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囚われにとことん向き合い、描いた理想を実現できた ~NP卒業までの歩みと次なる挑戦について~

終身雇用が中心となっていた社会は崩れ始め、一人ひとりが自分自身でキャリアを切り開いていくこの時代。NPに入社した人はどんなキャリアを歩み、そしてどこへ向かっていくのか。

今回インタビューするのは2016年4月に新卒入社をし、2020年8月に卒業予定の三雲正人。「NPへの感謝を込めて、自分の経験や次の挑戦について語りたい」と自ら切り出した彼。「同じような壁にぶつかっている人の力に少しでもなれれば」と自身が乗り越えた壁や、今持っている心意気を包み隠さず話してくれました。

個人の意志と事業推進を両立させている環境に身を投じたくてNPに入社

NPに入社したのは、事業を推進させることと個人の意志を尊重すること、この二つをどうすれば両立できるのか学びたかったからです。

大学時代に複数の団体を立ち上げたのですが、継続的に活動を推進させることができませんでした。単発のプロジェクトであれば、多くは上手くいく。しかしメンバーが楽しめておらず、その後の活動が停滞するという状況がよく起きていました。「個人の意志を尊重するのは、会社として事業を継続的に推進する上でも重要なはず。それをどうすれば実現できるんだろう」。そんな思いを抱きながら就活をしていて、出会ったのがこのNPという会社でした。「個人の意志を尊重しながら事業づくりをしている」と聞いたときに、「あ、ここで修行したい!」と思ったんです。

イライラが続き、建設的に考えられない日々

「個人の意志と事業推進を両立させる」という難題に実際に直面したのは、3年目になるタイミング。「ストラテジーデザイン(以下、SD)」という、セールスとマーケティングの間に立って企画立案をしていく役割を担うことになってからのことでした。

当時は組織のメンバー構成が変化しつつあり、安定して事業を推進しづらい状態になっていました。そんな中でも「個人の意志」を尊重したいという文化は大切にされていました。事業とは関係のないプロジェクトとの兼務を始める人も多くいるほどでした。

もともと「事業の成長に責任を持ちたい」という気持ちがあってSDになった私としては、このような状況に対してとてもイライラしていました。「みんなもっと、事業の成長に意識を向けてほしい」と。「個人の意志の尊重なんて、生ぬるい」とさえ思いました。

目指していた理想は「個人の意志を尊重しながら事業を推進させること」だったはず。にも関わらず、どう実現させるかを建設的に考えられない。この理想と現実のギャップに、モヤモヤする日々が続きました。

日々の感情や原体験と向き合う中で進んだ自己理解

こうしたモヤモヤを脱するきっかけとなったのは、同じ部署の先輩からもらった問いかけでした。SDに入ったときからその先輩は「いつでも俺の時間を取っていいから、何でも相談してほしい」と言ってくれていました。NPには成長支援を大切にする風土が根付いていますが、そうした声掛けをしてもらえたのは改めて振り返ってもありがたいことですね。お言葉に甘えて自分の率直な気持ちを吐露していると「自分が描く理想を追い求めているのに、イライラしているのはどうして?好きで挑戦しているなら、苦しい状況にあっても楽しみながら一つひとつ解決していこうと思えるはずだよね?」と問いかけてもらいました。確かにと思いましたが、イライラしているのには変わりない。「どうして自分はイライラするのか、わかっていないのかもしれない」と気づき、改めて自分の気持ちに向き合うことにしました。

「向き合う」と一言で言っても、簡単にできることではありません。毎日感情の起伏を日記に書いたり、原体験を見つめ直したり。あるいは何人もの先輩に相談をし、いろいろな観点からアドバイスをもらったりもしました。業務で直接関わりのない先輩も多くいましたが、みなさん本当に、人生や社会人の先輩として純粋に私の成長に向き合ってくれた。おかげで「目の前の事業を推進させる上での解決策」を表面的に出そうとするのではなく、悩みの本質をしっかり考えられた気がします。

内省を繰り返すうちに、イライラの正体がわかってきました。「『個人の意志を尊重したい』という言葉とは裏腹に、実は『好きなことだけ頑張っている人』を嫌っているんだ。そしてその傾向を持っているのは、自分自身が今までの人生において意志とは関係なく『やるべきこと』が決められている中でも努力し、成果を挙げてきた自負があるからだ」。答えは過去の経験に起因する、囚われにあったんです。

中学生の頃、私は吹奏楽部に所属していました。しばしば全国大会に出場するような強豪校で、朝早くから夜遅くまでずっと練習をする日々でした。さらには希望の楽器を担当できなかったり、同じ楽器の先輩がやめてしまって独学で上達しなくてはならなくなったりと厳しい条件が重なった。それでもなんとか食らいついて結果を出していたんです。やるべきことが決まっている中でも自分なりに楽しみを見出して、努力し続ける工夫をする。その後の人生でもそんな経験が続いたので、「好きなことだけ頑張っている、その上結果を出せない」人を見ると本当に許せなくて。「お前が好きでやっているんだろう、言い訳をせずに結果を出せよ」と、無意識のうちにイライラを増幅させていました。

次のステップに踏み出すことができたのは、過去の自分を受け入れたから

無意識に抱いてしまっていた、自分が目指したい理想とは相容れない嫌悪感。乗り越える鍵となったのは「まずは自分を受け入れること」でした。

「なんとかしてこの状況を変えなければ」と思い始めた頃は、「彼らが正しくて、自分は間違っているんだ。」と自分に言い聞かせてしまっていたんです。「事業を前に進めるためにも、変えなければいけないのは自分の価値観なんだ。」と。しかしいくら「変えるべきだ」と合理的に理解できても、感情のどこかでその考えに納得感を持てていなかったんでしょうね。結局またイライラしてしまっていました。

何度か同じ失敗を繰り返して、そのたびに振り返りをしたり相談に乗ってもらったりして。そうするうちにようやく「自分の考えに納得感を持たせる以前に、自分自身に対する自信を持たせた方がいいな」と気づくことができました。自分の本心と向き合うことなく「これは本当に自分のやりたいことなのか?」という疑問に蓋をしてきた過去の自分。「彼らが正しくて、自分は間違っているんだ」と言い聞かせていた背景には、そんな過去の自分を否定する気持ちが隠されていたんです。

そう気づいた私は、決められたやるべきことを必死でやってきた過去からどんな強みが生まれたのかに目を向けてみることにしました。すると熱量の高さや、泥臭い仕事を地道に積み上げられる粘り強さ、そして困難が多い中でも目的を見出し続ける力。過去の経験から得ているものはたくさんあるじゃないかと、心がすっと軽くなりました。「これはこれで良いものだとして認めよう。一方でこれからもやるべきことを決められた上で頑張りたいわけではないし、同じような頑張り方を他人に押し付けたいわけでもない。やはり改めて、『個人の意志の尊重』に向き合おう」。こうして、理想や現状をとてもポジティブな気持ちで捉えることができるようになったんです。

囚われと向き合ったことで、自信を持って自分が描く理想の実現に向けた行動ができた

過去を否定する気持ちの裏返しとしてではなく、素直に「個人の意志の尊重」に向き合いたいと思えるようになった私。改めて事業や組織の現状を見渡し、かねてから事業推進において課題となっていた「意思決定権の分散」に前向きな気持ちで取り組めるようになりました。

それまでの組織体制では、事業におけるマーケティング戦略をSDだけで意思決定していました。合理的にそうしていたのではありません。事業規模拡大に伴って、関わる人の数が増えていった。その結果、切り分けられた業務範囲によっては戦略の意思決定に関わることができない人が生まれたというだけの話です。そうした状況下では当然、SDの意思決定に納得できないメンバーが上手く業務を推進できないという事態も、少なからず発生していました。

意思決定フローに問題があることは、以前から認識していました。しかし今から思うと、「好きなことだけ頑張ろうとする人を嫌う気持ち」が働いていたんでしょうね。業務範囲の切り分けを変えるということは、個々人の好きなことに合わせて業務を渡していくということに近い。半ば無意識のうちに、腰が重くなってしまっていたんです。「やはりみんなが持つパワーを最大限に発揮させたいし、SDだけで意思決定をする意味も見いだせない」。囚われから脱したことで、問題解決に対して前のめりになることができました。

信頼して任せ、サポートをするというやり方

個々人にそれぞれ、やりたいと思うプロジェクトを選んでもらうと、みんな私の期待以上にスイスイと進めていきました。「このプロジェクト、面倒なプロセスが多いんだよな」という心配もなんのその。「個人の意志を尊重すれば、事業も推進していくものなんだな」と肌で感じましたね。

振り返れば自分自身、裁量を大きく渡してもらえたからこそ成長することができていたんです。SDになる前のセールス時代には大手企業の案件を任せてくれたり、マーケティングもやったことがないのにSDに異動させてもらえたり。いろいろ信頼して任せてもらえていたのは、NPが大事にしている「個人の意志の尊重」につながっていたんだなと、ここにきて気づくことができました。「ビジョンや戦略への認識さえみんなで揃えておけば、あとは個々人が自分の意志で事業推進に貢献していく」。言葉自体は社内のあちこちで聞いていましたが、実際に自分が任せてもらう経験、そして今度は任せる側の経験をして、ようやく自分も心からそう思えるようになった気がします。

業務を渡した後は、それぞれの業務がスムーズに進むようにサポートをしていました。例えば顧客やマーケットの理解が進むような情報を拾ってきたり、企画の骨子を一緒に作ったり。加えてそのサポートが属人的なものとして終わらないような取り組みもしました。SDだけが担っていた業務のフローをマニュアルにする、自分の経験から得た「意識すべき観点」を体系化してまとめるなど、再現性を持たせられるような仕組み化を進めたんです。

私自身、自分が中心となって業務を進めていくのも大好きなので、自分が楽しいと思えそうな業務を誰かに渡すというのは辛いと感じるときもありました。それでもプロジェクト、ひいては事業全体がどうしたら上手く推進できるのかという視点で自分のやるべきことを見つけていきました。こうした動き方が苦しまずにできるようになったのも、囚われを乗り越えたからこそなんでしょうね。

理想を世の中に広げるための旅立ち

NPを卒業するのは、NP以外の環境でも「個人の意志と事業推進の両立」を実現させられるようになりたいと思ったからです。確かに自分が取り組んできたことによって、メンバーの状態や組織の体制は改善したのかもしれません。しかしNPはもともとそれを理想として掲げている会社。「個人の意志を尊重させる」というのも、心構えとしてはみんなが当たり前のように持っています。

そんな「当たり前」がまだしっかりと揃っていないような環境でも、個人の意志を尊重できるのか。そもそも「仕事において自分の意志を大切にする」という概念ですら、世の中を見渡してみるとほんの一握りの人しか持っていないのでしょう。今のNPにはあまりいませんが、過去の自分と同じように囚われや不安を根っこに抱えながら頑張っている人はきっと少なくない。だから次の場所では、そういう人たちがワクワクして働けるような支援や、その支援の汎用性を高められるような仕組みづくりをしたいと考えているんです。何度も試行錯誤を繰り返さなければ達成できないことでしょうが、それでも仕事を心から楽しめる人がどんどん増えていったら最高だなと思っています。

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■ネットプロテクションズについて 私たちはCreditTech×ティール型組織で「次のアタリマエをつくる」ことを目指し、「後払い決済」という新しい仕組みを作り上げてきたIT×決済のリーディングカンパニーです。 ■CreditTechとは Creditは「信用」という意味であり、Credit Techを一言でいうと「テクノロジーによって新しい信用情報を創造し、新たな信用情報に基づく次なるサービスを創っていくこと」です。 現在利用されている多くの信用情報は、年収や学歴、勤務先などの情報をもとに定義されています。ただ、そのような部分的な情報だけでは、その人の全ての面を理解するのは難しいのではないでしょうか。 Credit Techは、一面的な情報だけではわからない、人の信用力を、適切に評価することで、これまでなかった「信用できる状態」を創出する考え方です。 展開事業 ●BtoC通販向け決済『NP後払い』   http://www.netprotections.com/ ●BtoB向け決済『NP掛け払い』   https://np-kakebarai.com/ ●BtoC向けカードレス決済『atone(アトネ)』   https://atone.be/shop/ ●台湾BtoC向け後払い決済『AFTEE』   https://aftee.tw/ 「NP後払い」は2002年に事業を開始し、未払いリスクの高さから実現不可能なビジネスモデルと言われながらも、今の日本において1秒に1人、年間約3,000万人カスタマーが利用する社会インフラとなりました。 ここで培った収益基盤、事業ノウハウ、データを生かし、B2B決済、スマホ決済、そして海外へと領域を拡大中です。 また、組織においても「ティール組織」の実現を目指しており、自律・分散・協調に基づく組織運営と事業推進を行っています。 人事制度においては役職を撤廃し、「共創」と「成長」を生み出す仕組みを導入。 事業推進においても立場・役割に縛られることなく、全員が事業推進リーダーとして自律的に事業戦略・推進に関わるスタイルを採用しています。 これにより社員の自己実現と社会発展の両立を実現する会社となることにチャレンジしています。 ▼2017年度 第17回ポーター賞受賞 後払い決済事業 http://www.porterprize.org/pastwinner/2017/12/05170853.html ▼先進諸国が注目する「Credit Tech(クレジットテック)」のカオスマップを公開 https://corp.netprotections.com/news/press/2018/0130
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