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【社員インタビュー】実直な姿勢が正解につながる。Webtoon事業への譲れないこだわりと溢れる想い

昨今、大きな盛り上がりを見せるWebtoon市場。
人気作品はメディアミックスが進み、各社が鎬を削りながら制作に打ち込んでいます。
PlottもWebtoonでの拡大を目論むうちの一社であり、2024年春時点では鋭意リリースを準備中です。
今回は、Webtoon事業を率いるマネージャーのニークラにインタビューをしました。
SNSアニメで培った経験と成長著しい市場で戦う心得を伺いました。
ぜひご覧ください。

二ークラ
Webtoon事業部 マネージャー
1995年生まれ。法政大学卒業。
テレビ制作会社でADを1年間経験したのち、2020年Plottに第二新卒として入社。
入社1ヶ月で『秘密結社ヤルミナティー』の立ち上げを担当、その後YouTube領域にて複数IPのグロースを担当したのちにWebtoon事業部にアサイン。

がむしゃらにSNSアニメの成長に貢献し、次なるステージへ

ーーこれまでの経歴を簡単に教えてください。

神奈川県出身で、大学は法政大学に進学しました。大学時代はアルバイトをしながらお笑い、映画、漫画などのエンタメを膨大に摂取する生活を送っていました。新卒ではテレビ制作会社に就職し、ADとして勤務したものの3ヶ月で退職し、Plottに第二新卒として入社しました。入社後は、『秘密結社ヤルミナティー』の立ち上げのほか、複数のIPのプロデューサーを担当した後、Webtoon事業部の立ち上げに参画しました。現在は2024年夏のリリースに向けて制作を進行しています。

ーーどうして新卒で入った制作会社を3ヶ月で辞めたのですか?

元々はテレビ局の制作ディレクターやプロデューサーを目指していましたが、内定をもらえず、制作会社に入社しました。お笑いが好きということもあり、お笑い番組の制作を担当したいと思っていましたが、異なるジャンルの番組担当となり、業務内容も憧れていた世界とのズレを感じて退職しました。

ーーその後はどのようにPlottに入社したのですか?

退職後、若いうちからチャレンジできるスタートアップを中心に転職活動をしました。そして、広告代理店、営業会社など、5社ほど受けた一つにPlottがありました。面接に行ったところ、代表の奥野に「明日から来れますか?」と誘われ、その翌日から働き始めました。

ーー即決の決め手は何だったのですか?

奥野の存在が大きかったですね。狭い世界で生きてきたので、同い年でこれほど馬力があって、ビジネスの視座が高い人がいることに衝撃を受けました。また、まだまだ小さい規模だったので、自分でも力になれることがありそうだとも思いました。そして何より今後SNSアニメとともに会社が大きくなっていく予感がしました。

ーー入社後はどのような業務をされていたのですか?

最初は『混血のカレコレ』と『全力回避フラグちゃん!』のアシスタントディレクターとして、企画出しや制作進行のサポートをしながら業務内容を覚えるところから始まりました。2ヶ月後、考察系Youtuberのキリンさんのアニメ化作品である『秘密結社ヤルミナティー』の話が新しく進み、かねてから新規IPの立ち上げに関わりたいと思っていたため、担当を希望して当時の上司と一緒に立ち上げに参加しました。

ーーほぼ未経験での立ち上げは大変だったのではないですか?

本当に大変でした。ディレクターの役割ですが、人も足りなかったため、脚本から編集まで必死に担当しました。

ーーその後はどのようなキャリアですか?

チャンネルが軌道に乗った後は約2年間、全体のテーマや戦略も考えるなど、プロデューサーの役割を担当しました。また、並行して他のチャンネルや新規チャンネルのサポートをし、2022年11月からは『混血のカレコレ』を引き継ぎました。その後、現在のWebtoon事業部に異動になりました。

ーーどうして異動になったのですか?

Webtoon事業部の立ち上げに伴い、プロジェクトメンバーとしてアサインされました。SNSアニメを一通り経験し、新しいチャレンジを考えるタイミングでもあったので、ちょうど良いタイミングだったと思っています。

ーーWebtoonの業務に対してはどのように感じていますか?

いざ異動してみると、これまで漫画を読んできた経験も活きて、非常に楽しい仕事です。キャリアプランとしても、20代でSNSアニメを担当し、30代は漫画、40代はまた新しい領域へと、Plottの成長とともに新たな領域に移っていける可能性があるのも面白いと思います。

正解がない市場だからこそ、作品へのこだわりが正解につながる

ーーWebtoon事業ではどのようなミッション、業務内容ですか?

ミッションは、まずはWebtoon作品をリリースしてPDCAを回せる状態をつくり、いずれ大ヒット作品を生み出すことです。ポジションとしては、制作メンバーの取りまとめ役であるマネージャーの立場で、メンバーと一緒に企画を考えたり、制作の進行をしています。Webtoonの制作は、分業制をとっているため、従来の漫画編集より監督的な業務が多く、各工程は私がディレクションしながら進めています。

ーーSNSアニメとの違いは何ですか?

一番わかりやすいのは、市場からのフィードバック頻度ですかね。SNSアニメは動画を1本制作するのに数ヶ月かかるものの、制作しながらYouTubeのアナリティクス機能で結果の確認と方向修正ができます。一方、Webtoonは1作品リリースするのに約1年かかり、その時間軸でヒットする作品を企画する難しさがあります。この期間は、定量的なフィードバックの機会もないため、クリエイティブという曖昧なものを自らの手で解明しながら制作する必要があります。

ーー難易度がよく伝わりました。手応えを得にくい印象を受けますが、やりがいは何ですか?

正解を手探りで探す過程自体がやりがいです。Webtoonは未成熟の業界のため、決まり切った正解がまだありません。また、PlottがSNSアニメに参入した時と同様、市場には先駆者がいますが、どのようなアプローチで追いつき、追い抜くかを考えるのも面白いです。さらに、今ここで頑張れば、10年後には市場も拡大し、大ヒットを生み出すことができるだろうと夢が広がります。

ーー可能性にワクワクしますね。日々の業務で意識していることはありますか?

意識しているのは、Webtoonに限らず映画、漫画など、とにかくエンタメのインプットとアウトプットを継続し続けることです。特にWebtoonは、良いと思ったコマを保存し、いつでも見返せるように仕組み化しています。また、じっくりと1コマずつ読み、演出の背景やコマの理由を自分なりに言語化するようにもしています。市場からのフィードバックがないなか、ヒット作品をつくるためには、自分のなかでいくつも仮説を持つことが重要だと考えています。

ーーメンバーに対して意識していることはありますか?

監督的な立場であるからこそ、作品にこだわり、やりきる姿勢を見せることを意識しています。クリエイティブに納得できなかったら曲げずに意見を伝える、場合によってはひっくり返すこともあります。責任者である自分がこだわり切らないと、誰もこだわらない組織になってしまう恐れもあります。

ーー大ヒットを生むために必要な姿勢ですね。現在の姿勢を築くことにつながったエピソードは何かありますか?

影響として大きいのは、前述の『秘密結社ヤルミナティー』の立ち上げです。当時は、何のスキルも持ってない、ADを3ヶ月経験しただけの社会人でしたから、メンターからは考えた企画を何度も却下され、幾度となく指摘も受けました。ただ、今では激しい環境で磨かれた経験値が糧になっています。過酷な状況を一度乗り越えたことで、無理難題にも挑戦しようと思えますし、問題やトラブルが起こった際に、解決役として頼りにされる役割になったと思います。

量を質に転化させ、市場の半歩先を進む人気作品を生み出す

ーー今後の目標は何ですか?

個人的に目指している姿は、Webtoon業界No.1編集者です。あの人が編集すると、いくつもヒット作品が生まれると言われるような編集者になるのが目標です。事業面では、国内で作品数が最大の企業になり、そのなかで国内における人気No.1の作品を生み出すことを目指しています。そのためには、まずは量を重ね、PDCAを回して作品の質を上げていきたいと思っています。

ーー大きな目標を掲げるPlottにおける、ユニークな点はどこですか?

創業期から年齢や役職に関係なくフラットに意見を発言しやすい関係性はユニークだと感じます。誰に対しても「〇〇はどう思う?」と問う場面をよく見かけますし、どなたも返答を蔑ろにすることなく、まずは受け止めます。

ーー逆に、課題は何ですか?

そもそもまだWebtoon作品をリリースできていないことですね。強みであるSNSアニメの事例や実績のおかげで、ヒット後の展開には再現性がありますが、ヒットを生むまでが大きな壁です。また、直近でメンバーが増えているため、オンボーディングや早期の戦力化も課題です。今後、組織の拡大に伴って見えにくい部分で問題が起きていく可能性が高いため、手を打っていきます。

ーー課題は山積みですね。ログラインやビジョンについてはどのように感じていますか?

ログラインについては、Plottには後世に残る作品や自身が影響を受けたような大ヒット作品を生み出したいメンバーが多く、合っていると思います。ビジョンについては、私自身、Webtoonの企画においても、「Next Creative Studio」に則って半歩先を狙う作品づくりを意識しています。組織が拡大する段階で、キーワード※1も定まり、ちゃんとやり切っていこう、スタートアップとして成果を出していこうという意志が込められているのは、マネージャーとして有り難いですし、この文化を残していきたいです。

※1 キーワード:Plottにおいて共通で重要視したい3つの価値観「GRIT」、「LEVEL UP」、「TEAM Plott」を指す。

ーー今後、どのような方に仲間になってほしいですか?

エンタメ好きな方は勿論ですが、着々と真面目にラーニングできる方とお会いできると嬉しいです。前述の通り、Webtoon事業部は、PDCAをすぐには回せない分、実直に小さなことを積み重ね、言語化することで正解に近づけると思います。そして、さまざまな仕事をルーティンワークとしてではなく、楽しめる方が良いですね。

ーーありがとうございます。最後に記事をお読みの方に向けてメッセージをお願いします。

Plottは、エンタメに関わりたい、面白い作品やクリエイティブを生み出したい方にとって非常に打席数が多い場所です。特にエンタメ業界では、小さな挑戦を積み重ねることが大きな成果につながりやすいと思います。また、スタートアップでガツガツ頑張りたい方ほど、チャンスが回ってきやすい環境ですので、そんな方とお会いできるのを楽しみにしています。


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