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累計80のゲーム運営で重ねた経験を、次の挑戦へ

マイネットのゲームサービス事業には、

・メンバー全員が目指すゴールを定義して可視化する

・ゴールまでの道のりを把握して、日常的に具体的な行動ができるようにする

ための「ビジョンマップ」があります。

(ビジョンマップの詳細は以下の記事をご覧ください!)

■取締役の松本に、ゲームサービス事業の「ビジョンマップ」についてインタビューしました!

https://www.wantedly.com/companies/mynetjapan/post_articles/358843

今回はその中からいくつかピックアップし、マイネットのメンバーがそれぞれの言葉をどうとらえているのかご紹介いたします。

テーマ:「挑戦で繋がるワンチーム」

事業開発部:鈴木 貴之さん




ゲームタイトルで研修後、コラボ案件の営業に

ー鈴木さんは2018年度にビジネスプランナーとして入社されていますよね。最初はどんな仕事から始めていたのでしょうか?

鈴木:最初に新卒同期全員での研修をした後、「ゲーム運営はどのように行われているか」を学ぶために「戦乱のサムライキングダム(以下:サムキン)」というタイトルにプランナーとして仮配属されました。

鈴木:サムキンでの勤務は2〜3ヶ月で、その間にどんな職種の人たちがどういう仕事をして、ゲームがどのように運営されてるのかを学びました。色々と皆さんに教えていただきながら、「ゲームってこういう風に運営されてるんだ」と実感することができました。

鈴木:仮配属後、相互送客「CroPro*」のコラボ先を探す営業を担当することになりました。最初はネイティブタイトル**を担当して、半年ほど後に、ブラウザタイトルも並行して担当するようになりましたね。

*CroPro:マイネットが運営するスマートフォンゲーム向けのコラボネットワーク。「ゲーム間コラボ(=相互送客)」の仕組で、広告費換算で月間1,300万円以上のユーザー集客を実現。

**ネイティブタイトル:スマートホンやパソコンで、ブラウザなど他のアプリケーションを介さずに直接実行できるゲームタイトルのこと。

ーマイネットでは当たり前のように行われている相互送客ですが、社外だと一般的ではないことも多いですよね。相互送客先を見つけるときはどのように開拓を行っているのでしょうか?

鈴木:まずは社内のタイトルに、実施希望時期や、相互送客したいタイトルタイプなどをヒアリングします。既にその条件に合致しそうな社外のタイトルとお取引きしている場合は、すぐに取引先に提案して実現できるよう調整します。新しい会社を開拓する際は、候補タイトルのプロデューサーやディレクターとお話することから始めます。相互送客の効果を説明して、どんなタイトルと実施できるかご説明すると興味を持っていただけることが多いです。

ー新しい会社に提案した際の先方の反応を教えてください。

鈴木:多くの方に「無料で集客できるのがイイね!」と言っていただけます。ただ、相互送客を行うために必要なSDK***の実装工数で悩まれる会社さんもいますね。定期的に相互送客ができないと、実装コストが回収しづらいので。そういった場合は、既に弊社Croproネットワーク上に多くのタイトルがあることを紹介し、そのタイトル群と相互送客を重ねれば十分にコストが回収できることを説明していました。

***SDK:アプリケーション開発で機能の実装に利用できるソフトウェア開発キットのこと。

情報を早く正確に集めることがタイトル獲得の肝

ーその後は事業開発、つまりタイトルの仕入れを行う部署に異動されています。具体的にどんなことを行っているのでしょうか?

鈴木:タイトルの獲得活動は、大きく分けると「ソーシング」と「エグゼキューション」の二つに分かれています。「ソーシング」は案件を掘り起こしにいく活動、「エグゼキューション」は案件化してから契約締結するまでの活動ですね。ソーシングの方法は大きく二つあります。一つは各ゲーム会社さんの事業部長や取締役の方々と情報交換させていただく中で営業をさせていただき、潜在的な需要を見つけ出すパターン。もう一つは、既に何度も取引させていただいてる会社さんから、「このタイミングでこのタイトルをマイネットさんにお渡ししたい」とお声がけいただくパターンですね。この二つのパターンから具体的な検討を始める「案件化」まで持っていく活動が「ソーシング」です。

ータイトルを預けたいという会社は、どんなニーズを持っていることが多いのでしょうか?

鈴木:僕が担当している案件で一番多いのは、人員の再配置ニーズです。自社で運営中のタイトルのメンバーを新規開発に充てたい、というニーズですね。最近のゲーム開発はどんどんリッチになって開発コストは上がっている一方で、もう出せば売れる市場環境ではない。そんな中で各社共に、自分たちのエース人材を集めて良いゲームを作りたいと思っているんです。そこで、大型タイトルの新規開発に人材を集めるため、既にリリースして運営しているタイトルの人員を再配置したいと考えている。その結果マイネットにタイトルを預けていただく、という例が多い印象ですね。

ーなるほど。そしてソーシングの段階でお互いのニーズが合致すると具体検討を行う「エグゼキューション」に入るのですね。

鈴木:「エグゼキューション」では「情報をいかに早く正確に集めるか」が本当に大事です。まずは案件化したタイトルのログデータを元にシミュレーションを行いますが、会社ごとにデータの集計方法は異なっているので意図通りの情報をいただけることは稀です。この場合はデータの成形が必要になります。また、「どうしてもこの時期に人を再配置したい」といった先方の期限的なニーズがあることも多いです。こうした状況の中でも十分な交渉期間を設けるためにスピードを意識しています。

鈴木:スピードアップする上で、過去の事例や知見を利用することも重要です。例えば先方との詳細検討に入る前に使用する「ヒアリングシート」というものがあります。内容はタイトルのログデータの提供依頼や運営体制・コストに関する質問項目など。これまでの80を超える獲得案件のノウハウを元に型を作っています。新しく案件化できた際は、この型を元にヒアリングシートをカスタマイズし、時間を短縮しながら情報収集の精度を上げています。

鈴木:また、僕は必ず最初に先方タイトルのゲーム特性を把握して、マイネットの類似タイトルがないかを確認しています。類似タイトルのKPIの特徴や、KPIの変動値と施策の関係を把握することで、運営で何が重要になってきそうか考えています。

ー多くの獲得活動・タイトル運営を行ってきているからこそ蓄積されている知見を活用できるということですね。「先人の知見を活かし、車輪の再発明をしない」ことは今日のテーマ「挑戦で繋がるワンチーム」にも内包される考えでもありますね。


事業開発部で一緒に獲得活動を行うエンジニアと

これまでのゲーム運営が次の獲得の武器になる

ーマイネットのゲームサービス事業は、移管元からどのように映っているのでしょうか?

鈴木:マイネットの運営を高く評価いただいたり、実際に行ってきた施策を賞賛いただいたりすることがあります。例えばあるタイトルでは、当時めいっぱいコストを下げなければ赤字になってしまう状況でしたが、マイネット移管後に削減余地があるコストを調査し、自動化などを行うことで適正化しつつ売り上げも保って運営することができたので、今でもマイネットの運営ノウハウやアセットには興味を持っていただいていています。

鈴木:このように移管元や他社様から評価いただいているのは、過去に多くのゲームを運営して、いろんな挑戦をしてきたからこそだと思います。その経験を元に社内のアセットやノウハウが蓄積され、またそれを今後の獲得に活かせているのがマイネットの強みですね。

ーまさに今日のテーマ「挑戦でつながるワンチーム」が現れている事例ですね。だからこそ、これからも新しく攻め続けなきゃいけないですね。

鈴木:そのとおりですね。獲得を担う僕らはゲーム運営から武器をもらっています。過去のゲーム運営に関わってきた方の挑戦が全部活きている。そして、タイトルが獲得できると新たな挑戦を行う場がまた生まれるんです。



運営の力をどんどん業界に伝えていきたい

ー今日のテーマ「挑戦するワンチーム」は「挑戦が未来に繋がっていく」という意味が込められています。鈴木さん個人として未来に繋げたい挑戦は何ですか?

鈴木:個人として未来に繋ぎたい挑戦ですか……難しいですね(笑)僕は今、交渉スキルや、契約書についての知識、財務についての知識、いろいろなものを上司のもとで学びながら挑戦しています。最終的にはそれらをサポートなしでできるようになってこそ一人前だと思っています。現在の挑戦から色々なものを吸収した上で、新たなタイトル獲得もそうですし、自ら新しい提案や、新しい挑戦を起こせる側になっていきたいですね。

ー最後にメッセージをお願いします。

鈴木:僕が他社さんに提案する時は必ず「ウチの運営力を信じてください」と言っています。提案資料の最後にも、パッションのページを設けて絶対伝えるようにしています。これはタイトルを運営するメンバーの力を信じて、しっかり伝えたいと思っているからです。

鈴木:僕はゲーム運営に関わる方々から「運営力」という武器を託されているんだと思っています。マイネットのゲーム運営を通して武器が磨かれて、さらにその力をどんどん業界全体に伝えていく。そうすることで、マイネットにタイトルを預けたいと思ってくれる会社さんが増える循環を作っていきたいです。

ー鈴木さん、ありがとうございました!

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