こんにちは、コミュニケーション戦略部の福永です!
みなさま、サイバーセキュリティ月間というものをご存じでしょうか?
政府では、サイバーセキュリティ基本法に基づき、毎年2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」として、産学官民で連携して、普及啓発活動に取り組んでいます。
(中略)本月間では、ランサムウェア攻撃の実情や対応、東京2020大会の成果を紹介するセミナーの開催など、オンラインを中心に様々なイベントが予定されています。これを一つの機会として、改めてサイバーセキュリティに意識を向け、「全員参加」で取組を進めていただきたいと思います。
(内閣官房内閣広報室HPより)
https://www.kantei.go.jp/jp/tyokan/101_kishida/20220201message.html#
医療情報を扱う会社として、また上場に向けて走っている会社として、セキュリティは常にネクイノにとって最も重要な事項のひとつです。
サイバーセキュリティ月間から少しお日にちが経ってしまいましたが・・
今回はオペレーション本部長/執行役員の松永さんにお時間を頂き、これまでのご経歴から今後ネクイノがセキュリティ面をどう強化していくのか?お話を伺いました!
ぜひご一読ください。
これまでのご経歴、ネクイノにジョインした経緯を教えてください。
ー昔過ぎて思い出すのが大変ですね・・・
パソコンが好きで、学生時代は秋葉原でアルバイトをしていました。アルバイト先の同僚から一緒に働かないか?と声をかけて貰い、ネットワークセキュリティー系の会社に入社したのが1社目です。実はその時点で開発会社へ内定をもらっていたのですが、やりたいことを任せて貰えるようなチャレンジングな環境だったことや、面談で社長と話し『面白い人だな』と感じたため思い切って入社を決めました。
当時は約400人の規模でしたが、自律的に勉強会がたくさん行われていたり、壁を感じることも少なくのびのび仕事をしてとても楽しかったですね。当時はマーケティングから新規事業の立ち上げ、開発マネジメントなど幅広く色んな事を経験させて頂きました。鉄道会社のポイントシステムを開発したのですが、現在も稼働してるのは嬉しかったです。クラウドストレージサービスやMDMのサービス立ち上げを行わせていただいたのはよく覚えてます。
その後はモバイルの開発会社での開発マネジメントや動画広告関連の会社立ち上げなどで開発に携わり、フリーランスも経験しました。
福永:幅広い業種で開発に携わってこられたのですね。会社を選ぶ基準って何かあるのでしょうか?
ー新しいものがとにかく好きで、興味があります。個人的には最近だとブロックチェーンやゼロ知識証明(ZKP)に興味があり、社内で勉強会を開いたりしています。
もちろん困っている人をテクノロジーの力で助けたいという気持ちが前提にあり、その上で基準は『自分が面白がって楽しめる環境かどうか』。
入社前に石井さんが今後のビジョンについて語っているのを聞き、ビジョンムービーを見た時に、「テクノロジーの力で実現できる未来が見えるし、様々な人に貢献出来るという意味で向こう数年頑張る価値があるな」と感じたことを覚えています。
10年後の医療の未来「ネクイノ Future Vision Movie」はこちら:
余談ですが、石井さんと初めて会ったのは焼肉屋でした。肉を焼いて頂いたのですが、『この方は焼肉焼くのが上手いなぁ』と思ったのが第一印象です(笑)
福永:確かに石井さんってなんとなくもてなし上手な印象が私もあります!(笑)
オペレーション本部について
福永:情報セキュリティと、プロダクト開発の役割を担うオペレーション本部にて本部長を務める松永さん。部署の役割と、その中での松永さんの役割について教えてください。
ー今回はセキュリティについてのお話なので、全社基盤管理部(情報セキュリティを担う部署)の役割についてお話をさせて頂きますね。
リモートワークという環境下で、安全に・かつ不自由なく仕事が出来るような体制を整える事がネクイノにとって最も重要です。社員1人ひとりの意識改善の為の教育はもちろんのこと、技術的に新しい仕組みを取り入れることも必要です。そのような背景から、現在ゼロトラスト導入に向けて取り組んでいます。
プロダクト開発を担っているチームについての記事はこちら:
福永:ゼロトラスト、聞いたことはありますが・・・具体的にどのような仕組みか簡単に教えてください。
ーゼロトラストは、今まで社内と社外で切り分けられていたネットワークを、境界を設けず最小の権利を付与して利用させるという考え方です。リモートワークが中心の現在の働き方において、社員はセキュリティの点で強く意識することなく基準を守ることが出来る仕組みです。
フェーズに分けて導入していく必要があり、今期はID管理からはじめ、来期以降更に加速していく予定です。今は皆さんサービスを利用する際に毎回ログインする必要がありますが、ID統合管理を進めると何度もログインすることが不要となったり、例えば社員の退職時にアカウント停止すればすべての権限を遮断可能になります。
上場に向けた基盤づくりをしていく為に、情報統制がチームとして目下の課題と感じています。まだルールが作り切れていない部分もある為、「どんな場面でリスクが発生しているのか」、現場の声を吸い上げながら基盤を構築しています。
また、私の部署では出社しているメンバーもいる為、フルリモートを実現したいですね。出社の必要があったり、働く時間が伸びてしまっているメンバーに対して、システムを上手く導入しながら働きやすさの改善をしていくことも私のミッションだと感じています。
福永:今後どんな組織にしていきたいか、松永さんの想いを聞かせてください。
ーコロナの前からリモートワークを導入している分他社よりも基盤が出来ている面もありますが、まだまだリモートワークならではの働きにくさや若干の不便を抱えているメンバーが殆どなのではないかと思います。
ちょっとこの人に声をかけたいけど、在宅勤務だと気軽に声をかけづらい・・・勤務時間・休みの日が見えづらい・・と感じたことが一度はありますよね。
セキュリティを強化していくと、普通であれば権限がかかったりアクセス制限がかかることで不便になるパターンが多いですが、セキュリティの強化と働きやすさを両立していくことが何より重要だと考えています。それによって1人ひとりのパフォーマンスは上がるはずですし、それによって会社のミッション実現に更に向かっていけると感じています。
さいごに
まだ導入企業の成功例も少ない中で、ゼロトラストの導入を進める背景には『社員のパフォーマンスを上げる為、働きやすさの追及』があることが分かりました。
最近の事例では、バーチャルオフィスの導入も積極的に提案し、「少し話しかけたいけどMTGを組むまでもない」というリモートワークならではのちょっとした不便さを解消した松永さん。(バーチャルオフィス導入の記事はまた改めてリリース予定ですので、お楽しみに!)
ネクイノの更なる成長に向かって、今後の取り組みが楽しみです!松永さん、有難う御座いました!
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(おまけ:カメラマンを担当した野村さんとのオフショットです✨)
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