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「なぜ」を問い続けられるデザイナーでありたい。ニューロマジックでのデザイナーの学びの風景

ニューロマジックの仲間を紹介するneuromagic STORY。

今回は、Webデザイナー兼UIデザイナーの小松 玲菜さんに、社内の研修や、UIデザイナーのキャリアを歩み始めたきっかけなどをインタビューしました。

ニューロマジックでは、NM dojo(ニューロマジック道場)というUX企画研修を開催しており、小松さんはその一期生です。NM dojoでどんなことを学んだのか、小松さんが描くニューロマジックでのデザイナー像など、たっぷりと語ってもらいました!

※小松さんは2023年3月にニューロマジックを卒業しました。

ーー最初に、小松さんがニューロマジックに入社したきっかけを教えてください

ニューロマジックを知ったのは、エージェントからの紹介がきっかけでした。

私は前職でもWebデザイナーをしており、クライアントも含むチームで同じ「目的」に向かって思考を巡らせながら、課題解決をすることに面白さや意義深さを感じていました。ニューロマジックでは、ただ単に「モノ」を作るだけでなく、クライアントの伴走者としてサービスやプロダクトに関わっていくことができると聞き、自分のやりたかったことが叶えられる環境だと感じ、入社を決めました。
また、裁量を持って興味のある分野にチャレンジできる文化も魅力でしたね。
面接官の方たちも人間的に素晴らしく、デザインが大好きというのが伝わってきたので、私もここで成長したいと強く感じ、わくわくしたのを覚えてます。

ただ、内定をもらった頃にちょうど新型コロナウィルスが流行りだし、私が入社する頃には全社的にリモートワークになることが決まりました。先輩方の働いている姿を横で見て吸収したいと考えていたので、どうやって業務に慣れていけばいいのかと、入社前は不安でいっぱいでした。

そんな中迎えた入社初日は、デザインチーム全員がオフィスに出社して歓迎会ランチを開いてくれました。
こういう温かい気遣いがあるのも、ニューロマジックの良いところだと思います。

完全リモートワークになったのは入社二日目からです。リモートワークでの入社ということで、メンターとして、先輩2人が会社のことや案件のことをきめ細かくサポートしてくれました。。入社前は不安でいっぱいだったリモートワークでしたが、手厚いサポート環境があったので心強かったです。毎日夕方に振り返り会を実施して、その日の課題をその日のうちに潰すことができる環境を整えてくれていたので、孤独感や疎外感は感じませんでした。
この振り返り会は今は形を変え、週一回雑談をする時間になっています。私にとって息抜きの場、共有の場、勉強の場として、とても有意義な時間です。

案件自体については、はじめは先輩デザイナーに監修に入ってもらいながら仕事の仕方を覚えていきました。また、先輩デザイナーの案件に積極的にサポートに入り、デザインの思考プロセスやクライアントとのコミュニケーション方法などを学んでいきました。

ーー現在はどんな業務に携わっていますか?

大手ファイナンスサービス企業と準委任契約中で、UIデザイナーとしてあらゆるデジタルプロダクトの開発に関わっています。
現在はBtoB ECプラットフォームを担当しており、アジャイル開発で段階的に拡張・改善に取り組んでいます。

一口に「UIデザイナー」といっても、言葉通り「ユーザーインターフェース」をデザインしている」だけではありません。この案件では、ディレクションや要件・仕様検討(UX領域)、情報設計、表層デザイン、クライアント折衝など、任されている役割は幅広いです。

役割が幅広いからこそ、決まった職域を全うするだけではなく、流動的に変化するその場の状況を把握し、柔軟に必要な動きを考えていくことを大切にしています。


ーー小松さんはニューロマジックのUX企画研修 NM dojo一期生ですが、NM dojoに参加をしようと思った理由を教えてください

NM dojoの周知があったのは私がニューロマジックに入社してちょうど1年が経った頃で、そろそろ自分の具体的なキャリアの方向性を考えたいと思い始めていたタイミングでした。

当時私は直クライアントのSaaSプロダクト開発の案件に携わっており、UI/UXデザインの領域に触れる機会が多くありました。その中で、クライアントのビジネスのこと、それによる様々な制約、どんなコミュニケーションでどう進めるべきなのか、この案件におけるベストな関わり方は何なのか、など色々悩む部分が多く、今の視野や視座ではだめだと課題を感じていました。

そんな時にちょうどNM dojoの周知があり、「自分の視野を広げて今後のデザイナーとしての方向性の幅を広げるためにも、是非チャレンジしたい!」と思い、手を上げました。

NM dojoには入試試験があり、課題本を2冊熟読するところから始まります。
入試試験と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、課題本を読んでいれば問題なく合格できる内容になっています。万が一落ちてしまったとしても次回の入試試験を受けることが可能ですし、本を読むだけでもかなり勉強になるので、スキルアップしたい方には課題本の熟読をお勧めします。

ーーNM dojoのカリキュラムはどんな内容ですか?

最初は基礎コースから始まり、基礎コース終了後は希望者が実践コースに進む流れになっています。

基礎コースは、3冊の副読本に合わせて3つの課題に取り組みます。
1つの課題に対して1冊の副読本があり、グループワークや個人ワークを交えながら進めていきます。
NM dojoの頻度は週に1回2時間で、1つの課題は4回のワークで終了するスケジュールになっています。

各課題ではペルソナを設定し、JTBDやカスタマージャーニーマップの作成から課題の抽出を行い、コアとなる価値の仮説立てを行います。サービスブループリントやユーザーストーリーマッピングの形に落とし込み、講師や一緒に参加しているメンバーの助言を聞きながらワークを進めていきます。

3つ目の課題の最後には、修了試験として一人ひとり企画書を作り、プレゼン大会を行いました。
ペルソナの設定やカスタマージャーニーマップの作成自体は知識としては知っていましたが、一から自分で考えて課題解決に導くということは行ったことがありませんでした。NM dojoで各フレームワークの手法に触れ、総合的な考え方を知ることができたことは、とても貴重な体験でした。

実際のワークの様子


ーー案件で多忙な中でも最後までやり切ることができた原動力はなんだったのでしょうか?

案件の時間コントロールが比較的しやすかったこともありますが、想像していたよりも楽しく取り組むことができたことが一番大きかったと思います。
分からないことや疑問があれば講師や一緒に履修しているメンバーに聞くことができるので、参加者たちの中で一体感がありました。

大変だった点をあえて上げるなら、私は本を読むのが遅いのでそれが大変でしたね(笑)。あとは修了試験の企画書の作成も大変でした。
大変ではあったものの、新しいことにチャレンジしながら新しい知識をインプットすることは本当に楽しく、とても充実した時間でした。

修了試験終了後に渡される修了証


ーー参加して一番勉強になったことはなんですか?

これまで、個人で勉強する時はどうしてもデザイン部分の勉強が多くなってしまい、総合的な考え方を学びたくても学び方がわかりませんでした。
実際の案件でも、私に声がかかる時は既に条件が揃った状態で話が降りてくることが多く、前段の組み立てまで理解が及んでいないこともありました。そのせいか、自分の考えに自信と責任を持った行動がとれていないことも、過去にはありました。。

今回のNM dojoでは、サービス・プロダクトを組み立てていくためのベースとなる考え方を体系的に学べたので、今までよりも案件の理解に厚みが出るようになりました。

ただ、NM dojoに参加したからといって、それぞれの手法のプロになれたわけではないですし、案件によってはスムーズに進められない場面も多々あると思います。それでも、考え方のエッセンスを吸収できたことはとても大きな学びになりました。


ーー小松さんは元々Webデザイナーで入社されましたが、UIデザインに興味を持ったきっかけや、UIデザイナーとして案件にアサインされるようになったきっかけがあれば教えてください

私は以前から、クライアントも含むチームで同じ「目的」に向かって考えるパートナーになりたいと意識していました。

その想いを持ちながら色々な案件に携わっていく中で、たまたまWebデザインの領域に留まらない、情報設計や画面設計、資料作成をガツガツやれるタイミングがあり、それが最初にUIデザインに興味を持ったきっかけでしたね。クライアントの意思を汲み取りながら設計をすることの重要性、やり甲斐を感じたことを覚えています。ありがたいことに、その案件を一緒に進行していたUXデザイナーのメンバーが私の動き方を評価してくれて、先述のSaaSプロダクト開発の案件にもアサインされることになりました。

そこからUIデザインの面白さに目覚め、今こうして色んな案件のお声がけをいただいています。


ーー小松さんが思い描くデザイナー像を教えてください

自分や相手に「なぜ」を問い続けられるデザイナーです。
職域に囚われずに柔軟に思考し続けながら、表層のデザインだけではない、広義のデザインをしていきたいと考えています。

UIデザインを考えていくと必然的にUXやビジネスの理解も必要になってくるので、今後は外部のオンラインセミナーやサービスデザイングループが開催している勉強会にも積極的に参加して、さらに広義のデザインの理解を深めていきたいです。


ーー最後に、小松さんが感じるニューロマジックの魅力をお願いします

私が感じている魅力は、大きく分けて3つあります。

一つ目は、裁量を持って興味のある分野にチャレンジできる文化があるところです。
やる気と正当性があればチャレンジさせてもらえる環境なので、色々な可能性がニューロマジックには広がっています。私自身も入社当初は想定していなかったUIデザインやUXデザインと幅広く携わらせてもらっているので、実体験として本当に良い文化だと感じています。

二つ目は、ただ単に「モノ」を作るだけでなくクライアントの伴走者としてサービスやプロダクトに関わっていく姿勢が社内で浸透しているところです。
職域関係なく、社員全員がそういった姿勢を持っているので、いつも良い刺激を受けています。特にベテランの人たちの動きを見ていると体現しているレベルの違いを感じるので、学びが多いです。

最後に、働きやすさです。
ニューロマジックでは基本的に自分自身でお休みや休憩を自由に取れます。なので、週末の予定を立てやすかったり、連休に合わせて長期休みを作ったり、平日の日中に用事を済ますことも可能です。
会社全体で残業は必要最低限、という考えが浸透しているので、だらだらと残業をするような人はいません。社員一人ひとりのワークライフバランスをとても尊重してくれているので、みんなが生き生きと働いています。
また、男性社員も育休を取得したり育児で時短勤務をすることも可能で、それぞれのライフステージに合わせた働き方が選択できるのも魅力の一つですね。

社員一人一人を個人として尊重しているニューロマジックだからこそ、こういう働き方が可能なのだと思います。

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