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【ノベルコラムVol.7】チームの輪

「働く」にこだわるノベルワークスが「働く」を楽しむためのビジネスコラムを展開していきます。

第7回のテーマは

「「ごめん、ありがとう。」がチームを救う」

です。


いやぁ~~、始まりましたね。
平昌オリンピック!!!!

普段ほぼテレビを見ない生活をしているので、気づいたら開会式が終わっていて、
せっかくの式典をオンタイムで見れませんでした〜(TT)
次回、東京オリンピックはリアルで開会式をみたいものです。

五輪と言えば、五つの輪が共に重なりあうシンボルマークですが、
これを知らない人はいませんよね。

今回は「五輪の輪」になぞらえて「チームの輪」について考えたいと思います。
きっかけを頂いた、相談から私なりの見解を書いていきたいと思います。

========以下頂いたご相談から一部抜粋========

株式会社ノベルワークス 満村様

はじめまして。
いつも、熱いコラムを楽しみにしています。
今日は、満村さんに相談してみたいことがあって勇気を出してメールをしてみました。

私は、自分の仕事に自信が全然もてません。
同じ時期に入社した同僚は、チームに馴染むのもうまく、仕事を覚えるのもすごく早く正直焦ります。
自分がみんなの足を引っ張っているのではないかと思うと、とても悲しくなり、余計にチームに馴染めません。
どうしたらチームの一員になれるのか悩んでいます。アドバイス頂けると幸いです。
===========抜粋終了==============

はい、真面目でがんばりやさん、コツコツタイプに多い悩みですね。

特に横並びを気にする方は、こういった悩みを持っている方が非常に多い。

日本は、生まれたときから平準化、平均化の文化が色濃いので大学に入るのも、卒業するのも、就活してサラリーマンとして入社するタイミングすらぜーんぶ一緒のタイミングであることがほとんどです。

おまけに、小さい頃から、勉強する内容も、そのタイミングも、同期の昇進や評価までまあまあ足並みが揃えられているので、どうしても横並びが気になってしまうんですね。

チームにおいても、自分はリードしてどんどんひっぱるタイプじゃないことは気にならないけど、
そこそこ足を引っ張らずについていけているかは気にする。

そんな方、非常に多いです。

平準化のあまり、加点ではなく、減点主義の中で育ってきたので自分のできていないところが気になり、焦っちゃうんですね。


そういえば、我が家ではこんなルールがあります。

うちの奥さんは、週末に家の掃除や洗濯をしたいし子供と遊ぶのは苦手なので、
子供を遊びに連れて行ってクタクタにするのは私の役割。

一方で、私は毎日夜遅く帰ってくるし、子どもたちの勉強をみっちり見るのは苦手なので、そこは奥さんの役割。
奥さんにはご飯の用意をしてもらったり洗濯はしてもらいますが、お皿を洗ったり、金魚の水槽の清掃や洗車は私の役割。

そうなんです。

我が家はそれぞれの得意・不得意・好き・嫌いに基づいて業務を分担していて、業務の重なりがあまりありません。

でも、だからこそ家庭の仕事がうまくまわっている気がします。


なぜか。


それは、自分があまり得意でないことを他人にしてもらっていると、相手に対して罪悪感が自然発生し
「ごめん。ありがとう。」という気持ちがうまれるから。

自分ができないことを相手にやってもらっているぶん、他にできることはないかな、と気にするようになります。

チームなんだから、全員が同じレベルで同じ業務をできる必要はない。
得意な人が得意な領域をそれぞれやったらいい。
全員が同じレベルで同じ業務をするほうが「業務分担」という概念においては、ある意味非効率な場合がある、ということです。

だったら、自分は家事より子供と遊び回るほうが得意!と割り切ってそれを追求するのもアリかと思います。
一方で、それができないことを相手に対しては申し訳ないという気持ちを持ち続け、
どうやったら他でチームにもっと貢献できるのか、探し続けるのです。
掃除機くらいやって貢献しなきゃ。。。
土日のご飯は作るぜぇ~!とかね。

ここで重要なのは、業務を分担するときに、私は月火水と皿洗いするからあなたは木金土って皿洗いしてや、ってしないほうがうまくいくってこと。


これだと、チームへの貢献が同じレベル・量なので相殺されてしまい、「申し訳ない気持ち」が発生しなくなってしまいます。

ある程度、お任せしてしまって相殺できない状態にすることで、それぞれが違う領域で活躍するのです。

この仕組み、実はビジネスにおいてはものすごく重要で、自分がチームに対してどういう貢献ができるかなんて人によって全然違う。

だからこそ、チームは強くなり様々な有事にも対応できるようになるのです。

だから、今回相談してきてくださった方も、「相手と比較した自分のできないことに注視するよりも、
自分ができることの中で、いかにチームに貢献するか」を考えられたほうが、組織に貢献できるんじゃないかと思いました。

そう。

適材適所で個のスキルを最大化する。(加点を伸ばす)

ですね。

組織への貢献って、目に見える業績だけではありません。
チームメンバーが働きやすくなるように、いつも場の雰囲気に気を配る「おかん」がいるとか、
困っている人がいたら率先してフォローに入ろうとする「お節介焼き」がいるとか、

技術的なスキルだけでなく、目に見えない貢献だって、大切な仕事なんです。

だから、自分がチームに貢献できることは何かっていうことにフォーカスしていきましょう。

大切なのは「仲間を信頼」し、「自分の武器」を最大化することです。

ここで五輪のシンボルマークをもう一度思い浮かべて下さい。


そう、五輪の輪だって、重なっている部分もあるし重なっていない部分もあるでしょ?
それぞれの輪は色も違うし、場所も違う。


でも、一つ一つが「チームの目的にいかに貢献するか」を意識すれば、

決して、輪のつなぎめが外れることはないのです。

輪の重なりも大事。
でも、
輪の重なってない部分もチームにとっては大事。

どんな形であれ、自分は輪の一つだとチームにコミットすればするほど、結果を出したときの喜びはひとしおです。

自分をワクワクさせれるのは自分だけ。
組織での役割も自分の取り組み次第。

さあ、「熱く働く」一歩を踏み出そう。

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