把握していくことができました。ただ、営業企画部は銀行とのやり取りや設計・工事・マンション管理など多種多様な知識が必要な業務が多いため、当初は自分自身で想像しながら学んでいくことが難しかったです。

平塚:3か月間の研修後はどのような業務を行っていたのですか?

飯田:先輩にフォローしていただきながら、お客様の個別相談を受けるという仕事を徐々にスタートしました。そして入社して半年目(10月)で始めて受注し、その後、いろいろなタイミングなども重なり、年度末(3月)まで毎月1件の契約(計6件)をできたことは1年目の成果としては大きな自信につながりました。

平塚:その成果を上げる際、どのようなことを心掛けていたのでしょうか?

飯田:入社したばかりで分からないながらも、とにかく「やってみるしかない」という状況の中で、お客様に求められることをその都度、実直に対応し仕事を覚えながら、がむしゃらに取り組んでいきました。先輩たちにもたくさん質問をしてたくさん教えてもらいました。


平塚:営業企画部(リノサポ)では、日常の業務フローはどのような流れでしょうか?

飯田:リノサポは1日単位ではなく、一週間単位で動いています。大まかな流れとしては、木・金曜は準備(アポイントメント、契約書の準備、現場の検査等)、土・日曜でお客様に会い、月曜に反省会としてまとめるというような流れです。

平塚:コロナによって、働き方などの観点で変わったことはありますか?

飯田:オンライン化が進んだことによって、お客様からの個別相談は平日、土日の境目がなくなりました。それにより、上記の一週間の流れは曜日にとらわれない動き方に変わりつつあります。

平塚:リノサポ業務の中で嬉しいと感じる瞬間はどんなときですか?

飯田:やはりお客様に感謝をしていただけることです。物件を引き渡した後も、リビタが主催するフェロー向けのインテリア蚤の市(ReBITA MARKET)に来ていただいて声をかけてくださったりと、その後の関係がつながるときに嬉しさを感じます。

また、自分自身も、子供の頃に新築の現場を見て建築に興味を持ったこともあり、お客様のお子さんと接点を持てることも嬉しいと思うことの一つです。

実際にあったエピソードなのですが、リノサポをしたお客様のお子さんが私のことを「飯田さん!」って呼んでくれたときに、「リノベーション中、日々ご家庭の中で住まいや担当者の私(飯田)の話もしていてくれたのかな」と嬉しく感じました。住宅購入は人生の大きな決断なので、そこに関わることの責任の大きさを感じつつ、目の前のお客様のために「自分は何ができるか」と夢中になれる瞬間が楽しいと感じます。

平塚:楽しさの一方で、仕事の中でどういったことが難しいと感じますか?

飯田:立場のわかりにくさです。リビタは設計者・施工者でもないため、「何をする人なのか」という部分が分かりにくいこともあります。リノサポのサービス価値を「どうやったら届けられるか?」、「最大限に発揮できるのか?」という部分を考えながら、「お客様のため」を第一に考えて動いています。お客様に「リビタにお願いしたからこの暮らしを実現できた」とスムーズに思っていただけるような状態はとても難しいですが、その難しさに日々向き合いながら取り組んでいます。


平塚:社員ページにもあるように飯田さんといえば「住育」というキーワードが思い浮かびますが、「住育」に興味を持った背景を教えてください。

飯田:教育分野の問題意識が背景にあります。例えば、大学で建築系の学科に進学したら住宅メーカーや設計事務所、ゼネコンに行くようなルートが多数ある一方で、他学科に在籍していた場合、在学中に建築に興味を持っても、資格を取るカリキュラム等が足りなくてもう一度学校に入り直す必要がある場合もあります。つまり、大学入学までに自分のやりたいことの解像度をあげるためには、高校までにある程度経験を積む必要があるということです。

そんな問題意識もあり、もともと興味のあった「教育」という分野に、自身の関心が高い建築を落とし込んだのが「住育」の発端です。

一般的に「建築」=「インテリア、デザイン」など表面的な要素が挙げられることが多いと思いますが、それは人々の中で「住まい」への意識の差があるからだと私は感じています。

「衣食住」という言葉があり、学校の家庭科の時間では服や料理の実習は受けますが、住まいについて学ぶ機会はありません。だからこそ「住育」の必要性を感じていますし、人々の住まいへのリテラシーを底上げし、住まいに関して「良いものを良い」と判断できる目を養う手助けをしていきたいです。

平塚:これまで「住育」としてはどのような活動をしてきたのですか?

飯田:会社のサークル活動の一環で、「住育」サークルを立ち上げました。そして、リビタも該当する京王電鉄グループの、子ども向けイベントなどで設計者や大工の仕事の職業体験として、解体された戸建ての現場で構造だけを書いた図面を用いながら、子供たちが両親と歩いて図面を書くワークショップを行ったり、ペンキで壁の色塗りやタイル付けをするDIY体験などを行いました。

ワークショップでは、実際の縮尺のトイレやベッドの型を用意して、福笑い形式で家づくり体験に取り組んでもらいました。

住育という観点で「どうやったら子供たちに伝わるかな」「どのような仕掛けがあるといいかな」と考えている時間が楽しいです。

平塚:活動を通して、実現したい想いはありますか?

飯田:イベントが終わって、自分の家に帰った後に「自分の部屋をこう変えてみたいな」や「こうしてみたら楽しいかな」など、住まいについて考えるきっかけになったら嬉しいなと思います。リノサポでは、「住まいのアンケート」と題して、お客様の「こんな家づくりがしたい」「何年後はこんな暮らしをしていたい」という想いや希望、要望を顕在化させるアンケートを取っています。それを基にリビタが設計者と打ち合わせをし、実現に向けて動くのですが、住育のワークショップでも「何人で住むか」、「ペットはいるか」、「好きな場所は?」「好きな色は?」など、子供たちの想いや希望を整理してから、ワークショップに取り組んでもらっています。

でも純粋に、イベントやワークショップでの体験を楽しんでもらいたいという思いもあります。楽しんでもらったあと、記憶に残り、実際に住まいづくりをする年齢になったときに「そういえば、あのときこんな人いたな」ってかすかに思い出してもらえたら、なお嬉しいです。


平塚:教育って短期的なものではなく、成長したあと、ふとした瞬間に影響する長期的なものもありますよね。

飯田:そうですね。また、本当は子供だけではなく、大人にも住育が必要だと感じています。学校の家庭科の授業で習わなかったように、今の大人も住まいについて考えたり勉強する機会がないため、もっと気軽に住まいについて学ぶ場があれば住まいへのリテラシーが上がるだろうと期待しています。


平塚:飯田さんの今後のビジョンはどう描いていますか?

飯田:様々な事業を展開しているリビタに魅力を感じて入社したので、今後は住まいだけでなく、オフィス(働く)やホテル(旅する)の分野にも触れてみたいと思っています。自分がこれまで取り組んできた住まいの観点を活かしながら、事業規模やクライアント対象が今とは異なる業務に挑戦してみたいです。


平塚:最後にこの記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!

飯田:私はリビタに入社して6年目になりましたが、仕事をしているうえで一番大切だと感じていることは「夢中になれるかどうか」だと思っています。今、就職活動をしている方も、「その会社で働いている社員の熱意・熱量はどうだろうか。」という視点で会社を見てみてほしいなと思います。

私は、リビタは没頭型で仕事に誇りを持ち、夢中になっている社員が多いと感じています。いろいろな会社を見るときに、一つの判断軸にしてみると良いのではないかと思います。

平塚:ありがとうございました!

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