やりたいこと、やるべきことを自分で見つけて自由に挑戦する。
「誰々が言ったことだから絶対」という価値観がなく、フラットに意思決定をしていく。
率直な意見を出し合える風土を作り、多様な考えを融合させながら質の高いアウトプットを出す。
NPではそんな「自律・分散・協調」を土台とする「ティール型組織」を目指して、新人事制度「Natura」を始めとする様々な制度や仕組みを導入しています。そのいくつかはこのWantedlyでもご紹介をしてきました。
今回の連載企画はそういった制度や仕組みではなく、NP社員一人ひとりのキャリアや考えに密着をしたインタビュー記事です。「自律・分散・協調」の一言ではなかなか伝わりづらい、雰囲気や社風をお伝えします。
自由な挑戦を応援してもらえた
2017年4月、NPに新卒で入社をした野崎才門です。
最初は開発部門に配属され、IT領域を中心に幅広く経験を積んできました。2019年7月に異動をして、今は基幹事業であるNP後払いのセールスを担当しています。
今までのキャリアを振り返ってみて、好き勝手に挑戦させてもらっているなと改めて思いました。
開発の中でいろいろな経験を積んだこともしかり、セールスに異動したこともしかり。
会社や事業を良くしたいんだというマインドが根底にあれば、だいたいのことは応援してもらえるように思います。
果たすべき役割を考えながら、複数領域に携わった
開発部門に配属されたタイミングで、どのような役割を果たすべきか考えました。
NPのIT領域においては、正社員よりも専門知識も経験も豊富なエンジニアさんが多く常駐しています。
それでも新卒社員が開発部門に配属されるのはなんのためだろう?なにをすれば価値を発揮できそうだろう?
そのときに出した答えは、事業企画と開発をつなぐ役割になることでした。
顧客との接点が多く、どのようなものを作ったらいいのかの知見が豊富なのは企画サイド。でもそれをどうやって実現するかの技術を持っているのはエンジニア。
だからエンジニアがやっていることを理解して、その上で企画サイドの人ともコミュニケーションできると、顧客にとってちゃんとメリットがあるシステムができあがる。両者をつなぐ役割は、価値が高いと思ったんです。
その役割を果たせている先輩をみると、1つのチームだけで業務を完結させておらず、複数領域にまたがって仕事をしていた。視野が広くなり、理想と実現可能性などのバランスが上手く取れるようになるのでしょう。それで僕も複数のチームに入り、いろいろな仕事をこなしていくことにしました。
アプリケーション機能のチームでは、なにを作るか決めるところから、実際にプログラムを書いて、保守運用を回すといった全ての工程をまんべんなく経験しました。その他、社内のITインフラ整備など細かい知識が必要な領域にも携わっていました。
ITに関わる業務は一通りやったし、それに関わる意思決定も一通り経験を積みました。
IT領域を網羅的に経験している人は意外と少なく、どこかが得意という人が多い印象です。でもこちらがやりたいと手を挙げると、すんなりやらせてくれました。
会社や先輩を信頼していた、だから配属先にこだわりはなかった
NPでは、基本的に自分の配属先は自分で希望することができます。でも開発部門への配属は、自ら強く希望したわけではありませんでした。
僕としてはどこの部署でも良かったんです。
この会社に入ると決めたときから、会社や先輩に対する信頼感がありました。自分が大事にしたいことは一通りしゃべったし、それに共感、尊重してくれた。逆に会社として目指したいこと、大切にしたいことにも当事者意識を持てそうだなと思った。共感できて、そして受け入れてもらえたので、どこに配属されても頑張れそうだと思っていたんです。
そして当時は「なにをするか」よりも、「どこで、誰と、どのように働きたいか自分で決めたい」という思いのほうが強かった。
こだわりを強いて言うなら、学生時代にチームで働くことの魅力を実感していたので、この会社でもチーム作りに携わってみたいなと思っていた。そんな程度でした。
こうした思いや考えを研修担当に話すと、「最初は開発部門で働いてはどうか、チーム数が多く、チーム作りにも携わりやすい」と提案してもらえたので、開発部門で働くことに決めました。
やりたいことが見えてきて、セールスへ異動
いろいろな仕事に取り組む中で、見えてきたことがあります。
自分が大事にしたいのは、ものを作って、誰かに喜んでもらうことだということです。
気がついた直接のきっかけは、NP後払いの機能を一部新しくするプロジェクトでした。
このプロジェクトでは、一番最初の企画段階から細かい要件定義、実装など主な工程の全てに携わりました。
いろいろな工程の中でも、セールスと一緒にお客様のところへ足を運ぶところまで経験できたことは、とても良かったです。
この機能はお客様が待ち望んでいたものだったということもあって、めちゃめちゃ売れたんですよ。このとき売れるもの、すなわち喜んでもらえるのものを、ちゃんと形にできるのはすごいなと思いました。
そして学生時代や幼少期を含めて振り返ってみると、自分が作ったものによって誰かに喜んでもらうのが嬉しいという経験は、ビジネスの領域、それ以外の領域でも多くあったことに気づきました。
喜んでもらうものを作るためには、自分で作ったものが誰にどう使われているのかを知って、その上でどんなものを作るべきか考える必要がある。今までの経験で作る方は少しできるようになってきたので、今度はお客様のことを知ろうと思ってセールスに異動しました。
このときの異動も、チームのみんなが僕の意志を尊重してくれました。
開発部門の人はIT周りの仕事にずっと軸足を置く人が多く、こんな異動をしている人はなかなかいない。それに、当時任されていた仕事も少なくなかった。
それでも全然嫌な顔をされることはなく、すんなりと異動することができました。
みんなに応援してもらえた、だから自分も協力したい
自分の挑戦をみんなに応援してもらえたので、僕自身も関わる人全員に対しては、できるだけ協力したいなといつも思うようになりました。
そしてそれを、言葉でも態度でも表明しようと心がけています。
もともと思ったことは率直に言うタイプなので、なにかの企画で相談してくれた人がいたときに、場合によっては白紙に戻してしまうこともあります。
それでも、ダメ出しをするのではなくて、「こっちのほうが良くない?」「もうちょいいけるでしょ!」とか言いながら一緒に考えるようにしています。きっとみんな、なにか良くしたいから考えてくれているし、相談してくれている。それなら、一緒に創り上げたらいいか、というスタンスです。僕はきっとこの会社の中で働いている人や組織が目指したいところに対して、信頼をしているんでしょうね。
会社に対して恩返しをしたいとは思っていますが、僕の根幹にあるのは「いいもの、喜んで使ってもらえるものを作りたい」というシンプルな欲求です。業務経験を増やしたりやることを広げたりして、できることを増やしていく。そうやって会社や世の中に貢献しつつ、自分のやりたいことを追究していければいいなと思っています。
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