1
/
5

新経営陣に突撃。第二創業の裏側と意気込みとは。

株式会社ペイミーは、2021年年初に「役員体制の変更に関するお知らせ」というプレスリリースを出しました。

代表取締役と取締役両方が社内からの新任ということもあり、両名の入社の経緯や就任の背景などをインタビューしました。


左:関根 江里子(せきね えりこ)
人材系ベンチャー企業から2020年2月にペイミーにCSとして参画。2020年10月に事業責任者、2021年1月に取締役に就任。

右:石井達規(いしい たつのり)
総合商社から2019年10月にペイミーに参画し、新規事業開発などに取り組む。2021年1月に代表取締役社長に就任。

ペイミーへの入社経緯

ーお二人とも、入社から一年前後での就任(!)ですよね。ペイミーへの入社経緯から教えてください。

石井)前代表の後藤とは大学時代の海外インターンシッププログラムの同期で、もともと顔見知りでした。彼がペイミーを起業する際も声をかけてもらってはいたのですが、当時私は総合商社の新卒1年目。まずはこの場所で成果を出そうと意気込んでいたため、真剣に検討するまでにはいたりませんでした。
その後、商社で2年半を過ごし、外で自分の力を試したい、と思ったタイミングで再度声をかけられ、事業領域も自分の興味とぴったりあっていたこともあり、入社を決めました。

関根)私は2018年に新卒でベンチャー企業に入り、忙しくも充実した日々を過ごしていたのですが、主に組織の在り方という面で、自分の考えと会社のミスマッチを痛感するようになってしまい...。

学生時代に多くの会社を見て、就活はやり切った上で前職を選んだので、自分の会社を選ぶ目にすっかり自信を無くしてしまったんです。なので、次はフリーランスで働こうかな、と動いていました。学生時代にDeNAの選考でお世話になった阿久澤さん(当時ペイミー人事)には退職の報告をしようとご連絡をしたところ、二人で三茶で飲むことに。そこで「ペイミーはどう?」と声をかけてもらったのがきっかけです。その後すぐに選考を受け、入社にいたります。

入社の決め手

ーお二人がペイミーに入社した決め手はなんだったんですか?

石井)大学時代のインターン先のバングラデシュで、お金がなくてその日食べていくことすらままならない人たちを多く見たことで、「お金」を軸に社会性の高いビジネスをしたいという強い想いはもともとありました。商社での2年半で、その場所でそれを実現するには長い時間がかかることも感じ始めていたので、スピード感のあるスタートアップでのチャレンジにとてもワクワクし、飛び込むことを決めました。


関根)私も、事業領域への共感が大きいです。両親がお金に苦労してきた姿も見てきましたし、私自身、大学の学費を自分で捻出するのでいっぱいいっぱい、日々の生活に困ったこともありました。「手軽に給与を前払いできる」というペイミーの提供価値を、もっと広げていきたいと思いました。
組織面では、良い意味でペイミーはまだまだ未熟だというのも燃えましたね。カオスではあるけど、自分の頑張り次第でいかようにも変われるという可能性に魅力を感じました。

大企業からスタートアップへのキャリアチェンジ

ー石井さんは大企業からのスタートアップということで、仕事の進め方にギャップを感じたことも多かったのでは?

石井)入社を決めるまではめちゃくちゃ不安で、意思決定するまでにとにかく材料集めをしようと、いろいろなMTGに出させてもらったり、経営陣を質問攻めにしたりしました(笑)。その段階で、成果を出していけそうだと手応えを感じたことや、一緒に働くメンバーを信頼できたことで、実は入社のタイミングでは、ほぼ不安はありませんでした。

入社後は、既存事業における新しいスキームの立ち上げや、新規事業開発に取り組んでいたのですが、そこで、スタートアップは大企業と違い「自分の頭で考えて、問いの定義からしなければならない」ということを強く学びました。
それを意識するようになってからは、経営陣の事業方針に恐れずNOと言うこともありましたし、自分の意見によって事業戦略が変わる経験もしました。大企業では中々味わえない「自分の意見の重み」を実感し、どんどんスタートアップ的な働き方にのめり込んでいきました。

▲当時、新規事業開発チームでのMTGの様子

CS担当から8ヶ月で事業責任者に

ー関根さんは入社直後から大活躍で、ペイミーの救世主という印象です。

関根)入社当時のペイミーは、リソース不足もあり、カスタマーサクセスが機能していませんでした。お客さまへの訪問も謝罪が中心。このままではいけないと、自発的にカスタマーサクセス立ち上げのための中期計画を組んだり、研修プログラムを社員に実施したりしていました。そういう動き方をしていたら、次第にCS全体を責任者として見るようになり、10月には事業責任者という立場になりました。
前職ではCRMの立ち上げを経験していたのですが、CRMは、マーケや営業など、様々な組織の動きを俯瞰して戦略・戦術を立てる必要があります。前職での経験が、ペイミーの事業を俯瞰して見る動きにつながったのだと思います。

私は、「もっとこうした方がいいのに!」と思ったら、動かずにはいられないタイプです。それであれば、事業の数値全体の責任を持つ立場で推進したいと、事業責任者は自分から「やりたい」と手を挙げました。

▲学生向けイベントのメンターも、入社直後に務める活躍ぶり

就任の経緯

ー6月に石井さんがCFOになった背景には、ペイミーで大きな動きがありましたね。

石井)はい、新型コロナウイルスの影響で、Payme事業の成長が停滞してしまうような状態となりました。それまで描いていた成長戦略の実現が難しくなったことで、新規の開発をストップしたり、自分が責任者として仕込んでいた新規事業のリリースも延期したり、会社として苦渋の決断が多くありました。当時の私は、「外部環境に左右されない強い会社にするために、自分にもできたことがたくさんあったはずだ」と、深い後悔の念が残りました。前任のCFOが退任し、自分が後任のCFOとして経営陣の一員になったことで、よりその思いは強くなりました。

ー今回の代表就任は、その思いが反映された形ですか?

石井)会社と事業の成長を第一に考え、議論を重ねた結果、自分が適任という結論に至りました。私の座右の銘に「自分の価値を自分自身に対して証明する」というものがあるのですが、それに直結するのは目の前にある課題に逃げずに愚直に取り組み、解決することだと考えています。ペイミーの未来を背負うことは、相当の覚悟が必要でしたが、それでもやってみたい、自分ならばできる、と思いました。

事業全体を見ているのは関根さんで、彼女の功績で事業構造が健全になり、実際に目標も達成できていたので、COOは絶対関根さんにお願いしたいと心に決めていました。正直断られたらかなり決意が揺さぶられたのですが、二つ返事で「やります」と言っていただけて、非常に心強かったです。

関根)石井さんから「話がある」と言われたときは、私なりにいろいろなシナリオを想定していました。この半年、会社が大きく変わっていく中で、私自身が何のために頑張るのか、ということもずっと考えていました。その時に「どうせ神輿を担ぐのなら、心から納得できる人の神輿を担ぎたい」という自分の気持ちに気づいたんです。石井さんであれば、全力で力添えをしたいと思えました。
また、私ごとですがこの秋に父が亡くなったことが非常に大きかったです。非正規雇用の仕事で私をなんとか大学まで行かせてくれたこともあり、金銭的に苦労もしていた様子を昔から見ていました。そんな父に何もしてあげられなかったという後悔の思いから、改めてPaymeというサービスへの気持ちが強くなりました。

代表とCOOの役割分担

ーお二人の関係性や、役割分担についても知りたいです。


関根)私と石井さんは、パズルのピースが噛み合うように、スキルや経験値、強みが違うと思います。石井さんは経営目線、私は事業目線といった棲み分けができています。
私は事業計画達成のためのHOWをできるだけ多く積み上げて、足元を固めるのは得意ですが、ファイナンスや経営については経験がありません。そこを石井さんがしっかり見てくれているのはとても心強く、私も安心して背中を預けて走れると思っています。

石井)この前関根さんに言われて納得したのは「自分は攻めで、石井さんは守り」という言葉。自分も守っているだけのつもりはないですが、関根さんの突撃力は凄まじいので、関根さんが攻めてくれるなら、自分は失敗し得る要因を徹底的に考え潰していくような守りに徹しようとも思っています。

これからのペイミー

ー今後のペイミーについて、お二人がどうしていきたいか教えてください。

石井)ペイミーには創業時から素晴らしいミッションがあります。自分もそれに惹かれて入社しました。でも、それが体現できているかというと、まだまだだと思っています。
私のテーマは有言実行。ミッションやビジョンが一人歩きするのではなく、きれいごとを言うなら本気できれいごとを実現したい。そのために、事業の本質的価値や収益構造なども、大きくテコ入れして、価値の対価として健全にお金を支払っていただけるような仕組みを作っていきたいと思っています。

関根)石井さんに近いのですが、個人的なテーマは「地に足をつけてビジョンを描く」です。スタートアップは往々にして「超現実主義」か「超ビジョナリー」かの二者択一になってしまいがちですが、その二つは絶対共存できると思うんです。目の前のお客さま一人ひとりに向き合いながら、その先にある、事業自体の未来も描いていく、そんな一年にしたいです。

あと、可能な限りオープンな会社にしていきたいです。私自身も、ペイミーも、まだまだ未熟です。今以上に社外の知見をお借りして、一歩一歩進んでいく必要があります。今後も応援してもらえるように、自分たちのことはオープンに語っていきたいです。

ペイミーが変わること・変わらないこと

ー経営陣が交代することで、ペイミーが変わること・変わらないことってなんだと思いますか?

関根)ペイミーの行動指針には「尊敬・突撃・優勝」という言葉があります。この言葉、日常的に社内で使われるんですよね。みんなが共通の言語や価値観で語れる組織文化って、すごく強いと思います。ワーディングは変わるかもしれませんが、皆が同じ方向に向かうカルチャーは維持したいです。
変えていきたいところとしては、今までのペイミーは勢いはありましたが、悲観の視点が欠けていたとも思います。悲観的な材料にも目を背けず、考え抜いて足元を固め、その上で決めた方針には全力ポジティブに走りきる、そんなチームにしたいです。


石井)私は元々だいぶ悲観主義な人間なので、すごく共感しますね(笑)。京セラの創業者、稲盛和夫さんの言葉に「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」というものがあるのですが、ビジョンは大きく、足元は考え抜いて、大胆に実行できるようにしていきたいです。
Paymeが給与前払いのブランディングを変えたことはすごく誇らしいと思っていて、引き続き、前払いを手軽に、みんなにもっと親しみやすいサービスにしていきたいです。また、ミッション達成に必要な前払い以外のピースについても、本格的に着手していきます。

ー石井さん、関根さん、ありがとうございました!

【編集後記】

石井さんは「超がつくほど真面目な人」、関根さんは「驚くべき意志の強さを持つ人」という印象でしたが今回お話を聞いて、よりその印象を強くしたとともに、さらに頼もしさが増したと感じました。
2020年のペイミーは、コロナの影響もあり大変なこともたくさんありましたが、2021年のペイミーは、創業当時からの魅力的なビジョンや組織カルチャーの強さはそのままに、事業を強化する1年にしていきます。

株式会社ペイミーでは一緒に働く仲間を募集しています
13 いいね!
13 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
このストーリーが気になったら、直接話を聞きに行こう