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オンライン全社イベントを開催しました!フルリモートでできる、ニジボックス流イベントのつくりかた

ニジボックスの初チャレンジとなるフルオンラインでの第11期上半期キックオフ&10期ニジボックスアワードを開催いたしました!

企画制作からイベント運営まで、全社イベントの完全オンライン実施に挑戦しました

ニジボックスを含めリクルートグループは、新型コロナウイルス感染拡大のリスク回避のため、現在リモートワーク推奨で業務を行なっています。

この時期は以前ですと、期はじめの社内イベントのシーズンとなっていました。
先の見えない情勢下でしばらく開催を見送っていましたが、「常に新しい試みにチャレンジし続けてきたニジボックス」として、今回はフルオンラインでの開催に挑戦しました!

今回のイベントでは運営スタッフの感染リスクも避けるため、企画、制作、実施まで、全てのプロセスをフルリモート環境でおこなうことにしました。その制作過程も含め、ニジボックスの全社イベントの中身をご紹介します!

すべてオンラインでできるのか? ニジボックスならではの強みを生かしたイベント制作

イベント設計にあたっては、現在世の中で実施されている事例も参考にさせていただきました。
みなさん、ほんとにさまざまな工夫を凝らされていて、とても勉強になりました。
オンラインのイベントに活用できそうなツールも多種多様なものが紹介されていますが、その中から今回のイベントの開催条件にフィットしたものをチョイスしました。

【今回のイベント開催条件】
・社内イベントですので、視聴権限を社員に限定できること
・運営スタッフもリモート環境なので、企画会議や開催時の連携がとりやすいこと
・全社員150人がストレスなく利用できる配信環境
・ライブ参加感と高画質の動画視聴が両立できること

運営スタッフ全員で悩みながら考えた結果、今回はこちらの構成になりました!

イベント開催形式
ライブ配信+動画コンテンツ

選択理由としてまず、ニジボックスは動画に並々ならぬこだわりを持っていること。
そして、キックオフやプレゼンテーションをはじめとする、会社方針やナレッジを共有するためのコンテンツを、ニジボックスクオリティーの動画としてメンバーに届けたい!という制作スタッフ一同の強い想いがありました。オンラインMTGツールの画面共有機能だけでは、実現不可能なことがわかっていたため、新たな試みとしてライブ配信サービスと組み合わせることにしました。

使用システムはこちらの概念図とあわせてご覧ください。

視聴形式
「Microsoft Stream」
もともと、ニジボックスを含めリクルートグループがOffice365を利用しており、視聴権限の管理に組織のグルーピング情報をそのまま使えたため選択。

運営・登壇
「Google Meet」
メンバーが通常の業務ミーティングで使い倒していることもあり、システム信頼性から選択。

配信
「OBS Studio」
ライブ配信するリソースの切り替えや結合のために利用。現状オンラインライブ配信におけるデファクトスタンダードともなっていますね。

コンテンツ
オープニング、キックオフ、アワードなど、イベントのメインコンテンツをニジボックスの動画チームが制作しました。

制作MTG〜司会・登壇
「Google Meet」
上記の理由から、イベントのメイン会場ともなっています。(後述しますが、メンバー緊急召喚によるサプライズ要素としても機能)

ライブコミュニケーション
「Slack」
制作中のコミュニケーションはもとより、イベント中のリアルタイムな盛り上がり場所としても大活躍でした。

こちらは「調整室」にあたる、配信を担当した運営スタッフのデスクトップです。
司会者をはじめ、複数のメンバーのパフォーマンスをここでミックスしてライブ配信しました。異なるソースを同時にオペレーションするので複数のモニターをアレンジするなど、実用アイデア満載ですね。

司会者の舞台裏はこんな感じです。ご家族に撮影してもらったそうです。
カメラ目線になるように台本の位置を調整しているところにプロフェッショナルの流儀を感じます。

オンラインコミュニケーションでの工夫

冒頭でもお伝えしましたが、今回はイベントの企画から実施・運営までのすべてのプロセスを、一度もオフィスに出社せずリモートで連携しながら制作しています。そのための工夫として、各種のツール単体の機能に頼りきらず、必要に応じて連携させながら活用しています。

例えば、
企画制作段階では、オンラインMTGで発散した内容をSlackで検討し、Googleスプレッドシートで整理共有しつつ制作進行管理を行なったり、実際のイベントに際しては、Googleスプレッドシートで共有されている進行表や台本をGoogle Meet上に作った「バックステージ」で確認しながら、キュー出しなどのタイミング合わせをしたりしています。

ここまで、ご説明していて思ったのですが、これってTVなどのマス放送メディアの制作のスタイルととても似かよっていますよね!
制作スタッフ間でも「これ、TVみたい〜!」と盛り上がる場面もありました。

さながら、
プロデューサー、放送作家が控える調整室はGoogle Meet + OBS Studio。
司会者と出演者がパフォーマンスするステージはGoogle Meet。
視聴者が番組を楽しんだり、リアクションをしたりする場所がMicrosoft Stream + Slack
という、イメージでしょうか?

こちらはリハーサル時の配信側のデスクトップです。Google Meet上に台本と配信時の出力画面を同時に表示させて、キュー出しや進行スピードのタイミングを合わせて行きます。

オンライン配信の課題

ライブイベントのフルオンラインオペレーションに初チャレンジをしてみて突き当たったのが、ネットワーク状況によるタイムラグです。
また、全社イベントですので、参加した全員がリアルタイムに一体となって盛り上がれる事も必須となってきます。
通信環境に依存しますので精緻な値ではありませんが、スタジオ側のGoogle Meetとメンバーが観ているMicrosoft Streamでは大体20〜30秒くらいのタイムラグが発生しました。

もちろん、ここでもひと工夫しています。
ラグがあることはリハーサル時から判明していたので、司会者の進行トークの合間にある程度バッファを持たせ、その時間はプラスの盛り上げ要素として、司会者のフリートークタイムとしました。
それに加えて、イベント実施時間中はSlackの専用チャンネルを設け常時みんなでワイワイ盛り上がれるようにしたので、間をもてあますこと無く楽しめるイベント進行が実現できました。

ニジボックス第11期上半期キックオフ・10期下半期アワード授賞式

さあ、ここから、ニジボックスの社内イベントについても中身を一部ご紹介いたします!
公開可能な限りビジュアルも掲載いたしますので、参加した気分でお楽しみくださいね。

今回のイベントは、オンラインでの初開催となりましたが、制作者も参加メンバーも、ニジボックスの風土ともなっている、「新しいことにチャレンジし続けることで新たな価値を生み出していくマインド」が遺憾なく発揮され、ニジボックス始まって以来の大盛り上がりイベントになりました。

開始前待機画面です。動画でお見せできないのが残念なのですが、背景が煌びやかに動いており、いやおうなく期待が高まります!ワクワク。

始まりました! 今回司会を担当したのは、UI/UX制作室、クリエイティブ室のマネジャー二人です。
もちろん、それぞれのお家からリモートで参加しています。
リハーサル時から才能の開花を感じていたのですが、本番では開始早々参加者たちのハートをガッチリ掴んでいました。

CEOキックオフメッセージ

最初は、社長入江からのキックオフメッセージです。
前期に行ってきた施策の振り返りと、今期の方針についてスライドを交えながら発表。
(配信ならではのメリットとして、リアル開催時のプロジェクター投影より格段に見やすいとの声も)

リクルートグループ全体で原則フルリモートでの業務となっている中、心身ともに健康でいることの大切さについても語りました。
また、「みんなの業務日報(フルリモートになって以来稼働状況や進捗などを報告しあっています)見ています。面白い報告やマネジャーとのやりとりを見て自分も勇気づけられていますよ」のコメントの後に、「え、見てるんだ👀!」「次からウケも狙おうかな〜😆」とライブチャットが沸き立ちました。

※こちらの画像はキックオフメッセージの動画とライブチャットのキャプチャー画像を見やすくまとめたものです。

ニジボックス第10期下半期アワード授賞式

キックオフに続いて、アワード発表です!
前半期に活躍した従業員を表彰する、会社設立以来続いている制度です。
注目なのはその賞金額、なんとMVPには賞金100万円が贈られます!
新人賞、敢闘賞も設けられ半年間の頑張りをみんなで称えます。

期待感の高まるオープニング映像はリクルートグループのキックオフムービーも手がけるニジボックスの動画制作チームが作成しました。

動いている状態でお見せできずごめんなさい! せめてもの思いでパシャパシャと連続キャプチャーしてみました。

MVP賞を決めるプレゼンバトル

賞の選出はノミネート投票方式です。候補者がそれぞれ自身の取り組みについてのプレゼンテーションを行い、最優秀者をみんなで選びます。

つまり、イベント当日その場でMVPが決定するので、ノミネート選出者も参加者もドキドキワクワクしっぱなしな訳ですね。
さらに、オンラインならではの仕組みとしてライブ投票システムを新たに導入しました。

今回は、ノミネートされたメンバーのプレゼンテーションを事前に収録した映像をみんなで観る形をとりました。「リアルイベントに臨場感でかなわないのはここかもしれない」との懸念もありましたが、いざ始まってみるとそんな心配が吹き飛ぶほどにライブチャットが盛り上がる結果となりました。

どのプレゼンテーションもPC画面で観られることを意識して、スライドの見易さやデザインにこだわったものや、映像コンテンツとして完成度を高めたものもあり、ライブチャット会場では、感動、感嘆の嵐が渦巻いていました。

ライブ配信というイベント実施スタイルに合わせたプレゼンテーション設計にも目を奪われましたが、何よりも感動と共感を集めたのは、登壇者それぞれのものごとに取り組む真っすぐで前向きな姿勢と熱意の込められたメッセージだったと思います。

参加者一同、「とんでもないものを観てしまった(良い意味で)」と思ったはずのノミネート者全員のプレゼンテーションを堪能した後は、いよいよ投票タイムです。

誰もが全員に投票したいと思うほどに、どの発表も素晴らしく、「全部良いので選べない〜!」「全部投票したい!」の意見もありましたが、悩みながらも、各自が最も良いと思った発表に一票を投じます。

投票には、前述したライブ投票システムを使います。
もちろん、こちらもニジボックスのメンバーがイベントに合わせて制作しました。
最も良いと思ったプレゼンテーションのハートマークをクリックすると、投票完了。
審査基準もしっかり明記され、ユーザー体験を配慮した作りになっていて好印象です。

みんなの活躍を会社がしっかりと見て評価している証

MVPにノミネートされた人、新人賞、敢闘賞に選ばれた人たち全員に、上司からの受賞理由のコメントが紹介映像の中で贈られます。

「どんなことに対する、どんな姿勢や取り組みが評価に値するのか」を具体的に丁寧に述べられているので、これを見た受賞者は感動もひとしおだと思います。

次の受賞を目指すメンバーにも参考になったのではないでしょうか?

ここでは、コメントの一部を全受賞者分ならべてみました。


喜びの受賞コメントはGoogle Meetで!



めでたく受賞したメンバーを、やはり全員でお祝いしたいものですよね。
受賞コメントの時にはオンラインイベントでのステージとなっているGoogle Meetの会議に受賞者をお呼びして、その様子を配信しました。テレカンの画面(ステージ)をみんなで見る形ですね!

受賞者の生の言葉をライブで受けとるわけですので、言わずもがな、ライブチャットの盛り上がりは最高潮に。

こぼれ話として、新人賞&敢闘賞は当日呼ばれるまで秘密な仕様となっていまして…。

リモートで気楽なムードで参加していたメンバーの中にも「!(寝耳に水)」という方もいました。
「パジャまです!」「宅配便が来たおかげでお化粧しててよかった!」「取り急ぎヒゲ剃りました!」といった感じで、当事者の方達には申し訳ないのですが、この時ほどメンバーが一丸となって笑ったことは未だかつてないかもしれません。

はじめてのオンライン全社イベントを振り返って

ニジボックスとして初となる全社オンライン社内イベントを、メイキングから実施内容まで公開可能な限りご紹介いたしました。

いかがでしたでしょうか?

今回、いまだかつてないフルリモート環境での制作・実施となりましたが、制作スタッフを含めたニジボックスのメンバー全員が、未体験の状況に萎縮することなく、「常に新しいことに挑戦し、新しい価値を創造する姿勢」でことに臨んだ結果、当初の想像のはるか上をゆく強いつながりを感じさせる「クリエイティブな場」が創り出せたように思います。

ニジボックスでは、企画者、UI/UXデザイナー、ディレクター、開発者まで、ニジボックスには様々な職域のメンバーがそれぞれの得意分野を生かしながら、日々新しい挑戦を続けています。

この記事を読んで、ニジボックスという集団に興味を持たれた方はぜひ、コンタクトをお待ちしています。

まだ見ぬ、未来の新しい価値を一緒に創り出して行きましょう!

最後まで、読んでくださりありがとうございます。

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