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CINO髙橋翔さんインタビュー|未来の事業を創造するCINOの仕事とは?

株式会社プレスマン CINO(Chief Innovation Officer)
一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事
髙橋 翔

NTT東日本にて11年間新規事業等に従事し、その間プロボノとしてベンチャー企業の設立経営に関与、世界初SNSブロックチェーンSTEEMのエバンジェリスト等を行い、アドバイザリーや講演を行う。2020年にWordPressを利用したシステム開発とメディア事業を行う株式会社プレスマンのCINOに就任。NoCoders Japan協会の理事を兼任し、NoCodeの発展に従事。

Twitter:https://twitter.com/showying_art

CINO(チーフイノベーションオフィサー)とは?

ーー 髙橋さん、本日はよろしくお願いします!まず、自己紹介をお願いします。

こんにちは、プレスマンCINOの髙橋翔です。

2020年プレスマンのCINO(Chief Innovation Officer)に就任し、今はNoCodeを世の中に広めるために、NoCoders Japan協会の理事や、NoCoderをつなげるマッチングプラットフォーム「NOCODO(ノコド)」プロジェクトの統括をしています。

ーー CINOってあまり聞きなれないんですが、具体的にはどんなことをしているのですか?

まずCINOは、Chief Innovation Officer(チーフイノベーションオフィサー)の略です。

CINOは米国において、シリコンバレーの企業並みのイノベーションを起こしたい会社や、組織の間で人気が高く、注目されているポストです。

プレスマンのCINOは、未来につながる面白そうな人や、もの、ことを見つけて形にする役割を担っています。

ーー なるほど!人や、コトなど、技術に限定せず、未来と接続させていくんですね。

そうです。今って、個にエンパワーメントが向いているので、色々なものに対して余裕が出てくる人が生まれるんですよね。例えば、お金とか時間とか。

それによって今までよりも、他人のこと、社会のことに興味を持つ時代となると予想しています。

個のエンパワーメントが強い人は、コミュニティや周りとのつながりが大切だと考える人が多い。

だから、資本主義かつ稼げばいい、という考え方ではなく、余裕があるから俯瞰でき、社会貢献をして世の中に還元する。そういう優しい世界を作っていきたいと思っています。

プレスマンに入社したきっかけは?

ー 髙橋さんは、CINOとしてプレスマンに入社していますが、入社したきっかけや決め手を教えてください。

もともと、関口社長とは知り合いだったので、ふたりで色々なことを話す機会がありました。

その中で、社長が二代目になった時にIT化を進め、かなり早い時期からLowCodeであるWordPressでの開発に取り掛かっていたことを知り、社長やプレスマンという会社に対する洞察力を感じていました。

実際に誘いを受け、事業を創出する業務内容に魅力を感じたのも入社の理由のひとつですが、一番は考え方が自分と似ていたからですね。

ーー 考え方、ですか?プレスマンに対する「共感」でしょうか?

そうですね、共感です。

例えば、WordPressでの開発をしている会社はあまりいないのですが、そういう誰も選ばないところを攻めていく考え方に共感出来たのも、決め手のひとつです。

僕自身、競争しないところで戦う方が文化を築きやすいと思っています。トレンドを追うのではなく、我が道をいく、自分たちの道を切り開いていく。

共感できる面白い会社だと感じ、入社を決めました。

CINOとしての接続第一弾!なぜNoCodeなのか?

ー 今、注力しているNoCodeについて詳しく教えてください。そもそもなぜNoCodeに興味を持ち始めたのですか?

僕はもともと、クロスコミュニティが大好きで様々な領域の人たちとサービスや事業を起こす話をしてきました。

ただ、組織でそれぞれの役割を決める時にうまく行かないことも多かったんです。

一人一人が責任感を持ってやれれば良いのですが、そうはいかずに一定のメンバーに役割が偏ってしまったり、逆に平等に分担をすると自分が得意ではないこともやる必要が生じてしまい、スムーズに進行しないことがありました。

そういう役割も仕事であれば上手くまとまるかもしれませんが、仕事ではないコミュニティだと結構進まなくなることがあり、危機感を持っていました。

ーー たしかに。プロトタイプを作るにも、組織にエンジニアがいなければ自分で勉強するか、外部に依頼する必要があるので時間もコストも掛かってしまいますね。

そうなんです!そして悲しいことに、コストが高いとどんなに素晴らしい企画やアイディアだとしても、その時点で終わってしまうのです。

そういった課題に対して、NoCodeはそれらを切り開くソリューションになる。

コミュニティで形にしたいものが、コストを抑えて、スピーディーに、解散せずに実現できる。そういう世の中したいと思い、NoCodeに注目しました。

NoCodeは世界をどう変えていくのか?

ー NoCodeは、世界をどう変えていくと考えていますか?

NoCodeが広まることによって、今までよりもニッチなものが溢れる世界になってくると思っています。

今までは、お金が稼ぐこと以外は形になりにくい風潮が強かったのですが、NoCodeはお金を掛けずスピーディーにサービスを作れるので、とにかく面白い!形にしてみたい!というものが、溢れていくでしょうね。

ひとつ例を挙げると、明治大学の学生が作った学内サークル情報が見れるアプリ「Mei-Mei」。アプリ単体で17万PVもあるらしいのですが、実はこれもGlide(NoCodeのサービズ)を使い、1〜2週間で開発しているそうです。

ーー すごい!人の役立つアイディアがすぐに形になるのが、NoCodeの良いところなんですね。

はい。他にも、普段はあまり関わることのないコミュニティを結びつけ、アイディアを加速させることも期待しています。

例えば、過去にはアーティストとテック系の人を掛け合わせる試みをしたことがあります。アーティストは発想や表現が豊かな一方、プロダクトとして実現する術を知らない人が多い。

逆にテック系の人は、技術をはじめ実現する術はわかるけど、お金もかかるしアイディアはそこまで持っていないことがある。

そういったマッチングが進んでアイディアが形になれば、もっと面白い世界になると思います。

もっとNoCodeを広げるために協会を設立

ーー NoCodeを広げるために、今どんなことを行なっているんですか?

今進めているのは、プレスマンが後援となり、立ち上がり始めたNoCoders Japan協会と、NoCoderを繋げるマッチングプラットフォーム「NOCODO(ノコド)」です。(現在開発中)

ーー ふたつのプロジェクトが進行しているんですね。NoCoders JAPAN協会ではどんなことを行なっているんですか?

NoCoders JAPAN協会は、例えばNoCodeの普及・啓蒙に伴う企画などを開催しており、直近だと、12月5日に「NoCodeサミット 2020A/W」を開催するので準備を進めています。

このイベントは、ひとつの主体で盛り上げるのではなく、色々な主体と絡ませてもらいマルチベンダーでやるために考えたイベントです。今後協会はこのようなマルチベンダーでNoCode(ノーコード)を盛り上げる組織にしていきたいと考えています。

ーー 面白そうですね!サミットは定期的に実施していくんですか?

現段階では、3〜4ヶ月に1回程度の実施を予定しています。

日本海外含む色々なベンダーをお招きして、初心者の人にも分かりやすいよう、噛み砕いた内容でNoCodeを伝えて、広げていければと思っています。

今後も「未来に誇れる発明を支援する ー Tech For Good ー」をミッションに、NoCodeを広めるイベントや企画を積極的に行なっていくので楽しみにしていてください。

NoCoders Japan協会:https://www.no-coders-japan.org/

NoCodeサミット 2020A/W:https://nocodo.net/event/event-373/

髙橋さんにとってNoCodeとは?

ーー 最後に、高橋さんの今後の目標を教えてください。

未来・新市場・既存事業。

冒頭でも紹介した、この3つの丸をスムーズかつ、連続的に生み出すことが目標です。


プレスマンとして、ベースの事業を行なって安定した収益を確保しつつ、どんどん新しいものに挑戦しそれを事業として、世の中へ生み出す。

その第一弾として、NoCodeを成功させるために頑張っていきます!

ーー 未来を結びつける事業の連続創出、とてもカッコいいですね!本日は、貴重なお話しありがとうございました。

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