Java15年戦士の前野友美(まえの・ともみ)さんがPOLにジョインしたのは2019年4月のこと。エンジニアとして面白いプロジェクトを求める中で出合ったのがPOLでした。とはいえ、当初は別の業界を志していたとか。それなのにPOLに入社を決めた理由は何だったのでしょうか。今後の展望も合わせて聞いてきました!
1度は業界を離れたけど、再び戻ってきたらPOLと出合った
――まず、前野さんの今までのキャリアについて教えてもらえますか?
大学卒業後、受託開発をする企業にプログラマーとして3年間務めた後、ITコンサルの会社に転職して、10年弱Javaと向き合っていました。実はそこで一旦、IT業界からは離れていて。というのも、社会人になってからずっとコンピューターのことを考える仕事ばかりで、人と接する時間が少なかったんですね。もう少し、人と接して、人間らしく生きてみようかなと思い、4年くらい接客の仕事をしていました。1年間リゾートバイトをしていて、地方のホテルで接客をしていた時期もありました。
――すごい転身ですね!そこから再びIT業界に戻ってきたのはいつ頃だったんですか?
2015年です。しばらくは派遣スタッフとして働いていたんですけど、2018年ごろからは完全フリーランスで仕事するようになりました。
実は、当時から今に至るまで興味を持っているのがサイバーセキュリティの業界なんですけど、ここは、相当な知識や経験、実力がないと入れない業界なんですね。なので、ひとまずこの業界の会社を受けるために、転職サイトに自分の履歴書を掲載することから始めました。そしたらなんと、POLからスカウトをいただいたという次第です(笑)。
エンジニアとして、面白いプロジェクトに関わりたい
――別の業界を目指していたのに、POLに入社を決めたのはどんな理由からですか?
転職サイトに掲載されているPOLの求人ページを見た時に、「理系の研究室」というキーワードが多く見られたんですね。私自身は文系出身なので理系の研究室が何をやっているのかはよくわからないけど、アメリカでは産学連携のプロジェクトを立てていたり、関連事業をベンチャーが立ち上げたりしているのを記事で読んだことがありました。このようなことが日本でもできるのかもしれない、という可能性を感じたのが大きな理由です。グローバル性ですね。
私の中には、エンジニアとしてもっと面白いプロジェクトをやりたいという欲があります。実際にはなかなかそういう案件に出合うのは難しいのですが、POLの求人ページを見たり、面談で代表の加茂さんたちと話したりするうちに、ここだったら面白いプロジェクトを一緒に打ち立てられるのではないか、と思ったんです。
――入社してみて、実際面白いプロジェクトを打ち立てられそうですか?
はい。実は今、東大の先生方と協力してR&Dの技術戦略室でAIのプロジェクトを走らせています。まだ研究段階ですが、これを自社サービスに入れていこうという企画もあって、1~2年後くらいには実現していると思いますよ。
そういう新しいプロジェクトにも、手を挙げさえすれば企画段階から積極的に関われるのがPOLのいいところ。新しい技術に興味があるエンジニアなら、絶対楽しめるはずです。
技術という武器で、己に何ができるのか
――POLでの仕事の面白さややりがいはどういった部分ですか?
POLってエンドユーザーとの距離が近いんですね。例えば、企業さんに「製品をこういう風に直しましたよ」と伝えると、直接的に感想を教えてくれるんです。エンジニアが現場に行かせてもらうこともあります。なので、自分たちの仕事がきちんとお客さんの役に立っているという実感が持てる。それは大きなやりがいに繋がるし、私を含めメンバー全員の仕事への大きなモチベーションになっています。
社内メンバーに「これを直してください」って依頼される時も、「これを直すと、お客さんがこういう風に喜んでくれるから」と仕事に対する効果を明確に教えてくれるので、非常にやりやすいです。
――では、どういうエンジニアがPOLという会社を楽しめると思いますか?
技術という武器を利用して、社会に還元したいという気持ちを持っている方でしょうか。
私自身、技術というのは学ぶものではなく、武器にするものであるという考え方を持っています。もちろん、業務の過程で学ぶこともありますが、あくまでその武器を使って自分に何ができるかを考えることが大事だと思うんです。
POLはどんな立場の人でも意見を言える土壌があります。なので、エンジニアでも企画段階から関わってどんどん意見を言える。その環境を利用して、エンジニア以上のエンジニアになりたい、自分の技術を使って社会に還元したい、誰かに喜んでもらいたいという気持ちがある方なら、POLという会社を最大限に楽しめると思いますよ。
技術を追求するのではなく、技術を利用して仲間に寄り添うエンジニアでありたい
――前野さんは今、プロダクトチームをまとめる立場ですよね。POLに入社してご自身の中で何か変わった部分はありますか?
インターン生ばかりの12名をまとめているんですけど、メンバーのモチベーションの高さや成長したい欲、前向きさなどの刺激をすごく受けています。例え自分が落ちている時でも、みんなが頑張っているから私も一緒に頑張ろうって切り替えられるくらい(笑)。
正直私はこれまで、エンジニアという職種柄受け身が多くて、言われたことをそのままやるばかりでした。けど、彼らと向き合うようになって、もっとチームをよくしたいという気持ちがどんどん強くなっていっているのを日々感じます。
多分、その根幹にあるのは、もともと持っていた人が好き、成長して楽しそうにしている姿を見るのが好きという、私自身の思いだと思うんですけど、それが若い彼らを導く立場になって表に引きずり出されたのかな。
――前野さん自身、これからPOLで挑戦したいことはありますか?
エンジニア向けのプラットフォームを作りたいです。POLの主力事業であるLabBaseはあくまで学生向けのプロダクトなので、LabBaseを使った人たちが何年後かに使えるものを作れたらいいなと考えています。
これを作りたい理由はもう1つあって。それは、今POLにいるインターン生が立派なエンジニアになった時、次のステップに進める場を用意してあげたいから。
私は今、エンジニアとして技術だけを突き詰めるのではなく、人として誰かの成長を喜べる環境にいるのがすごく嬉しいんです。だからこそ、自分の思いに従って、やりたいことを1つひとつ積み重ねられたらと思っています。
いずれ私も、本来行きたかったサイバーセキュリティ業界に行くために、POLを離れるかもしれません。それまでは、「一緒にいる間は家族」という気持ちで、みんなに寄り添っていきたいですね。
――前野さん、ありがとうございました!
共に成長し、共に強いチームを作る仲間を募集中!
POLには、エンジニアとして技術を追求するだけでなく、プラスαを身に付けてエンジニア以上になれる土壌があります。己の技術を武器に、私たちと一緒に世の中に還元していきませんか?現在、複数の職種にて、共に働く仲間を募集中!少しでも興味を持ってくださった方、まずは1度気軽にお話しましょう!