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企画するだけでは新規事業とは言えない。実行型のサマーインターンで学んだこと

2021年8月、マイベストでは「リアルな新規事業の仕事を理解してほしい」という思いから、1ヵ月という期間を使ってサマーインターンを実施しました。企画立案から事業を推進することを経験した、鈴木智海さんと長屋香凜さんにお話をお伺いしてきました。


2022年に行われた3daysインターンの様子はこちら

企画をすることだけで終わらず実行まで出来るところに惹かれて

長屋香凜さん(東京外国語大学)

−−マイベストのサマーインターンに参加されたきっかけを教えてください。

長屋さん:もともと新規事業の立ち上げに興味があったんです。以前、ビジネスコンテストに参加した際に自分で事業を考えることに楽しさを感じました。また、他のインターンでも新規事業や新商品の企画などを行った経験はあったのですが、3日間など短期間のものばかりでした。

マイベストのインターンに参加したのは、中長期で取り組めるところに魅力を感じたからです。その方が、より新規事業というものを体感できるのではないかと思いました。

鈴木さん:僕も新規事業を立案するインターンに何度か参加したことはありますが、その場限りのアイデアだけで終わり、机上の空論だと感じていました。与えられたテーマの課題を考え解決策をプレゼンテーションする流れが多く「これは新規事業を作っていると言えるのか?」と感じてきたんです。

マイベストでは、実際に考えた企画を「実行できること」に惹かれて参加を決めました。

ーー考えるだけで終わらず、事業を推進するということが決め手だったんですね。実際にやってみて、どんなことが大変でしたか?

鈴木智海さん(東京大学)

鈴木さん:やはり、企画段階では想定できなかったことが起こるということでした。今回は10〜20代の女性インフルエンサーを起用した「愛用品公開企画」を提案したんです。社長や部長へプレゼンテーションをしてフィードバックをもらったのち、実際に進めていきました。

ところが、いざ進めてみると早速壁にぶつかりました。
連携していくインフルエンサーからの返信がなく、連絡さえ取れない状態が続きました。

長屋さん:SNS DMやメール等でアプローチをしていたのですが、誰からも返信がない時期もありました。新規事業に対して「新しいものを立ち上げて新たな価値を生み出していく」というポジティブで断片的な面しか見えていなかったんだと痛感しました。

実際にやってみると、全く想定していなかったことが起こるんですよね。だからこそ毎日PDCAを回していくことや、目標設定から逆算して動いていくことの大切さを実感しました。

ーー想定外のことを経験して、チームではどんな動きをとっていたんですか?

鈴木さん:今回のインターンは「インターン生主体で自由に挑戦して良い」という前提でやらせてもらってました。日々の業務で発生した悩みや困っていることは常に共有し、社員の方に相談する場面もありましたが、基本的にはインターンのメンバーで考えて動いていました。

だからこそ、チーム内でアイデアが浮かばなかったり、問題に対してどのように改善していったらいいのかも思いつかなくて苦戦したこともありました。

長屋さん:たとえば「返信率を上げるための改善策を1人3つ考えてこようよ」と全員でアイデアを持ち寄ったり、なんとか方法を絞り出していました。チームとしては、鈴木くんがリーダーとして引っ張ってくれて、私は出た意見をまとめていくような役割でしたね。

チームを通して感じた自身のウィークポイント

鈴木さん:最初の1週間で企画を立てたときに、いざ終わってみると「あれ、僕の意見が全て通ってしまった」という状態だったんです。3人でやっているのに、一人で先走ってしまっていることに気づきました。話し合って決めたはずなのに、振り返るとみんなの意見やアイデアがうまく発散できていませんでした。

良いチームとは、一つの目標に向かって各々の意見をフラットに言い合える関係性があることだと思います。協働していくということが出来なければ、事業はより良い方向に進まないんだと気づきました。そこからはメンバー同士のコミュニケーションを見直すようになりました。

長屋さん:鈴木くんが「思ったことはその場で言い合える関係を目指そう」と提案してくれました。また、終業時にはメンバーの良かったところと、もう少し直すべきところを「Good & More」という形でチャットで伝えることを習慣として取り組むようになりました。鈴木くんが色々と提案してくれたおかげで、チームのあり方が変わったように感じました。

ーーチームを通して、他にも新しい気づきはありますか?

長屋さん:これまでは私がチームリーダーとして動く機会が多くありました。しかし、このチームに入ったとき「私はその役割じゃない」と感じました。意見もうまく出せず、チームの中でどのような働きをすればいいのか、悩んでいました。

そんなときに「Good & More」で他のメンバーから「調整役として動けている」「みんなの意見を整理してくれた」といったコメントをもらったんです。私自身はあまりそういうタイプではないと思っていたので、新しい自分を知るきっかけになりました。事業を進めていくためには、意見やアイディアを出しつつも、それらをまとめていく役割も必要だと感じたんです。短期間のインターンでは、そこまでの発見はなかったと思います。

鈴木さん:印象的だったのは、議論している中で「こういうフレームワークに沿って考えてみたらどうか」とメンバーのひとりに伝えたところ、どんどん彼のアウトプットの仕方がうまくなっていったんです。その変化を見て良い影響をもらいましたし、嬉しく感じました。

一人ひとりのパフォーマンスが上がっていき、最終的にチームとして成長できたことが自分にとっての喜びでもありました。

チーム全員で考えて動く。自分たちで実行することで変わった意識

ーーチームとして動くことで、自分自身の成長にもつながったんですね。では、改めて新規事業の開発に挑戦して良かったと感じた点はいかがですか?

鈴木さん:「ゼロの状態は思ったよりも泥臭いんだ」ということを知れたことです。これまでの短期のインターンでは気づくことができなかった部分でした。

そしてより良いものにしていくためには、フラットな関係で意見を言い合えることだと感じました。マイベストは、成果に対してのスピード感は重視される一方で、ベンチャー企業ならではのガツガツした雰囲気はあまり無く、のびのびした雰囲気です。だからこそ、お互いに意見を言い合いながら、自分たちのやり方でチャレンジできたのも良かったと感じてます。

長屋さん:自分たちの力で考え抜いたからこそ、事業を進めていくためのチームワークの大切さを身に染みて感じました。誰かと一緒に何かを行うという経験自体は多くありましたが、ここまでお互いの関係性を深めあって、短期集中でコミットしていったという経験はありませんでした。「チームで意見を言い合って進める」ということ自体に難しさもありますが、結果が出たときにメンバーと分かち合える喜びは大きかったです。

実際の事業では仮説通りにいかないことが当たり前にあり、だからこそPDCAを回して成果が出たときは「やってみて良かった」と思いました。これをひたすら繰り返していく、それが新規事業なんだと気づきました。大変なこともありましたが、新規事業をやってみたいという当初の気持ちは変わらないですね。

鈴木さん:僕も新規事業に挑戦したい気持ちに変化はないですね。今までよりも仕事の流れがつかめましたし、チームに対する考え方は就職だけでなく、今後の人生においても必要な視点だと思うので、この経験を活かしていきたいです。

新規事業の泥臭さを体感したとともに、チームの重要性に気づいたという鈴木さんと長屋さん。

ゼロからスタートする新規事業は、「こうすればうまくいく」という答えがないものです。だからこそ、チームで試行錯誤しながら取り組むことが何よりも大切なのかもしれません。

失敗や成功を重ねて得た学びは、きっと就職活動だけでなく社会人になってからも大いに役立つはず。ぜひマイベストのインターン経験を活かし、これからも活躍していってほしいです!


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