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【社員インタビュー】建築から、まちへ。人々が集うまちのブランディングをめざして(前編)

クオルで働く社員を紹介する「クオルメンバーBLOG!」第1弾は、クオルで「しかける」を担当するコンサルメンバー廣川祐子(2016年中途入社)に話を聞きました。

彼女は新卒でゼネコンに意匠設計者として入社し、オフィス・集合住宅・工場などの設計を担当。7年半の設計職に従事した後、クオルに転職した経歴の持ち主です。どんな想いでクオルに転職したのか、またクオルでどのようなことを経験しているか聞いてみました。

大きい建物をつくりたい!という子供のころの夢を叶えるために新卒入社でゼネコンへ!

Q.どんな学生時代を過ごしていましたか?

新宿の高層ビルに憧れた幼少期。建物づくりをしたい!という夢を叶えるべく大学では建築を専攻しました。しかし、建築学科の課題をこなす中で私が出す解はどうやら建築そのものではなく、まちとの関わりだったり、人が集う広場への興味だったり社会問題に対して建築を結び付けようとする方向にあり、今思えばすでにそのころから「建築の一歩先」へ興味の矛先が向いていました。まちづくりワークショップに顔を出したり広告代理店主催の学生コンペにも応募をしていました。

そして幅広い興味を持ちながら(言い換えれば、わき目も振らず建築家を目指す気持ちになれないまま)大学院では都市計画研究室にすすみ、大学のAUSMIPという交換留学制度でフランスのパリにある建築大学へ8か月間の留学をしました。ヨーロッパの街を歩きまわり、街の中や広場や運河沿いで人が寛ぎ街を楽しむ光景にくぎ付けになっていました。その後帰国し、就職活動。デベロッパーや都市デザインや広告代理店など他分野への就職を迷いに迷ったあげく、子供の頃の純粋な気持ちを思い出し、スーパーゼネコン設計部への入社を決めました。

Q.前職での経験や転職のきっかけを教えてください。

ゼネコン在職7年半の間にゴリゴリの建物設計屋として、また社会人として、仕事の段取りと進め方や立ち居振る舞い、戦略思考など非常に沢山のことを学びました。設計部や現場の優秀な上司・先輩方にとことん鍛え上げられ、今振り返れば超絶スーパーハードワークをこなしていました(笑)。6年目になったころ、初めて上司から担当プロジェクトを任され、建物ゾーニングから行政協議、基本・実施設計、工事監理の一通りを担当し、竣工写真を撮り終え、その時はまさに感無量でした 。そして、同時にふと別の気持ちを思い出したんです。

建築に対して「その先」にも興味があった学生時代の自分を。また、設計者として働いたからこそ分かった事実もありました。「建物やまちに関わる仕組みづくりをしたい。ここではできない」ということを。

社員数9,000名の企業から、たった10名のクオルの扉をノック

Q.クオルに辿り着くまでの経緯は?

さてどこで働こうか?と当時はそれなりに悩みました。なぜか発注者側のデベロッパーに行くことにも躊躇いがあり、「まちづくり・建築・人が集う、賑わう」という抽象的な言葉で会社を探していました。実は、私自身がWantedlyでの転職経験者になるのですが、当時クオルが募集していた、「次世代に残る都市開発を担うタウンディレクター募集!」というキャッチコピーにくぎ付けになったことを覚えています。(笑)「都市や街は、建物ができて終わりではなく、建物ができてからが、スタート。 QUOLは街を育てていく取り組みを街の人たちとともに推進しています」という言葉。それはまさに、当時私が探していた「建築の一歩先にある何か」を表現しているように思いました。そして思い切って、表参道にある事務所の扉を文字通り、開きました。


▲クオルのメンバー。月1回開催するランチ会では、フードコーディネーターさんによる手作り料理をいただきます!

Q.クオルに入社する決め手はありましたか?

表参道ヒルズの近くにあるクオルのオフィスは、それまで私が通勤していた高層ビルとは異なり、かつてカフェを運営していた面影を残した空間で、これまでの「ザ・大企業」では直接お話をする機会すらなかった社長が、デスクのすぐ傍にいるという環境は驚きでした。代表の栗原もかつて建築学科の学生であり、想いを絵に描けるということ、そして㈱森ビルであの六本木ヒルズのタウンマネジメントに関わった経歴があり、なにより50歳になっても夢を堂々と語る姿に感銘を受けて、私は入社を決めました。


▲自画の前で談笑する社長。社内はとてもフラットな組織で各人の意見を尊重し、意思決定が速い風土です。

大企業からクオルへの転職を決めた廣川。現在、「しかける」メンバーとしてどのようなプロジェクトを担っているのか、後編へこうご期待!

後半はこちら

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