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面接官が語る!面接で何を見ているのか、何を話してほしいのか

面接や面談、緊張しますよね。
一体どんなことを見ているのだろう、どんな質問をされるのだろうと気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、プラニング&プロジェクトマネージメントグループを統括している執行役員の指宿 直樹さんに、面接官として意識していることについて語ってもらいました!

※指宿さんは2022年3月にニューロマジックを卒業し、現在は外部パートナーとして関わってくれています。

ーーまず最初に、指宿さんの統括しているプラニング&プロジェクトマネージメントグループとはどんなことをするグループなのでしょうか?

そもそもニューロマジックはどういう会社なんだということは、コーポレートサイト採用サイトをご覧いただくとして、僕のグループは、お客様からのご依頼を受け、プロジェクトの方針、予算、スケジュールを策定し、チームを編成し、プロジェクトを成功に導く旗振り役です。ご要望に応えるのは当然のことで、いかに期待を上回るクオリティにできるか、より本質的な成功に導けるかということを意識して取り組んでいます。

職種でいうとプロデューサー、ディレクター、プランナー“のような”メンバーが在籍しています。ちなみに“のような”と表現したのは、各自の肩書を自由にしているからです。プロデューサーやディレクターはそもそも境界線が曖昧な職種ですし、ニューロマジックは職域の線引をあまり設けない社風です。それゆえに自分をどう定義するかが重要です。自身の専門性を端的に表現すると何になるのか、ぜひ自分の意思や仕事観、人生観を込めて、こだわって名乗ってほしいんです。もちろんプロデューサーやディレクターでもいいですし、独自に作るのもOKです。みんなに肩書を聞いたところ、ソリューションデベロップメント、クリエイティブカタリスト、プロジェクトアカンパニスト、フレキシブルマムなどなど、聞いたことがなかった職種が次々と誕生して楽しかったです。

実は面接でも「何という肩書を名乗るのがしっくり来ますか?それはなぜですか?」といった質問をすることがあります。これまでのご自身の経験をどう振り返り、この先なにを目指すかがそこに端的に現れると思うんですよね。


面接は、本音で会話を楽しむ「対話」の場

ーー面接ではどんなことを意識していますか?

書類だけでは感じ取れない部分を相互に確認し合う「対話」の場にできればと考えています。

どんな話が楽しくできるか、どんなことに共感し合えるか、といったあたりを重要視しています。仕事の話題に限らず、趣味でも人生感でもなんでもいいです。
これは個人的な体験に由来する部分も大きくて、僕自身、ニューロマジックの面接を受けた時に「この人たちとは楽しく本音で話ができそうだ」と感じて入社を決めたんですよね。

ニューロマジックは強烈に一本化された価値観に向かって進んでいく社風ではなくて、大枠を決めたら細かい部分は合議で決めていくような、共創的なあり方の会社です。かつて僕がそう感じ取ったように、そういった社風が本当に浸透・実践されているかが端的に表れるのが面接の場だと思います。そのため、自分自身が面接官としてニューロマジックのリアルを体現できるかということは気をつけています。応募してくださったみなさんも、仕事内容や給与だけでなく、会社や同僚と価値観が合うかも重要なポイントとして気にされていると思うんですよね。

逆に、僕たちもそこのマッチ度を非常に重要視しています。面接官がありがちな質問をして、応募者が準備してきた内容で回答する、というだけだと、あまり面白くないですよね。一方的にスキルや経験を見極めるような場にしたくないんです。肩肘張らずに、本音で会話を楽しむ場にできればと思っています。特にプロデューサー、ディレクターはそういった一期一会を大切にすべき仕事ですからね。

志望理由も綺麗事じゃなくていいです。「別に転職したいと思っていない。自分の市場価値を知りたいだけだ」と話してくれた応募者がいましたが、本音で向き合ってくれたことがうれしくて、そこから意気投合して2時間ぐらい話し込んでしまいました(笑)。結局入社を決めてくれて、いまはプロデューサーとして活躍しています。

面接は、そういったいい出会いの場にできればといつも考えています。

一次面接から役員が実施。左が指宿。右は取締役執行役員の木村。


ーー面接で必ずする質問はありますか?

転職理由、ニューロマジックを志望する理由は必ず聞きます。他はそこまで決めすぎないようにしています。その人の考え方や価値観を知りたいので、会話の流れで聞くことを変えます。もしかしたら即答が難しい質問をすることもあるかもしれません。


ーー即答が難しい質問、とは?

例えば、価値観を問うような質問でしょうかね。抽象度が高い話題だったり、多義的な話題だと、答えを一言にまとめづらいと思うんですよね。もちろん嫌がらせでそういうことを聞いているわけではないです(笑)。
シンプルに割り切れない問いへの答えにこそ個人の価値観が表れると思っているんです。答え方を悩むということは決してネガティブなことではなくて、広い視野でその問いを捉えられているからかもしれませんよね。その悩みの過程を経た上で選び出された答えって、その人の興味関心とか価値観とか人生経験とかさまざまなものが交わった象徴的なものになると思うんです。そういったコアな部分が垣間見える場って、面接としてだけでなくシンプルに会話として面白いと思うんです。


ーー面接を受ける上で準備しておいてほしいことはありますか?

会話の流れ重視なので、面接のために特に準備してほしいことって無いんですよ。

あえていうなら、自分のこれまでとこれからについて、少し振り返って考えておいてほしいということぐらいです。仕事や人生でのさまざまな課題にどう向き合ってきたのかは質問することが多いです。勢い良く進めるのか慎重に進めるのか、自分の気持を優先するのか抑えるのか、いまを優先するのか未来に投資するのか、他にも判断軸がいろいろあったと思います。その中で自分自身が何を大切に考え、どんなバランスで判断をしてきたのか、これからはどういうように考えたいのか、ということを教えていただきたいです。

転職活動って改めて自分を振り返るいい機会だと思うので、履歴書や職務経歴書を書きながら、それらを振り返っていただくと、もしかしたら何か新しい発見があるかもしれません。
なんか、偉そうな言い方ですみません(笑)。


ーー今までで印象に残っている候補者の方はいますか?

入社してくれたメンバーの面接はそれぞれ印象に残っていますが、こちらも考えさせられるような会話ができた面接はそれぞれ印象深いですね。

前述の、最初は転職する気がなかったメンバーもそうです。他には、僕が何を重んじて仕事に向きあっているかを深掘して聞いてくれたメンバーも印象深かったです。
あと、これは完全に趣味嗜好の話ですが、映画、歴史、芸術あたりの話って、ついつい長話をしちゃうのでそれも覚えています。

おそらく、その人自身の経験やスキルよりも、深い会話ができるかどうかを僕は重んじてるんでしょうね。それが面接官として正しいのかはわかりませんけど(笑)。


歴史が大好き。チームメンバーのみんなと行った日光江戸村。コスプレで歩いているとキャストと間違えられて、修学旅行の小学生から記念撮影を求められました(笑)。


自ら考え、行動できる人が活躍できる環境

ーーニューロマジックで活躍している人はどんな人が多いですか?

いい意味でお節介な人、人の幸せを自分の幸せだと感じられる人、サービス精神のある人ですね。

僕たちはEXPERIENCE AGENCYとして、様々な「より良い体験の提供」に尽力しています。
Webサイト制作を志向して応募される方は多いですが、アウトプットは、サービスデザイン、コミュニケーションデザイン、組織の未来創造支援など幅広いです。

その中で、プロセスもアウトプットの一部と感じて取り組むことができるか、ということがとても大切だと僕は思っています。

日々の会議やメールのやり取り、資料の作成などは一般ユーザーの目に触れるものではありませんが、顧客との共創のプロセスの中ではとても大切な「体験」と言えます。そこまで含めてニューロマジックのサービスなので「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」と積極的に考えて行動できる人が活躍していると思います。

社内の業務改善等のプロジェクトにおいても同様です。社歴や年次に関係なくフラットに意見を言い合える社風なので、思いついたアイディアがあったらどんどん発信してほしいです。

ミッションに「あらゆるコミュニケーションにおいて、もっともふさわしい解決を実現する」という言葉を掲げているのですが、まさにそういうことだと思っています。

https://www.neuromagic.com/who-we-are/


意欲次第で新しいチャレンジの場を与えてもらえる

ーー指宿さんから見たニューロマジックの魅力・働きがいを教えてください

約8年在籍していますが、人生でこんなに長く一つの環境に身を置くのは初めてです。

僕は飽きっぽいところがあるのですが、新しいチャレンジの場を与え続けてくれる会社なので、飽きずに在籍しているんでしょうね。

重要顧客の主担当、チームリーダー、執行役員と、各タイミングでちょっと背伸びするような立場をいつも与えてもらいました。意欲次第でどんどん実践の場が与えられるのは本当に良い社風だと思っています。

あとは、シンプルに居心地がいいんですよね。自律心と周囲への配慮を兼ね備えた人が多いので日常のコミュニケーション上のストレスが少ないんです。長い間そこに身を置いているので、ストレス耐性が下がっちゃってて、他では仕事できなくなってるかもしれませんね(笑)。


納会の司会をする様子。意欲次第で実践の場が与えられます(笑)。


ーーどんな人にニューロマジックの仲間になって欲しいですか?

主観と客観を兼ね備え、うまく統合して考えられる人です。

ステークホルダーとの合意形成には客観的視点が大切です。それに加えて、そもそも客観的視点を提供できるのが受託の専門家の存在意義だと思うんですよね。クライアント企業の価値観、歴史、資産は尊重するものの、そこに縛られ過ぎない考えを提案し、気づきを与えてこそ意味のある仕事になるはずです。

そういった客観に加えて、自分ならこうするという主観もプラスできるといいですね。客観だけを突き詰めても、多くの場合推進力や面白みに欠けます。主体性と主観は別物ですけど不可分と言いますか、最後は「こうしたい」という自分の意思や美学が大事だと思うんですよね。世界に自分と同じ職能を持った人が数多く存在する中で、いま自分がこの仕事に関わる意義は何なのか、自分としては何を実現したいのか、といったオリジナリティが加わると、客観だけでは到達できない強さを持ったアウトプットができると思います。

プロデュースやディレクションは裁量が広い仕事です。自身の性格、趣味嗜好、人生観などがアウトプットに自ずと滲み出るものだと思います。
そのことを自覚した上で、じゃあどういう意思を込めていくかを突き詰めていくと、仕事の面白さは全然違ったものになると思います。

そうやって仕事を楽しめる人に、仲間に加わってほしいと思います。
気軽な気持ちで応募していただけるとうれしいです。

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

いかがだったでしょうか。
少しでも面接や面談に挑むハードルが下がっていたらうれしいです。

指宿さんもお話ししている通り、面接や面談は対話の場だと当社は考えています。そのため、相互のミスマッチが生まれないよう、当社からもできるかぎり沢山の情報をお伝えするように心がけています。

候補者の方からはよく、「ここまで色々話してくれるんですね」という感想をいただくほど正直に色々お話ししていますので、どうぞお気軽にご応募ください♪

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皆さまのご応募、お待ちしております!

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