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会社不信になり、一度はフリーランスを目指した私が、RCIに入社した理由

こんにちは。小川です。
入社2年目となり、遅すぎ感も否めませんが、入社エピソードを公開したいと思います。
(===で囲った部分は振り返り等、補足になります)

2社目(ITコンサル ベンチャー)への転職を決意したきっかけ

・新卒入社の会社で、機能改修プロジェクトリーダーや、不具合対応(現場統括)を5年経験
 →客先(部隊の方)と仕様や画面設計等詳細を調整し、ベンダに伝える役回りがほとんど
・プロジェクトは難なく進められるが、同じことの繰り返しで、技術面で不安を感じるようになる
・技術面・金銭面で有利な、ITコンサルタントとして働くため転職

地獄の始まり

転職から1案件目、案件内容と私のスキルがあっておらず失敗します・・・
「組み込み系装置:A」と連携する「タブレットアプリ:B」の要件定義作成を担うことになるのですが、「A」の仕様はFIXしておらず、2週間~1カ月毎に大量の仕様変更連絡が「B」に舞い込んできます。

私は、「A」の変更履歴や実際の要件定義書を確認し、「B」に対する影響調査を延々と、ひたすら繰り返し行うことになります。


正直な話、Bのドキュメントの品質はかなり悪く・・・

上手く仕様のキャッチアップができておらず、どのあたりに何かが書いてあるかの推測が立っていないため、影響調査にもかなり時間がかかり、先輩に日々怒鳴られ現場では萎縮/孤立し始めます。

なんでもっと効率よくできないんだろうと、自己批判する日々・・・。

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Aの度重なる仕様変更対応のため、仕様は継ぎはぎだらけ。
途中参画者には難易度が高いドキュメントだったなーと感じています。
もし今の私なら、ドキュメントルールとフォーマット作り直しから始めることでしょう(笑)

要件側にいる私が仕様を理解できない時点で、『背景を知らない』開発ベンダに開発は無理ですから
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振り返りで土日も休まらない

業を煮やした先輩が、どうすれば作業効率が上がるか、金曜の稼働時間内に検討し、週明けの朝一に説明する週次タスクを追加(※)
さらに、毎日夕方、目標が「できた」「できなかった」反省会をさせられることとなります。

※作業遅延を取り戻すことに必死な私は、土日に自宅に持ち帰り考えるわけですが・・・

どうすれば仕様理解が進むか分からず(仕様書が悪いなんて口にも言えず・・・)、コテ先の案ばかりを出しては怒られ続けます

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当時、ロジカルシンキングや段取り力が弱かった私は何を言っても、すべて先輩に論破/否定され何も発言できなくなっていきます。
仕事をしながら考えていることは「怒られないようにどうすれば良いか」ばかり。。。

先輩が横にいるだけ、声を発するだけで心臓がバクバクし、逃げたい気持ちでいっぱいでした。

※つらかったのは覚えているのですが、あまり記憶が残っていない・・・
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遂にギブアップ

自己批判の環境(修行?)を5ヶ月間続けた結果(当時残業もかなりしていて、いつもフロアでは最後に帰宅、終電に乗っていました)、常にネガティブ思考、作業効率も悪化、限界を迎えることになります。
現場リーダーにギブアップ宣言し、6ヶ月で1つ目の案件を離れました。

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結局このプロジェクトは仕様を確定することができず、数か月後破綻したと聞いています
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鬱と診断を受ける、だけど会社には言えず

幸いなことにちょうど入れる現場がなく、1カ月の待機を言い渡されます。
会社では様々な書籍を読んだり、コンサルっぽいPPTの作り方を理解したり。
この頃、妻の勧めで医者に掛かり、鬱と診断を受けます。
ですが、会社には報告せず、治療しながら働くことを選択します。

※鬱で出勤できなくなった社員が他におり、社員が色々うわさしているところを見ると、言えなかった


天職と言える仕事に出会い、頑張るも・・・

少し元気を取り戻した私は、2案件目、炎上している案件の火消し部隊として参画。
厳しい現場リーダーの元、泥臭いPMOを学んでいくこととなります。
なんやかんやで7か月勤務し、PMOに向いている実感と共に自信もついていきました。

が、現場リーダーの評価は「スキルはあるが、マインドがダメ」と告げられます。

その言葉の意図が分からず、再び悩むことになります・・・

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今思うと、社内行事の参加や、資料作成等の社内支援を積極的にすべきと言いたかったのだと思います。
実際それは「≒サビ残」なので、ぼかして伝えてきたのでしょう。
やれば、何か見えるものもあると伝えたのでしょうが、当時の私にそんな余裕はないのです・・・
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その後、会社不信に陥り退職を決意

昇給面談は毎年1回、役員と1対1で行います。その面談では会社の粗利も伝えられる形式です。
伝えられた粗利は、私の額面年収よりも高く、「会社にそんなに持っていかれるのか」と感じた印象。
また、昇給は想定より低く(※1)、会社への不信感が募っていく(※2)わけです。

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※1 
昇給や昇格に関わる評価は、その現場リーダーが定性的に判断します
当時の現場リーダーのポリシーは未だによくわかりませんが、現役職ではなく、1つ上の役職だったら・・・で評価し、私は『普通』の評価をいただきました。
会社はそんなこと知らないわけで、昇給も微妙な結果となりました。

※2
入社した年、会社はブランド化のため、一等地フロアへ引っ越し。
さらに翌年、新卒を大量採用することになります。
現場が稼いできた粗利が、常時スカスカの内勤向けおしゃれフロアや、新卒のお給料に消えていく・・・そんな風に私の目には映っていました。
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そんな中、2案件目も無事リリースを終え、EXIT。
PMOってどうあるべきか?を理解するとともに、この仕事で大分自信がつきました。
一方で会社への愛想は尽き、次の案件で最後と心に誓います。


PMOとして最高の結果を出せた、2社目最後の案件

2社目最後の案件は、レガシマイグレーションPJのPMO(現場リーダーの支援)としての参画でした。
この案件の現場リーダーは、かなり裁量をくださる&優しい方で、すごくやり易かった印象です。

スピード感を感じながら、ルールやプランを練り、施策実行、施策修正、結果が伴い現場に感謝される。
PMOってこんなにやりがいがあり、楽しいんだと感じるとともに、皆から信頼いただけているという幸福感は、抱えていた病を完治させるには十分でした。

その後、チームの社員代替を務めていた、外資系ITコンサルの2名が退場することとなり、その仕事を兼務。
さらに、そのチームの重要PJが開始し、追加でPMOを兼務、3案件並行して担当することになりますが、なんだかんだ仲間の支援を借り、上手く回すことができ、さらなる自信に繋がりました。


遂に2社目を退社

現場リーダーは最後まで最高な上司でした。
会社を辞める際も、「会社の立場としての意見」と、「個人的なアドバイス」とを分けて話してくださり、私もこんな上司になれればいいなと感じたことを覚えています。
今の私があるのは、彼の現場に参加できたからであり、本当に感謝しています。

会社という組織自体が信用できないのでフリーランスの道へ
2月後半、残りの有給を消化しながら、フリーランスの媒体6つに登録。
3月初めに第2子誕生ということもあり、案件探しはのんびりと進めていました。

そんな中、今の会社RCIと出会います

いくつかフリーランス面談に参加する中、Wantedly経由で白川よりメッセージを受け取ります。
それは「カジュアル面談してみないか?」というシンプルなもの。

面談対策も兼ね、会社の代表とちょっと話してみようかな程度の軽い気持ちで、気晴らし程度と考え参加しました。


白川の親しみやすさと、強い思いに惹かれる

実際に、白川と会話すると、仕事の仕方や現場でのコミュニケーションをどうしているかで話が弾みました。
その会話の中でも、白川が本当に社員や仲間のことを大事に考えていることが分かりましたし、「エンジニアが正しく評価され、コストが届くようにしたい」という白川の強い思いは、前会社でそれなりにつらい思いを経験した私の心を動かしました。

その後すぐ内定をもらい、入社するかどうかしばらく悩みましたが。。。


案件アンマッチを減らしたい

この思いがあり、私はRCIへの入社を決めました。
エンジニアが案件を選ぶ際、会社側都合だったり、選べる案件がなく仕方なく・・・という場合もあるでしょう。
ですが、よくよく考えると、ITが進む昨今そんな状況おかしいと思いませんか?
もはや、古くないですか?

どうか世の中から、不幸なエンジニアが減っていきますように・・・

我々は「あらゆる案件と人材を1つに集積し、フェアに繋げられるプラットフォーム」を構築し、エンジニアがもっと自由に案件を選べるよう変えていきたいと考えています。



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【あとがき】
  一見、辛いエピソードに見えるかもしれませんが、2社目私にとって良い経験ができたと考えています。

  1案件目 自分の得意/不得意、そして限界を知り、鬱の辛さを身を持って経験することができた
  2案件目 PMOという初めての仕事に出会い、その仕事を理解し、自分に自信をもつことができた
  3案件目 PMOという仕事の喜び、工夫する楽しさ、仲間のありがたみを感じることができた

  この経験がなければ、RCIに出会うことはなかったでしょうし、「あらゆる案件と人材を1つに集積し、フェアに繋げられるプラットフォーム」にそこまで魅力を感じることもなかったかもしれません。

  弊社メンバーは皆過去や経験も異なり、プラットフォームへの思いもそれぞれだと思います。
  ですが、「日本のエンジニアを取り巻く、この環境を良くしたい」という気持ちで集ったメンバーです。
  そんな志を持つメンバーは、やっぱり優しい人ばかりで、もっと良い会社にしよう!と施策を一緒に考え、実行してくれるメンバーばかりです。
  スタートアップでまだまだ未熟な会社ですが、社員の人の良さは、病気をやらかした私が保証します笑

最後にこの記事を見つけ、読んでいただきありがとうございました。

あなたにも辛い過去があったかもしれません。

でも、その経験があるからこそ、この記事を開き、RCIのことを知るきっかけになったのかも笑

あなたの過去や経験が、信頼できる仲間と笑いながら「シゴト」をしている、そんな素敵な未来に繋がることを祈っています。


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RCIに手を貸すよって方がいれば、是非ご連絡ください。
カジュアル面談や、社員との交流を希望される方のご連絡もお待ちしています。

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