『 古いものに価値を、不動産にクリエイティブを、働き方に自由を 』

12年前、ある雑誌の取材に同行し、NYやLAのシェアオフィスを廻る機会がありました。
LAのとある6名ほどのスタートアップ企業は、3階建ての小さな一軒家を改装し、3階に住みながら、1,2階をオフィスに改装、
オフィス内には自転車がぶら下がり、スタンディングのデスクと普通のデスク、キッチンなどが同じ空間に配置され、
そこでの自由な働き方、ライフスタイル、DIYでの自由な空間作りに感銘を受けました。

　一方、日本はどうでしょうか？

クリエイティブな雰囲気を実現したい店舗や事務所などはわざわざ新築のビルにお金を掛けダメージ加工を施したり、
綺麗なタイルカーペットや蛍光灯をはがし、多額の内装費を掛けクリエイティブな空間を作り上げ、
そしてまた多額の費用を掛け原状回復をする。
事務所・住宅・ホテル等の用途や細かい利用方法までもが法律で定められ、自由を制限する新たな法律が次々に成立される。
まるで古いビルが悪いものであるかの様に….。.
ビルは単なる造形物でなく、オーナーの強い思いがあり、そこに人がいて、その土地の記憶が刻まれます。
「古いものは素晴らしい価値なのです。」
私たちはその問題に向き合い、アイデアと変化を加え、古いものに新たな価値を生み出していきます。