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会社ごとに見る『受託デザイナー』と『事業会社デザイナー』の仕事。Vol.2

デザイナー採用担当の堤です。

本日はデザイナーの北原がDevelopers Blogで書いた記事をWantedlyでも配信します!

こんにちは。ネクストビートデザイナーのキタハラです!
最近では主に、社内サービスのリニューアルプロジェクトに携わることが多く日々奮闘しております(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

先日のブログ(Vol.1)では、
— — — — — — — — — — — — — — — — — — —
1.【受託2年】20人規模の広告代理店の場合
『紙媒体デザインのススメ』

2.【受託6年】200人規模のWebコンサルティング会社の場合
『Webデザイナーとしての基盤』
— — — — — — — — — — — — — — — — — — —
について、自身の体験談を踏まえお話をさせていただきましたが、
今回は、その後(直近)の2社についてお話させてください!ではでは…

目次

3. 【受託1年】1,400人規模のインターネット広告会社の場合
『バナーとデザイナーとディレクター』

4. 【事業会社1年】200人規模のインターネットを活用した事業会社の場合
『UI/UXデザイナーという肩書き』

5. まとめ
『受託のデザイナー』『事業会社のデザイナー』個人的な見解

3.【受託1年】1,400人規模のインターネット広告会社の場合

(制作部 約100人)

大手からスタートアップまで、幅広いクライアントのインターネット広告販売を行う広告代理店です。

社内ではクリエイティブ部という100人ほどのディレクター部隊がおり、動画、Webページ、バナー、テキストなどのインターネット広告のディレクションを行います。

ディレクションとデザインは完全分業制。
グループ会社にデザイン制作会社を持ち、ディレクターがその制作会社または外部のパートナーにデザインを依頼し、クオリティの担保を行います。

インターネット広告は大きく分けて2つ。
「ダイレクトレスポンス広告」「ブランディング広告」があり、こちらの会社では6割以上は「ダイレクトレスポンス(DR)広告」を扱っており、私は主にダイレクトレスポンス広告のクリエイティブディレクターとしてジョインしました。

この2つの広告、考え方、アプローチ、効果測定も全く異なるんですね。

『大手企業をクライアントに持つ、広告代理店のクリエイティブディレクター』
というと、私が新卒の時は表舞台のキラキラな職業なイメージがありましたが、インターネットDR広告のクリエイティブディレクターは、毎日必死に効果測定(CTR・CV・CPA)と向き合い、地道に日々広告を量産してユーザーにお届けする仕事。
どんな仕事もそうですが、イメージ通りキラキラした仕事なんてそうないですよね…。
「DR広告」については、後日改めて書こうと思います。

得たこと
・ デジタルマーケティングの知識
・ データ分析 → ロジカル/デザインシンキング → デザインアウトプットの流れ
・ コンペの資料作成、プレゼン能力
・ 大手案件、大きな金額が動く緊張感
・ 仕事における圧倒的なスピード感覚業務内容
・ バナー(静止画、動画)制作ディレクション
・ LP制作ディレクション
※ ここでのディレクション:
データ分析、訴求考察、構成案作成、スケジュール管理、クライアント対応など
・ 新規、既存案件のコンペ参加(クリエイティブパートのプレゼン)

DR広告クリエイティブの特徴は、まず第一に、根気強く走り続ける稼働力です。

DR広告とはその名の通り、ユーザーの目の前にダイレクトに広告を配信し、その場でユーザーにレスポンスしてもらいたい広告です。
そのため、その時のユーザーの心理や状況を想定し細やかに分析する必要があります。
ユーザーの心理や状況は様々かつ変化し続けますから、それに合わせ、早ければ1週間のスパンでクリエイティブのPDCAを回すために模索し続けなければなりません。

また、クライアントの設定する目標CPAを達成することができなければ、広告予算を減らされ最悪翌月から配信停止、すぐに競合他社に案件を取られてしまうとてもシビアな世界です。

その逆もしかり、勝ちクリエイティブを自身が作り出し結果を出すことができれば、翌月から予算・案件が増加し評価を得られる、やりがいのある世界でもありました。

・自身が手がけたクリエイティブに対し、ユーザーの反応・効果を早くダイレクトに知りたい。
・まだまだ伸び続けるインターネット広告の知識を身に付けたい。
・クリエイティブディレクターとして、大手企業に通用するプレゼン能力を身に付けたい。

このような意欲のある方は向いていると思います。

2ヶ月かけて一つのWebサイトを納品する、といった中で長年仕事をしていた私にとって、インターネット広告代理店のDR広告ディレクションという世界はとても刺激があり衝撃的でした。

4.【事業会社1年】200人規模のインターネットを活用した事業会社の場合

(制作部 6人)

こちらが私が今働いている、ネクストビートという事業会社です!

人口減少社会という日本の大きな課題に取り組むベく、9つのサービスを自社で開発・運用している会社です。

事業会社のデザイナーと聞くと、『一つのサービスの専任デザイナー』というイメージが強いと思いますが、ネクストビートは違います。
(事業会社でも会社によって様々)
9つのサービスに対し、デザイナーが6人。足りてないですよね?
数字的に人手不足感は否めないですが、6人がそれぞれのサービスを横断して取り組んでいます。
Webもアプリも、グロースもリニューアルも、企画立案もデザイン作業も。幅広く携わることができ成長できる良い環境だと感じています。

得たこと
・ Sketch,XD,inVisionなどのUIツールスキル
・ データ分析力、企画力、アウトプット力
・ UXを考慮したUI設計スキル
・ スタイルガイドを用いるデザインスキル
・ 課題抽出からアウトプットまでをやりきる実行力、当事者意識業務内容
・ Webサービスのリニューアル
(コンテンツ精査、ワイヤーフレーム作成、フォトディレクション、UI設計、開発連携)
・ サービスのグロースハック
(CVアップ施策立案からUI設計)
・ サービス、プロジェクトのブランディング
(ロゴ作成、コピーライティング、ビジュアル作成、ノベルティ作成)

サービスにおいては、
Googleアナリティクス/AppsFlyerというツールや、営業現場からのヒアリング、ユーザーインタビューをし、サービスの課題を抽出することからデザイナーの業務は始まります。

課題を解決・改善するために仮説を立て、施策(コンテンツ再考・UI改修など)に落とし、サービスに関わる営業担当やマーケティング担当と議論をし、デザインという形にアウトプットします。
デザインを開発担当へ移行し、レビューを繰り返しリリースとなります。

施策の規模次第で、課題抽出からリリースまで1週間の場合もあれば、3ヶ月~半年かかるプロジェクトもあります。

前でお話したDR広告も一部自社運用しているため、デジタルマーケティングの知識も身につきます。

サービス以外では、オフラインのイベントに使用するチラシやポスター、コーポレートのノベルティデザインなども行うので、携われる範囲がとても広いです。

・自身が手がけたクリエイティブに対するユーザーの反応を、
数値などでダイレクトに知りたい。
・0→1、1→100、両方やりたい。
・納品して終わりではなく、サービスを中長期的にデザインの力で成長させたい。
・Web、アプリ、SPツール、紙媒体など幅広くデザインをしたい。

このような意欲のある方は向いていると思います。

5. まとめ

『受託のデザイナー』『事業会社のデザイナー』個人的な見解

ざっくりまとめてみると、

① 誰のため何のためにデザインする?

【受託のデザイナー】クライアントの課題を解決するため
【事業会社のデザイナー】自社サービスを使うユーザーの課題を解決するため

② 自身のデザイン(設計)の効果がリアルにわかりやすいのは?

その先にエンドユーザーがいることはどちらも同じですが、
よりエンドユーザーに近く、自身の仕事に対してレスポンスがわかりやすいのは
【事業会社のデザイナー】と言えると思います。

【事業会社のデザイナー】の場合は、リアルタイムにサービスや会社の方針に関する様々な情報を得ることができるからです。

【受託のデザイナー】の場合だと、
・見えない場所でのクライアントの意向や状況の変更、伝達の遅れ
・クライアントからのヒアリング漏れ、エンドユーザーに対する調査不足
・クライアントの好みによる判断

などの影響によって目的が曖昧になることもあり、結局効果がわからない、クライアントが喜んでくれているからOK、といった終結を迎えることもしばしばです。

③ デザイナーとしての表現の幅が広がるのは?

出向などで一つのクライアント先と長く仕事をするパターンもありますが、
様々な業種、案件に携わる可能性が高いという意味で【受託のデザイナー】だと思われます。

ある時は、
投資経験のない20代に向けた、投資信託商材のWebブランディングを。
ある時は、
加齢によるたるみに悩む50代女性に向けた、基礎化粧品のWebページを。
ある時は、
大手コンビニチェーンの海外Webサイトを。

案件が変わるたびに頭を切り替え、客観的かつ自分ごと化して取り組みます。

ネクストビートのように【事業会社のデザイナー】でも様々な案件に携われる会社もありますが、基本的には、長期的に一つの案件に携わることが多いようですね。

④ スキルの違いは?

あくまで私の個人的な体験に基づいたものですが、
今のところ私の感じる伸ばせるスキルの違いは下記かなと考えます。

【受託のデザイナー】
ビジュアル表現のデザインスキル
クライアントワークにおけるディレクション
【事業会社のデザイナー】
UIデザインスキル
デザインシンキング(ユーザーと向き合い正しく問題を解決する考え方)

以上、【受託のデザイナー】【事業会社のデザイナー】について比較をしながら綴ってきましたが、決してどっちが良いというでなく、自身のキャリアのフェーズや、好きなことやりたいこととじっくり向き合い選ぶべきだと思います。

会社やクリエイティブ組織の規模感によって、環境がだいぶ変わることもお忘れなく!

日本だけでも何百万とある会社の中で、わずか4社のクリエイティブ組織のご紹介でしたが、自分が関わることのできる会社は少ないですから…
少しでもお役に立てれば幸いです!

株式会社ネクストビートでは一緒に働く仲間を募集しています
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