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サッカー留学からエンジニアに転向したストーリー

今回、n2pの情報発信の一環で、サッカー留学の経験を経てエンジニアとして働かせていただくまでのストーリーを書かせていただくことになりました。

自分の年代では周りの方よりも少しだけ苦労した人生を歩んでいる方だと思いますので、この体験談を通じて誰かの糧になれば幸いです。

サッカー留学をするまでの経緯

サッカーを始めたきっかけは二個上の兄の影響で、物心がついたときにはボールを蹴っていました。小学校、中学校、高校とクラブチームに所属し、学校が終わったらサッカーに行くという日々を週6で送っていました。正直、日々の練習の大変さから「サッカーを辞めたい」「もっと友達と遊びたい」という気持ちもありましたが、「サッカー選手になりたい」「サッカーが好き」という思いで乗り越えることができました。そんな中、徐々に結果が出始め、関東大会、全国大会に出場するなどの大きな舞台を経験することもができましたが、なかなか最後に良い結果を残すことができませんでした。その一方で、勉強も大事にする家庭だったため、中学と高校とサッカーをしていない時間は勉強をし、1週間があっという間に終わるという生活を送っていました。

高校卒業後の進路について考えたときに、二つの選択肢がありました。
一つ目はサッカー留学をするという道です。小さい頃から一度は海外でサッカーをやりたいという思いが強くあり、色々な縁もあってサッカー留学ができるという道がありました。二つ目は大学に行くという道です。一応、進学校に通っていたため大学受験に向けての勉強もしていました。

そこで、将来について考えたときにサッカーを続けたいが、サッカーで生計を立てていけるかどうか不安な気持ちと、とりあえず大学に行っておけば安定だなという気持ちを持ったまま、サッカーと勉強を並行してやっていました。とりあえず大学受験に受かったらその後の進路を考えようと決め、大学受験を受けることにしました。しかし、結果は不合格という結果でした。とりあえず大学に行こうという生半可な気持ちで受験した自分に現実が突きつけられました。

そしてこの先どうしようかなと考えたときに、浪人するか、サッカー留学をするかで迷ったのですが、「一回の人生だしどうせなら挑戦したい」「人と変わった人生を歩みたい」という思いからサッカー留学を選びました。

ドイツでのサッカー留学

高校卒業後、イタリアにチームで遠征を10日間ほどした後に、ドイツに約一年間サッカー留学をしました。
まずは、チームに所属するためにセレクション(チームに所属するための試験)を受け、合格しなければいけません。代理人(チームとの契約からドイツでの生活などをサポートしてくれる人)と一緒に5チームのセレクションを受けに行き、4チーム合格することができ、その中の一つのチームと契約することができました。この時は喜びと安心感、そしてこれから結果を残さなければならないという覚悟がありました。
いざチームに所属すると、もちろんですが、知らない環境、知らない言語の中に1人で入らなければいけなく、緊張というよりは不安が大きかったです。しかし、この環境だからこそ、自分でなんとかしなければいけないことは、成長につながったのだと思います。そして、試合に出ることができ、観客の前でサッカーをすることは今までに感じたことのないくらいの喜びを感じることができました。

しかし、そんな中で試合には出れていたものの、やはり将来への不安を拭う程の結果を出すことができませんでした。同時に海外での生活や、周りに話せる友達がいない孤独感などで、どこかモヤモヤしている自分がいました。
そしてサッカーの充実感と将来への不安、そして私生活での空虚感を持ったまま、シーズンが終わり、一旦日本に帰国しました。

そんな中、悩んでいたときに、「エンジニア」という職業をWebサイトで見つけました。Webサイトには、「自分でサービスを作れる」「場所を選ばずに働ける」などが書いてあり、自分がどこかで「事業をやりたい」という思いもあり、この職業に就きたいと思いました。
そして、色々な方に相談していく中でこの道に行こうという決断とサッカーを諦める決断をしました。サッカーを諦めることは簡単なものではなかったですが、新しいことに挑戦したい、成功したいという気持ちが強かったために選択しました。

エンジニアになるまで

エンジニアという職業を全く知らなかったため、とりあえずプログラミングスクールに行こうと決めました。そしていざプログラミングをやってみると、何かを行う度にエラーが出て、想像していたよりも大変でした。しかし、ここで諦めたら何もない人間になってしまう、サッカー人生を諦めたからにはここでという思いで、やり遂げることができました。
そして就職活動です。プログラミング経由での就職サポートもありましたが、紹介されるSESの企業が多いということで私が行きたい企業ではなかったため、自らで就職活動をすることを決めました。
そして二ヶ月ほど就職活動をして、n2pにフロントエンドエンジニアとして就職することができました。(そして、自分が入社する2週間前に凄腕エンジニアが入るという奇跡もありました笑)

20年間生きてきて自分が大切だと感じたこと

一つ目は「人との関わり」です。
私の人生の分岐点には必ず支えてくれた人、助けてくれた人がいました。サッカー留学の道を作ってくれた方や、サッカー留学をサポートしてくれた方、そして何もない自分を採用してくれたn2pの方など、多くの方の助けがあって今があります。人との関わりを大切にすることは人生にとって重要だということを身をもって体験してきました。

二つ目は「とにかくやってみる」ということです。
何事もまずはとにかくやってみるという精神が重要だと感じました。そしてそれを誰かに発信することで必ず手を差し伸べてくれる人がいます。

多くの人は何かに挑戦するときに「面倒くさい」「成功するのかな」とネガティブになり諦めます。しかし、とにかくやってみることで、成功しても失敗しても成長することができます。そして、一度や二度の失敗なんて、人生のほんの少しの失敗に過ぎず、諦めなければ人生なんとかなると実感しました。あまり深く考えすぎずに「とにかくやってみる」そしてそれを「発信する」ことが大切だと思います。

私はまだまだ未熟なエンジニアですが、「人との関わり」「とにかくやってみる精神」を忘れずに、これからも挑戦していく人生、そして誰かの人生の転機に手を差し伸べるような人になりたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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