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たった一人の“私”

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

問合せ先はABCDE@___.co.jp。担当者 ××課 ○○。○○さんという担当者は、一人でいったい何人の問合せに対応するのでしょうか・・・。

私の場合は社内の案件を担当することが多いため、最大で約5,000人のライフプランナー、営業所長、支社長の“担当”になります。私のから見ると1対5,000。しかし、私に連絡をする社員にとっては私がたった一人の担当者です。

時々社内で「あ、●●さん。いつもお世話になっています。」と声をかけてくれる人がいますが、「見覚えがあるけど誰だったかしら」と思ってしまうことが稀にあるのです。なんて失礼なことだろうと反省します。

自意識過剰な表現かもしれませんが、一瞬で私の存在に気がついてくれるほどに、相手にとって私はある意味“唯一”の存在なのです。


ライフプランナーが「お客さまにとって、担当者は自分だけ」という言葉を口にするのを幾度となく耳にしてきました。

日々、担当するお客さまの数は増えますが、お客さま一人ひとりにとって、自分がたった一人の担当者だという想いで向き合っているのです。

ベテランライフプランナーのOさんも以前このような話を聞かせてくれました。

ある日Oさんが奥さまと二人で食事に出かけた時のことです。後から来店した別の二人組がOさん夫婦の隣に着席しました。暫くするとその人から声をかけられました「Oさんですよね」。

Oさんは、どこかで見た顔のような気がすると思っていたそうですが、声をかけられて初めて自分のお客さまであることに気が付きました。

Oさんほどのベテランになるとお客さまの数は1000人近く・・・「とても覚えきれない」と言いたい数になりますが、「お客さまにとっては自分がたった一人の担当者だということをあらためて自覚した。」そうです。そして、その大切なお客さまに常に「見られている」という意識が大切である。とも。

一対多ではなく、お客さま一人ひとりと、一対一の関係。そのことを忘れてはいけないのです。

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