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「体育会系大学」「米国留学」「外資系家具店」。異色の経歴を持つマルチリンガルはモンスター・ラボで何をしているのか?

採用広報インターンの二神です!

今回は、バングラデシュチームの松永さんにグローバルな働き方について語ってもらいました!異色の経歴に、私も驚きっぱなしでした!

ーまずは入社までのプロフィールを教えて下さい。

 神奈川県出身です。六ッ川高校と外語短期大学付属高校という二つの県立高校が合併した横浜国際高校に実質一期生として入学し、そこで英語やフランス語を3年間学びました。その後は体育会系の大学に通っていましたが、怪我や学費などの事情で中退し、1年間バイトをした後アメリカの短大に入学しました。前の学校からかなりの単位を移行したので2学期で卒業でき、Dean's List(成績優秀者リスト)にも載ることができました。その後アメリカの4年制大学に編入し、ジャーナリズムを専攻しましたが、学費の事情で2度目の中退を経て2017年の5月に帰国しました。

 帰国後は外資系の家具店に新卒扱いで内定を頂き、2017年の10月から内定者アルバイトとして働き始めたのですが、働き方に違和感を覚えまして。そこで転職活動を始め、今年の3月からモンスター・ラボに入りました。

ー盛りだくさんですね!モンスター・ラボとはどのように出会ったのですか?

 転職活動中に出会った方が、現在同じバングラデシュチームで働く濱村さんに私を紹介してくださり、そのご縁で面接を受けて、モンスター・ラボに入社しました。

(オフィスのデスクにて)

ー入社してからの業務について教えてもらえますか。

 入社当初はブリッジコミュニケーターとして、受注前や提案ベースでの日本語書類をバングラデシュ拠点向けに翻訳していました。受注に至らないものも多くありましたが、プロジェクト立ち上げ期の膨大なドキュメントをいかに丁寧かつスピーディに翻訳するかに心を注いで取り組んでいました。

 今でもそうですが、特に単語の統制など、プロジェクトが続いた時に混乱が生じないよう留意して翻訳を行っていました。例えばですが、帽子屋さんが「商品管理のアプリを作りたい」といった案件を持ってきてくださった時、デフォルトで登場する「帽子」という単語の訳し方が "hat"なのか"cap"なのか、個別の商品で使う単語と分けて定めないと受注後に詳細な仕様の理解が求められた際、混乱が生じてしまいます。なので、先々のことを考えつつ翻訳したり、日本人とバングラデシュの人との間での観点の違いを考えて翻訳したりすることに非常にやりがいがあり、またとても面白いです。

 入社勤務開始直後の時期は短期間で本当に膨大な量の仕事をいただいたので、仕事の掴み方や自分のペースの作り方など、とても良いスタートが切れました。

ー入社してからどれくらいでバングラデシュに行ったのでしょうか?

 1ヶ月くらい経った時ですそもそも入社3日目くらいの頃にPMを任せたいと言われて(笑)。現地では案件の補佐、というか、チャットでは伝わらない温度感を伝えるようなコミュニケーションのサポートを行なっていました。

ー滞在期間中の現地の生活はどうでしたか?

 期間としては3週間ほど滞在しました。ご飯も美味しく、人も優しく、みなさん冗談が大好きでとても素敵な拠点でした。日本語とベンガル語の類似点を話題にすると盛り上がり、仕事の息抜きで卓球に誘われたり、一転して仕事の時は初心者の私にもわかりやすく、何もかも噛み砕いて丁寧に説明してくださいます。早く彼らの役に立てるようになりたいです。

ー元々海外と接点を持って働きたいという希望があったのでしょうか?

 高校と大学でフランス語・ロシア語を3年間ずつ学んだ点からもお察しのとおり、元来言語自体がすごく好きなんです。言語の歴史を調べると様々な要因が絡み合って成立していることが非常に興味深く、違う言語同士で似た言葉もあれば、同じ語源の単語でも意味が全く違う場合もあります。単語ひとつのニュアンスやコンテキストも完全に理解していないと自覚する中で、発言の真意を理解してもらえた瞬間や、またその逆の瞬間がとても気持ちよくて。けれど、専門の翻訳家になってそれ自体を仕事にしてしまうと、仕事にするには楽しみすぎてしまいますし、仕事として責任が生じた時に何かの拍子に言語が嫌いになってしまうことが非常に怖く、言葉自体を仕事にはしないものの頻繁に密接に使う仕事がしたいと思っていました。

ー現在の業務について教えていただけますか?

 日本のクライアントとバングラデシュの開発者とのコミュニケーションサポートです。業務上の連絡において、若干の齟齬や軋轢が生じてしまうケースがあるので、そのようなことがなるべく減るようフォローをしています。

 業務外でも、現地で一緒にいる時はバングラデシュの音楽を一緒に聞いたり、一緒に食事をしたり、もっと彼らの文化を知って密なコミュニケーションを取れるようになるべく日々精進しています。

ーこれまでのお仕事で嬉しかったこと・また大変だったことがあれば教えて下さい。

 ミーティングなどのやり取りの中でコンテキスト的に伝わりきっていなかった思いをミーティング後に直接会話をし、解きほぐして納得してもらえたときは本当に嬉しかったです。

 悔しいのは、私が日本にいるときは直接バングラデシュの人と対話出来ず、チャットとオンライン通話に頼らざるを得ないところで、やはり直接のコミュニケーションとは異なる難しさがあることを痛感する日々です。

(社内のフリースペースにてチームメンバーと)

ーこれまで様々な言語を習得したり、チャレンジしている松永さんですが、言語を習得する際に心がけていることはありますか?

 関連づけることです。自分が初めて知ったものと元々頭の中にあったたものが何かしら結びついたりした時ってすごく嬉しくて。「無知の知」と言いますか、自分が知らないことを認識して学びを広げていくのがとても楽しいです。

ー今後のビジョンを教えてもらえますか?

 バングラデシュの優れた素敵な開発者をもっと多くのクライアントと繋いでいきたいです。たとえば英語圏の国とバングラデシュの開発者の間に立って仕事をするなど、バングラデシュ拠点が日本との接点以外でもどんどん仕事の幅を広げていけるようにできたらと思っています。

 また個人としては、もっと外国語を使って仕事をしたいです。今は業務では英語しか使っていないので、フランス語やロシア語の仕事もぜひ手がけたいです。社内にフランス語やロシア語が第一言語の社員さんがいて、彼らと日常的に会話をして教えてもらっていますが、そうしたコミュニケーションを通じて各言語のレベルも高めていきたいです。

ーありがとうございました!

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