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デザイナーの1on1

デザイナー採用担当の堤です。

本日はデザイナーの川島がCreatorsBlogで書いた記事をWantedlyでも配信します!

新卒デザイナーとして働いて半年が経ちました。ネクストビートでは定期的に1on1ミーティングが行われています。この制度が導入されて約1ヶ月が経ったところで、改めて振り返ってみようと思います。

【目次】
1. どんなことを話しているのか
2. 課題
3. 改善策
a-1. チームの人と同じ本を読む
a-2. 文字でのログを徹底する
b. Googleカレンダーに細かくタスク記録する
c. 人に聞く前に、自分の結論を持っておく
d. 『デザインレビュー会』 開催!
e. 『ブランディングを学ぶ会』 開催!
f. デザインは完成品から真似ぶ
g. デザインの話は自分からどんどん発信していく
4. 変わった意識や気づき

1. 1on1でどんなことを話しているのか

週のはじめに上司の時間を30分割いてもらい、実務の相談から自分のキャリアのことまで話します。

【1on1のアジェンダ】
■ 先週、注力したこと/成果を出したこと
■ 先週、困ったこと
■ その他話したいことや相談したいこと
■ キャリアビジョンについて

半年経った新卒デザイナーの課題や変化について、一部ですがまとめてみました。

2. 1on1であげた課題

改めて1on1ログを眺めてみるとこの1ヶ月間、自分はこのような課題やモヤモヤを抱えていました。

【1on1であげた課題や願望】
A. デザインに関する言葉って難しい
B. デザインに時間がかかる
C. 相手の意見にすぐ賛成してしまう
D. デザインの判断って難しい
E. ブランディングについて学びたい
F. デザインの引き出しが乏しい
G. もっといろんな人とデザインの話をしたい


A. デザインの話をする際の言葉のチョイスがむずかしいです。

例えば、『UI』『コンテンツ』『ビジュアル』など、人や場面によって様々な意味合いがありますよね。相手も自分もわかるように話を進めたいです…

B. デザインに時間がかかります。

どのデザインが最適なのか、パターンを出してみないと判断できないのですが時間がかかります。もっとスピードアップできるコツ、ありますか。

C. 相手の意見にすぐ賛成してしまいます。

デザインを提案した際、相手からいただく意見にとっても納得するのですが、デザイナーとして役割を果たすためにももっと自分の言葉で主張したいです。

D. デザインの判断って難しい。

このデザインはもっと改善できたのか、他の人だったらどんなデザインを考えたのか、聞いてみたいです。もっとオープンにフィードバックをもらえる場がほしいです!

E. ブランディングについて学びたいです。

ブランディングに携わるデザインをやってみたいです。とりあえずは自分で学ぶしかないとおもうので、学んだ内容の壁打ちになってください!

F. デザインの引き出しが乏しいです。

あしらいのバリエーションをもっと身に付けたいです。コンテンツの区切り方は線/色/余白/ジャンプ率のどれでつけるのか? 言葉表記はひらがな/カタカナ/漢字?句読点の位置は? スパッと判断できるようになりたいです。

G. もっといろんな人とデザインの話をしたいです。

デザインチーム内や、違う職種の人とも「このデザインいいね、うちのプロダクトにも生かしたいね」といった話をしたいです。

3. 改善策

上に示したような課題やモヤモヤについて1on1でフィードバックをもらい、以下ように改善していきます。とはいえ自分一人でできることはこれらの半分にも満たなくて、残り半分以上はチーム内や同期の協力のおかげで実現しています。

【課題に対する改善策】 (※上記のAとaとで課題と改善策が対応しています。)
a. チームの人と同じ本を読む / 文字でのログを徹底する
b. Googleカレンダーに細かくタスク記録
c. 人に聞く前に自分の結論を持っておく
d. 『デザインレビュー会』開催!
e. 『ブランディングを学ぶ会』開催!
f. デザインは完成品から真似ぶ
g. デザインの話は自分からどんどん発信していく


a-1. チームの人と同じ本を読む。

具体的に読んでいるのは『はじめてのUIデザイン』という本。先日デザインチームで話題に上がったこともありほぼチーム全員この本を持ってます。わかりやすい表現でUIデザインについて網羅的に書かれてあります。同じ本を読むことで、デザインの話をするための共通言語が増えると考えています。

はじめてのUIデザイン - PEAKS
なぜ、今、UI(ユーザーインターフェイス)デザインの本を出そうと思ったのか。きっかけは2つあります。 1つは、外部で UI デザインの講師を務める中で感じた「UI デザインを体系的に学ぶための本が少ない」という課題感でした。 特に、スマートフォンアプリケーションなどのデジタルプロダクトをデザインするため ...
https://peaks.cc/books/ui_design?source=post_page-----5cc7de755cd2----------------------

a-2. 文字でのログを徹底する。

ミーティングの後やフィードバックをもらった後はテキストで記録を残します。その日本語の表記の仕方もフィードバックをもらうようにしています。

b. Googleカレンダーにタスク記録をつける。

デザインに時間がかかる事実そのものに躊躇するのではなく、ログを残して改善していきます。自分の行動を可視化してみて、時間がかかりすぎなところ、もっと近道できそうなところがを洗い出します。タスク内容によっては最速で60%のクオリティのものが欲しい場面もあるので、タスク内容とのすり合わせも重要です。

【タスク記録の内容】
・ どの時間帯にどんな作業をしていたのか
・ 誰からどんなフィードバックが返ってきたのか
・ どのような点を修正する必要があるのか
・ どの部分のデザインのパターン出しに時間をかけていたのか
・ パターンだしのためにどんなものを参考にしたのか


c. 人に聞く前に自分の結論を持っておく。

自分は質問して満足しがちなので『質問の意図』や『自分の主張』を伝えきることをまず念頭にいれます。また、『Aさんに主張してうまく状況が変えられなかったらBさんに主張してみる』といったこともあたらしい気づきがあるとアドバイスをもらいました。

d. 『デザインレビュー会』開催!

『もっとオープンにデザインのレビューをする場がほしい』という1on1中の私の言葉に周りが早速賛同してくれました。事業会社だと自分のクリエイティブについて説明する機会が少なくなりがちなので、伝達力の鍛錬の場にもなっています。

e. 『ブランディングを学ぶ会』開催!

『ロゴをリニューアルする』という目的を掲げ、その手法や考え方のフレームワークを実践する場がデザインチームのみなさんの力で実現しました。付箋を使ったりPinterestのボードを使ってみたりと、普段の業務ではあまり用いない手法を試すことができるいい機会となっています。

f. デザインは世の中の完成品から真似ぶ

すでにリリースされている世の中のプロダクトを真似しながら学びます。例えば求人検索のUIなら、求人サービスだけでなく、不動産・メディア・通販など業界の幅を広げてみたり、webページだけでなくアプリも調べてみたり。キャプチャーを並べたときの共通点・相違点を分析するところからはじめています。

g. デザインの話は自分からどんどん発信していく

とりあえず気になったことは発信していきます。例えば、現状のサイトUIに関して疑問に思ったことをディレクターに聞いてみることで改善を提案できたりと発見が得られます。またエンジニアとUIの話をしてみたところ、話題が発展してデザイナーとエンジニアの連携の仕方に関することも話せました。

4. 1on1で変わった意識や気づき

【1on1で変わった意識や気づき】
ⅰ. 広い視野でタスクと向き合うようになった
ⅱ. 声に出してみると案外周りはのってくれる
ⅲ. 1on1を受ける側が意識すべきこと


ⅱ. 広い視野でタスクと向き合うようになった

今までは「どうやったら決まったサイズの四角形に必要な情報をきちんと収められるか」といった範疇の視野でしたが、1on1で定期的に業務を振り返るようになってからは「このフローが効率的かどうか」「今回の失敗っては私以外にも起こりそう」といったことを考えながらタスクを行うようになりました。

ⅱ. 声に出してみると案外周りは協力してくれる

1on1の目の前の上司だけでなく、チーム内や他職種の人も含め、傾聴して協力してくれる人がたくさんいることに気づきました。

ⅲ. 1on1を受ける側が意識すべきこと

これまで1on1で得られたものについてたくさん述べてきましたが、共感力ある上司に甘えてばかりでもいけないので、1on1を受ける立場として気をつけるべきことを主に2点、記して肝に命じます。

【1.相談する時点で、ある程度自分の中で解決策の目処を立てておく】
ついつい「どう思います?」と解決策を丸投げしてしまいがちなので、「自分はこうした方がいいと思っている」と言えるまで事前に内省しておく必要があります。
【2.理想状態ではなく次へのアクションで終わる】
ついつい「できればやりたい」「〜すべきだとおもう」といった表現に逃げがちなので、「〜までに〜する」という断言をします。

最後に

日頃から1on1だけでなく職種や社内外問わずたくさんの方々に相談たくさんさせてもらっています。まだまだ改善の余地満載ですが、発見があればまた記事でお伝えします!

ネクストビートやデザインチームにご興味をお持ちいただけた方は、下記募集ページよりご連絡お待ちしております。選考ではなくまずは話を聞いてみたいという方も、お気軽にご連絡お待ちしています。

UI/UXデザイナー
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