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【私の就活体験記】#4|「ガクチカ」のポイント

就活生の私が、リアルな視点で就活についての疑問や不安を解消するとともに、「就活体験記」をリアルタイムで発信するこの企画。

今回はESや面接で必ずと言っていいほど質問される「学生時代に頑張ったこと」、通称「ガクチカ」について、ポイントや気になる噂の真相についてお聞きしました。

就活生の皆さん、是非お読みください!


取材協力者

名前:S.Kobayashi
所属:人事総務チーム チームリーダー
略歴:人材→金融→IT業界で人事を担当。新卒だけで延べ10万人は面接。


ー「学生時代に頑張ったこと」は必ずといっていいほど聞かれますが、何を重視して聞いていますか。

ガクチカ系の質問ですね笑

そもそもなんで質問するのか?から話すと、入社後のイメージと結びつけて人柄を把握するために質問しています。

その中で、重視しているポイントは「行動」ですね。

学生には社会人として仕事をした経験が無いですよね。
なので、過去に「仕事と似たような場面 (明確な目標と期限があり、長期間エネルギーを注いで成果を出した場面)」でどのような「行動」をとったかを確認することで、「実際の仕事でも成果を出せるか」を予測しています。


ー面接官の興味や関心を惹きやすいエピソードというのはありますか。

皆さん勘違いしてるのは、
ガクチカのジャンル自体は、選考に関係ないということです。

ただレアな経験をしていると、聞いてみたくはなります。

例えとしてアルバイトを上げるとするならば、
塾講師よりも、体育専門の家庭教師とかの方が興味や関心を惹きやすいです。


ー反対に、残念だと感じるガクチカがあれば教えてください。

様々なエピソードがあるので一概にどうこうではないですが、
誰かに言われて頑張ったエピソードは残念ですね。

「誰かに言われなければ行動できない」という
受動的な印象を与えてしまう可能性もありますし、企業によってはマイナス評価になってしまいます。

あとは自分の意思がないエピソードも残念ですね。


ー体感的に、一番多いガクチカエピソードは何ですか。

アルバイト、サークル、学業の順で多いかもですね。

ここ5年ぐらいは、インターンが増えてきている印象はありますね。


ーアルバイトやサークルの内容は人と被るため、相応しくないとも言われますが実際はいかがですか。

これもなぜそれを頑張ったか?が重要です。

特にアルバイトが多いですが、先輩に誘われたからとか兄弟姉妹がやっていたからではなく、自分の意思をもってそのアルバイトを選んだり、頑張ったのほうが好印象みたいなですね。


ー個人で取り組んだエピソードは相応しくないと言われますが、団体でのエピソードを選ぶべきでしょうか。

団体のエピソードがあるのであれば、そっちを選んだ方が無難です。

なぜなら、仕事は1人で完結できることが少ないからです。
だからこそ、チームや仲間と力を合わせて取り組めるのか?ということを重視している企業が多いと思います。

団体のエピソードがない場合は、
課題に対してどう行動したのか?その結果や結果から何を学んだのか?を伝えるべきですね。


ーガクチカは「売上を○%向上」や「全国1位」など、数字で示すべきだと言われますが、数値的に表すことのできないエピソードは避けるべきですか。

いや、そんなことはないですね。必ずしも定量的なエピソードが良いわけではないです。
ただ、定量的なものほどイメージ共有しやすいのは事実です。

わかりやすく例えると、友達と待ち合わせしたとき、友達が遅れたとします。
友達から「ちょっと遅れる」ってLINE来たら、何分遅れるイメージですか?

これは人によって、1分かもしれないですし、30分かもしれません。
それよりも「5分遅れる」って言われた方が相互での理解に食い違いがないですよね。

そのようにきちんと相互理解をするためには、定量的な表現が理解しやすいということです。

ご協力ありがとうございました

今回は「ガクチカ」について、気になる疑問について回答してもらいました。

定量的やインパクトのあるエピソードなど、面接官の興味を惹くための工夫は必要ですが、一番大事なことは「自分自身がどう考えて、どう頑張ったのか?」ということを再認識しました。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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