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デザイナー兼プラナーが考えるアイデアづくりのコツ10選

ここがN2Pのnoteかぁ....広い場所だ...
初めまして、NONAME Produceでデザイナー/プラナーをやらせていただいてます藤城です。

好きなものは読書と映画と絵描きという完全インドア派人間なんですが、コロナ禍でだいぶ室内にも飽きてきたので時期が来れば週に1回はキャンプをしているような人になっているかもしれません....!


さて、今回の記事は、私が普段デザイナー/プラナーをしている中で何となく編み出してきた「企画づくりのコツ」をお話しできればと思います。

あと一歩のところで新しいアイデアが出ない、毎回似た考え方になってしまうという方のちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

目次

  1. 1.とにかくクライアントについて調べる
  2. 2.競合他社と比べる
  3. 3.紙に書き出す
  4. 4.シーンを想像する
  5. 5.自分を無にする(客観視)
  6. 6.体を動かす
  7. 7.関係のないことと繋げてみる(日々の蓄積)
  8. 8.誰かに話してみる
  9. 9.実現不可能なことでも残しておく
  10. 10.もう無理だと思ってからもう1案出す

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1.とにかくクライアントについて調べる


「今回の企画はこのコンテンツを使って、このような方向性で〜」とクライアントから指定があった場合でも、必ず改めてコーポレートサイトやサービスサイトを隅々まで見させていただいています。

・これまでどんな方向性で発信を行なっていたのか?
→広く浅くなのか、狭く深くなのか?購買をメインにしているのか?認知をメインにしているのか?SNS運営は?・・・

・キャンペーンやプロモーション活動をこれまで行なったことがあるか?
→あるとすればどのような内容でされていたのか?そのやり方は続けるのか?・・・

・サイト自体のトンマナはどうなっているのか?
→どの客層をターゲットにしている?導線はどうなっている(何を目的とした設計)?・・・

・企業が発信しようとしているメッセージは何か?
→大切にしている考え方は?また、それを現状発信できているのか?・・・
などなど...

といったことを考えながら情報を集めることで、自ずと企画の元になる”タネ”のようなものが見えてきます。
それは勿論、発信の中心になるサービス/商品内容でもありますし、企業様がどのようなテイストの発信を望まれているのかまで大体掴むことができます。

またブログなどのメディアを運営されている場合には、どの顧客層をターゲットにされているのかが細かい部分までわかりやすいです。
例えば同じ「子供を持ったお母さん向け」でも、子供と一緒に楽しもう!の方向性なのか、はたまたいつも頑張っているお母さんお疲れ様なのか、で企画内容はかなり変わっていきます。

この段階で大まかな全体像の把握することで、後々企画案の大きなズレだったり、過去行われていた企画との被りだったりも防ぐことができます。

2.競合他社と比べる


クライアントについて詳しくなったら、次は競合他社を深堀りしていきます。
・それぞれの企業で差別化を図っている要素はどこなのか?
・競合は過去にどのような施策を打ってきたのか?逆に打っていない施策は?
・どんなサイトの見た目/動き/導線をしている?
・価格帯は?

などなど...

ここでは少なくとも3社〜5社は深掘りして調査します。
そうすることで、前段で見えてきたクライアントの特徴が唯一無二のものなのか、はたまた業界のセオリー的なものなのかが分かります。またなんとなく触れてはいけない言い方だったり、決まった言い換えの言葉も掴めるようになります。

デザイナー目線だと、この頃には業界全体で使われているトンマナ(色使い、フォント、配置、どこを目立たせるかなど)が見えてきます。企画自体は目新しいものを思いついたとしても、その表現方法は業界はたまたクライアントがこれまで培ってきた雰囲気の域を出ない形にすることが多いです。

あまりにも突飛なものにしてしまうと受け取る(ターゲット)側も困惑してしまいますし、新しい客層を狙うとしてもそちらを重要視しすぎるとこれまで支えてきてくれた顧客を蔑ろにしてしまいかねません。

例えるならば、幼馴染が大学デビューして外見はガラッと変わっていたけれど、話してみたらいつものと変わらず趣味の話で盛り上がれた時の安心感のようなものでしょうか?(違う?)

3.紙に書き出す


ここからいよいよアイデア出しの段階に入っていきます。やり方は人それぞれだと思うのですが、私の場合はPCに打ち込むよりも手書きの方が考えが広がりやすいです。

これまでの調査で見えてきた重要キーワードを書き出してみたり、勿論すでに浮かんでいるアイデアがあれば書きなぐってみたり、はたまた手が動くのに任せてイラストを描いてみたり。

紙に書き出すことの利点は、それぞれのキーワードや、パッケージなんかもひとつの視界の中に収めることができることです。物事の距離が近く、綺麗に整えられていなくても、逆にそこに新たな発見があったり。全く関係がなさそうな言葉同士が隣にいたことで新しいアイデアが浮かんだり。頭に浮かんだ記号や矢印なんかもすぐに要素として組み込めるのもストレスがなく、良いです。

後から見返すと、自分の思考の流れが矢印の引き方から辿れたりなんかするのも手書きの醍醐味かもしれません。

始める前は真っ白だった紙が、アイデア出しが終わるころにはボールペンで黒く染められているのも達成感を得るのには大切かも。

もし、どうしてもPC上でブレストをする必要があるときはmiroを使っています。
https://miro.com/
かなり自由度が高い画面上のホワイトボードとして活用することができますよ。

4.シーンを想像する


ここではまだ自由に、アイデアを掘り出していきます。

・自分がその商品を買うとしたら?そのサービスを使うとしたら?

→どんな時に必要だと思うだろう?

・使う前にどう思う?使った後にどう思う?
→どんな感覚や感情が生まれるだろう?

・対象の商品やサービスの周りにはどんな人たちがいる?
→普段どんな使われ方をしているだろう?

・日常の中ではどこに居場所があるだろう?
・休日ではどうだろう?
・非日常(祝い事の席など)では使われるだろうか?
・どんな趣味を持つ人がユーザーに多いだろうか?
・個人/友達同士/家族内ではどんな使われ方の違いがあるだろう?

などなど...

一見、商品やサービスとは近しくはない日常のひと場面だったとしても、少し視点を変えることで顧客にフィットするシーンに早変わりすることがあります。
生活の中のありとあらゆるシーンにスポットをあててみてください!

5.自分を無にする(客観視)


この前の段階では「自分だったら」という視点からのアイデアも大いに入れて良いことにしています。
が、それが出きったなと思ったら一歩引いて(実際に机から離れて紙を眺めてみることもあります)ニュートラルに俯瞰してみます。

・出しているアイデアの傾向が固まりすぎていないか?
・自分の趣味趣向が入れ込まれすぎていないか?
・〇〇さんにこのアイデアを伝えたらどんな反応が返ってくるかな?

など、全体を見渡すことでアイデアのバランスをとったり、よりシンプルなものに昇華させられます。

6.体を動かす


ジーッと机に向かって身じろぎもしないでいると、段々とアイデアも体も凝り固まってきます。ひたすら深く穴に潜ってアイデアを掘り出した後は、周りの環境がゆるすならばブツブツ呟きながら歩いています(不審者)。

会社にいてブツブツ散歩ができない時は、近くの店舗でカフェオレを買って、砂糖を入れまくって帰ってきます。糖分は偉大。

そうすると不思議なことに、スルッと煮詰まっていたアイデアが出てくることがあります。
一旦休憩を挟むことで、頭の中が整理されるんですね。

7.関係のないことと繋げてみる(日々の蓄積)


一見、商品やサービスとは何も関わりのなさそうな物事でも、つなぎ合わせてみるとアッと驚く化学反応を起こすことがあります。

・最近流行っている歌、芸能人、遊び、サービスは?
・最近面白いなと思ったキャンペーンの内容は?CMのセリフは?

・取り入れたくてストックしていたデザイン手法はあったかな?
・この間観た映画のあのシーン面白かったな

など。

「企画の中で、あの言葉を取り入れてみよう!」「あの表現とこの企画ってピッタリだ!」など。意外と、関係ないだろうと思っていた要素が呼び水になってオリジナリティのあるアイデアが生まれることも。

8.誰かに話してみる


もちろん、機密情報は話しませんが、自分の中に湧き上がってきていたアイデアや思考の絡み合いが全て吐露できた!と思った時点で、身近な人にヒアリングしてみるのも手です。

誰もが知っている商品/サービスならば、「あの商品最近いつ食べた?」「どんな時に使いたいって思う?」「友達がファンだって聞いたこととかある?」などの質問をぶつけてみると良いかもしれません。「そんな利用シーンは思いついていなかった!」「私の感覚では〇〇だったけど、他の人はそんな風に捉えることもできるのか」など、必ず思いもよらない発見がもらえるはずです。

アンケートなどをとるのも一般的なマーケティングの手法ですが、短時間で新しい物の捉え方を手にしたい時には身近な人の感覚に頼ってみるのも良いですよ。

9.実現不可能なことでも残しておく


これは人に見せるのは恥ずかしいな...
自分の主観が入りすぎているな...
今回の予算感では実現できなそうだな...

そんな風に感じるアイデアもチラホラあることでしょう。
しかし、あまりにも馬鹿馬鹿しいもの以外はなるべく残しておくようにしています。

社内のチームに共有した時に、自分ではそこまで良いアイデアだと思っていなかったものに光が当てられて、他の人のエッセンスが加えられることで見違えるような案になることもあります。
せっかく頭を絞って出したアイデアですから、そこまで畏まらずに遊びを残しておくのをおすすめします。

10.もう無理だと思ってからもう1案出す


ここまでくると、もう体力的にも思考的にも限界だ!と感じてきます。
もう出し切った、走りきった、と思ってしまいがちです。

そんな時には、一晩熟成させるのも手です。

翌日になって改めて書き出したアイデアの羅列を眺めてみると、粗や思考の抜けが見えてくることもあります。そうしたらもう一踏ん張り!
最後に見つけたアイデアのかけらが採用されることなんかもしばしば。残り物には福があるって言いますしね。

まとめ

ここまで、私の個人的なアイデア出しのコツをお話しさせてもらいました。
必ずしも1〜10の順に辿っていけばうまくアイデアがまとまる!というわけではなく、何度も行ったり来たりすることも多いです。

この方法を取り入れてみようかな?という視点をひとつでも見つけてもらえたら嬉しいかぎりです。

最後に、私のおすすめ本を紹介して終わりにしようと思います!

言わずと知れたベストセラー。柔らかな文体で「考えること」「アイデアを出すこと」の面白さが書かれています。

こちらも紹介するまでもなく有名な一冊。何かを生み出すには特別な才能がなければならないと思っている方にお勧めしたいです。

商品やサービスを「使わせる」のではなく「ファンになってもらう」には?という視点から書かれた本。私がとても大切にしている概念です。

「他にもこんな本がおすすめ!」「私はこんな方法でアイデア出してます」というコメントいつでもお待ちしています!気軽に教えていただけると嬉しいです〜!

最後に採用について

株式会社NONAME Produce(通称N2P)では採用活動をおこなっています
【募集ポジション】
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・ディレクター
・プランナー
下記のメールアドレスへ希望ポジションとともにご連絡ください
recruit@n2p.co.jp

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