POL創業メンバーでもあり執行役員兼開発責任者として第一線で活躍している、岡田健太郎(おかだ・けんたろう)さん。経営にも携わりながら、経験の少ないメンバーも多く在籍するエンジニア組織を率いて日々奮闘しています。成長フェーズにあるPOLでのやりがいや、一緒に働くメンバーへの思いなど様々なお話を聞きました!
課題解決とイノベーションにより『僕たちにしか創れない未来』を目指す
ーーPOL立ち上げに込めた思いを聞かせてください
僕たちの生活は、研究発のイノベーションによって格段に良いものになってきました。しかし現状は、研究を取り巻く環境に無数の課題があり、科学と社会の発展は危機的な状況にあります。また、多くの理系大学院生は研究で手一杯になり、就職活動に割く時間がないなどの問題を抱えています。それゆえ、自分の研究が活かされる業界や企業に出会えない学生がいます。
代表の加茂と出会いPOLの目指す未来に魅かれ、それまでなかった“優秀な学生”と“彼らが活躍できる企業”の最適なマッチングができるようなサービスを「自分たちで創ろう」と思い事業を立ち上げました。
ーー組織が少しずつ大きくなっていく中で、印象に残っている出来事はありますか?
就業規則をみんなで決めたことですね。
ちょうど去年の今頃(2018年8月頃)の話ですが、これはある一定成長したスタートアップでしか経験できないことでしたし、会社の今後に関われたことがとても嬉しかったのを覚えています。それまでにジョインしてくれたメンバーや、これからのPOLで一緒に働いてくれるメンバーにとって大切な就業規則を考えられたのは面白い経験だったなと思います。「これから更に組織も事業も成長させていくぞ」という想いがより強まった経験でしたね。
「創ったものが絶対に使ってもらえる」エンジニアとしての幸せ
ーーPOLのエンジニアだからこそ感じる幸せはありますか?
創ったものが100%の確率で使ってもらえることですね!
POLでは、ユーザーさんやクライアントさんの声を聞き、社内のメンバーそれぞれが意見を出し合う弁証法で創るものを決めていきます。(弁証法はこちらを参照:https://note.mu/koichi_miyazaki/n/n29abe0c873f6)
メンバーみんなで考え出したアイデアを形にするので、ユーザーさんやクライアントさんに「確実に届けよう・使ってもらおう」と営業・CS・マーケ各部署のメンバーがとにかく尽力してくれます。また、彼らがお客様から直接フィードバックをもらうことによって、さらに良いサービスにしていくことができます。
エンジニアとして、創ったものが100%の確率で使ってもらえ、フィードバックの声も聞こえるのはとても幸せなことだと思います。
ーー頑張って創ったものが実際に使ってもらえるのはモチベーションにもなりますね。では、上の立場ならではのやりがいは何ですか?
POLには上下関係があまりないという前提なのですが、開発部の長としてのやりがいは、大きく2つあり『前に進めること』と『組織づくり』です。
僕は“技術=術(すべ)”でしかないと思っています。技術を用いて何をしていくのかという発想こそが大切なので、「技術を用いて事業を前進させる、会社を前に進める」ことにやりがいを感じますね。また、『前に進める』ために必要不可欠になってくるのが『組織づくり』だと思っています。事業や会社を前に進めるためには、技術以外にビジネスに染み出していかなければならないですし、非エンジニアも含めた組織全体を強くしていかなければなりません。大変重要な役割を担っているため、やりがいと同時に責任も感じています。
開発チームをリードし、事業・会社を大きく前に進めてほしい
ーー若いメンバーが多い印象がありますが、開発チームが今抱えている課題は何ですか?
「中間層のマネジメント能力をどうやって上げていくか」ここが課題だと感じています。
現在の開発チームは、インターン生も在籍しているため比較的若いメンバーが多いのですが、エンジニア経験のほとんどないメンバーから経験を積んできたメンバーまで、色々なタイプの人が集まっています。若いメンバーも多く在籍しているため、技術を用いて開発チーム全体を『前に進める』いわゆるテックリードの不足が課題になっています。
技術=術でしかないと思っていますが、その術の引き出しを多く持つことが組織力向上になり、事業も大きく前進し、それが会社の前進につながるのは間違いないので、チームの技術力を底上げできるテックリードの不足が大きな課題だと感じています。
ーーなるほど。ちなみに、若いメンバーの育成面で大変なこと・楽しいことはありますか?
正直なところ、頑張るメンバーが多いので大変だと思ったことがないんです。沢山の選択肢がある中でPOLを選んでくれたわけですが、「ここで最上の経験ができているのか」と心配になることはあります。
僕は経験が浅いメンバーであっても開発責任者に抜擢するなど、チャンスを与え、まずやってみよう、そこで何が足りないのか自分で発見して成長してほしいと思っています。POLはスタートアップということと「全員経営者」という考えを持っているため、組織や人に頼るより、どれだけ自分で前に進められるかを大切にしています。それに対してアドバイス・フィードバック・相談は何でもしますが、自分でどんどん考えて切り開いていってくれる人を育てたいんですよね。
今大学院に行きながらPOLで働いているメンバーがいるのですが、「どうやったらその人が最大限のパフォーマンスが発揮できるか。どのポジションでやっていってもらったらいいか。」というのが僕の中では大きなチャレンジでしたし、同時に面白みも感じています。『どうしたらそれぞれの理想実現のために最良の伴走ができるか』ということを考えるのが楽しいですね!
“確立されていない市場”の開拓を楽しめたら最高
ーー逆にPOLには合わないだろうなと思う人物像はありますか?
エンジニアだけではなく、前提としてミッション・ビジョンに共感し、ある一定の覚悟をもって入社してくれていると想定しているので、自分の意見がない人や自走力のない人には厳しい環境だと思います。敷かれたレールの上だけを走っていきたい人にとっては、存在意義が見出しにくいかもしれませんね。
僕は「自分で考えて一度答えを出し、アイデアを形にしてほしい」と思っているので、何事においても指示待ちな人は合わないのかなと思います。POLは「世の中にないものを自分たちで創ろう!」と全部署一丸となって頑張っているため、仕様まで自分たちで決めにいこうという気概のあるエンジニアさんだと嬉しいです。
ーーたしかに、みなさん積極的ですよね。では、一緒に働きたい人のイメージはありますか?
「世の中を変えたい」という強い思いを持った、ビジネスまで考えられるエンジニアさんがいたらいいなと思います。
今提供している『LabBase』やこれから開発する研究者用のプラットフォームを、どのように新しい技術を用いて創っていくか、エンジニアにしか出せない発想があると思うので、それを上手くビジネスに展開していけるといいですよね。あとは、僕ら全員の技術力を底上げしてくれて、悪いところを直してリードしていってくれる人と働きたいと思っています。
日本ではまだ確立されていない『LabTech(研究×テクノロジー)市場』の開拓を、楽しいとか面白いと思える人だと最高ですね!
ーー未確立な市場の開拓はワクワクしますね。では、最後にひと言お願いします!
上司の必須スキルって沢山あると思うのですが、(例えば、マネージメントスキル・リーダーシップ・フォロワーシップ能力など)全てを兼ね備えている人はそうそういないですよね。誰がフォローするかという話になりますが、そこはまさにPOLのバリューの一つであるGrowing Togetherだと思っています。なりたいキャリアのステップがあるでしょうから、将来的に目指していることを踏まえて一緒に考えていきましょう。
ーー会社や一緒に働くメンバーについて愛情いっぱいにお話する岡田さんが印象的でした。お時間をいただき、ありがとうございました!
10月2日(水)にエンジニア向けオフィス移転パーティーを開催します!
岡田とPOLのエンジニアメンバーはもちろん、POLの技術顧問陣も参加予定なので、興味がある方は是非お越しください!
「未来を加速する」社会的意義のある大きなミッションを掲げ、厳しい環境も楽しめる仲間を募集中!
POLでは当事者意識を持った仲間が、日々意見を出し合いビジネス・開発に取り組んでいます。現在、若手メンバーを一緒にリードしていってくれる仲間を募集中です!興味をお持ちくださった方、是非一度気軽にお話しましょう。