「"かけがえのない時間"を仲間と創る」-プロジェクトプロデューサーの仕事事例をご紹介!(MOBCAST 5E編)
当ページをご覧になっていただき、ありがとうございます!
初めまして、モブキャストホールディングス社長室室長の知久(ちく)です。
先週から3職種の採用活動を始めて以来、嬉しいことに沢山のご反響をいただいております!この反響にはメンバー一同、正直少し驚きました。随時、選考を進めていますので、引き続き多くの方からのエントリーお待ちしております!(エントリーをいただきました皆さま、ご興味持ってくださりありがとうございます!)
その中で頂戴したお声の一つ。「こんな状況だからこそ、笑顔を生み出すエンタメ領域で挑戦したい」という他業界の方からのメッセージが個人的にはとても嬉しかったです。私自身も昨年に教育分野からエンタメ領域に飛び込んだばかり。。。でも、この1年間、様々な立場で様々なプロジェクトを任せてもらい、とても充実していたし、手応えも感じています。
本日は、そんな私がもう一人のパートナーと共に「プロジェクトプロデューサー」の立場として創り上げたエンタメ業界初のビジネスカンファレンス 「MOBCAST 5E」を、その仕事内容と一緒にご紹介したいと思います。
プロジェクトプロデューサーのお仕事は多岐に渡り、決してイベントを作ることだけではありません。また、昨今のコロナ禍においては「リアル」のイベントを作ることが難しい現状があります。
しかし、この職種を担う人が「どんな想いを持ち、プロジェクトに向き合っているのか」という1つの参考事例になればと考え、本ブログを書きました。ご応募を考えてくださっている方のご検討の材料になれば幸いです!
本ブログはモブキャスト公式noteにて昨年末postした記事を「プロジェクトプロデューサー」紹介用のブログとして再編集したものです!
1."MOBCAST 5E"とは?
"MOBCAST 5E"とは昨年2019年11月21日にモブキャストグループ主催で初開催したカンファレンスの名称で、「エンタメ×IT」を軸に様々な業界の最新動向やノウハウを共有し「エンターテインメントの革新」に向け議論することを目的に実施しました。
カンファレンス名となる5つの"E"に込めた想いは以下。
エンターテインメント("E"ntertainment)の生態系("E"cosystem)から、起業家精神("E"ntrepreneurship)のもと最先端("E"dge)のテクノロジーを駆使して、非連続的("E"xponential)な成長を生み出しエンターテインメントを革新させる。
(MOBCAST 5E 公式ページより)
当日は、この5つの"E"に共感してくださった200名を超える皆さまにお越しいただき、「新しいエンターテインメントの創出」へと一歩を踏み出すことができました。
この"MOBCAST 5E"の構想が始まったのは、2018年の秋頃。モブキャストグループ代表 藪の「日本のエンターテインメント」に対する危機感からでした。
世界規模でエンタメ市場が活発化し、さらにAIの活用などで余暇時間が増えているなかで、マス向けよりも個人の趣向に合ったものが求められる「個ファースト」の時代を迎えようとしている近年。こんな時代に、日本のエンターテインメントはグローバルで生きていくことができるだろうか?
世界基準となるエンターテインメントを創出し続けていくためには、「つくりたいモノがあり、届けられる手段があり、それらを持続可能にする環境・エコシステムがある」という新しい仕組みの構築が必要なのでは?
(MOBCAST 5E 公式ページより)
私たちは藪の想いを受け、2019年春頃よりこのプロジェクトを本格的にスタート。プロジェクトプロデューサーとして、リソースとなるヒトモノカネを調達しながら、この"新しい価値"をデザインしカタチにしていきました!
2.プロジェクトプロデューサーとしての醍醐味
今回のMOBCAST 5Eプロジェクトは全くのゼロからの立ち上げ。しかもイベント業者や広告代理店等は一切いれずに、文字通り「手作り」で進めていくプロジェクトで、考えなくてはいけないこと、手を動かさなくてはいけないことは大量にありました。
でも、今思い返してもプロジェクトを推し進めていく日々は、大変さよりも楽しかった思い出の方がハッキリと思い出されます。何も「無」い状態から、名前やロゴを考え、会場を選び、webページを立ち上げ、当日のセッションやプログラムを企画し、集客をし、スポンサーを集め、会場の装飾をデザインして、当日のロジ・オペレーションを決める・・・。
多岐にわたる業務範囲ではありましたが、「MOBCAST 5Eの目的を押さえ、新しいエンターテインメントが創出されていくことをゴールに、沢山の人を巻き込みながら様々な仲間と共に一つ一つを丁寧に積み重ねていく」という一連の仕事は、毎日がエキサイティング。新しい価値を生み出しているという高揚感でいっぱいの毎日だったんです。もちろん大変なこともありましたが、それすらも良き時間だったと言えます!
この「様々な仲間と新しい価値を生み出す高揚感」は、モブキャストグループ特有の職種「プロジェクトプロデューサー」という仕事の醍醐味の一つなのではないかなと、個人的には考えています。多彩なバックボーンを持つグループ会社のメンバーと共にディスカッションしながらアウトプットしていくことで、自分にはなかった視点・アイデアをもらえたことが沢山あり、自分自身の成長にもつながったからです。
3.普通のビジネスカンファレンスとは違う会場の「非日常感」を創り出す。
ここからは、当日の模様をプロジェクトプロデューサーとして考えたこと共にお伝えしたいと思います!
私ともう1名のパートナーは、イベントやカンファレンス運営の経験があったので、当日の現場でもキーとなる役割を担いながら、最後のピリオドをきちんと打てるように「プロジェクトプロデューサー」として最後まで走り抜けました!
会場は、東京・天王洲アイルにある寺田倉庫(https://www.terrada.co.jp/ja/)のG3倉庫。担当の方にも素晴らしい対応をしていただきながら、一緒になって会場を作っていきました。
当日は、この会場の特徴であるコンクリート打ちっぱなしの独特な空間に、大規模かつ大胆なデザインと演出で非日常感を演出しました…!
この会場選定と演出に秘めた想い ー それは「都内でアクセスが良いながらも、集まった人たちに『ワクワク』と『非日常』を届けたい」という藪の想いでした。
ゼロからの会場設計はなかなか骨が折れましたが(苦笑)、一般的なビジネスカンファレンスとは違う「エンターテインメントの革新」を目指すカンファレンスとして、相応しい会場に仕上がったと私たちも自負しています!
開場と共に、非日常感満載の倉庫用大型エレベーターで受付に到着された参加者の皆さまは「おぉ~!」と一様に驚きの表情をされ、入場するとスモークの焚かれたセッション会場へと進んでいきました!(この「おぉ〜!」という声を聞きたくて、導線を四苦八苦しながら考えていたので、この声がとても嬉しかったことを覚えています)。
4.MOBCAST 5E"らしさ"の体感を考えデザインしたセッションやイベントコーナー
開始時間オンタイムでオープニングを迎え、グループ代表の藪と共に、本カンファレンスの統括として私も挨拶させていただきました。MOBCAST 5E開催に込めた想い、そして当日の見所を。
そして、このようなカンファレンスは不測の事態に備えて「場」を仕切れる人が大事なため、パートナーを務めてくれたメンバーが司会を担当しました。
約1時間のセッションを5つラインナップした"MOBCAST 5E 2019"。
大切なキーノートセッションには、AR/VR、そしてリアルエンターテインメントとそれぞれの分野においてグローバルで第一人者であるEnhance Experience Inc. 代表の水口哲也氏とリアル株式会社(現The Human Miracle株式会社) 代表取締役の小橋賢児氏にご登壇いただきました!藪がモデレーターを務め、日々何を考え、どう行動していくことがグローバル基準のエンターテインメント創出へと繋がっていくのか、そのヒントを語ってくださいました。
最終セッションとして企画したのは、モブキャストグループのモータースポーツチームである「トムス」を取り巻く環境を題材とした「モータースポーツの未来」。KONDO Racing チームディレクターの近藤真彦氏、ARTA Project プロデューサー/総監督の鈴木亜久里氏、株式会社トムス ファウンダーの舘信秀氏が登壇し、日本のモータースポーツが世界をワクワクさせるエンターテインメントへと革新するための課題・未来への展望を、チームの垣根を越え熱く語り合っていただき、会場も熱気に包まれていました!
そして、セッション以外にも、エンタメのカンファレンスらしく参加者の皆さまが「ワクワク」を感じられる要素を盛り込むように会場を設計しました。
先ほどご紹介した「トムス」がSUPER FORMULA(全日本選手権スーパーフォーミュラ)においてシーズン優勝を飾った記念の「フォミュラカー」が展示され、実際に乗車できるコーナーをつくり、参加者が記念にお写真を撮れるようにしました!
またスピーカーとして登壇された「麻原酒造」様より日本酒を提供いただくコーナーなど、様々な分野の「体感」できるエンタメを会場に設置しました。
メイン会場のすぐ横には、「ネットワーキングコーナー」。コンクリート打ちっぱなしの会場に配置された光るテーブルやイスが非日常空間を演出し、さらにワクワクをくすぐりました。ブレイクタイムにほっとひと息していただけるよう、ちょっとこだわりのコーヒーやひとくち菓子も。
セッション以外の時間もくつろぎながらワクワクを感じ、そのワクワクから派生して、そばにいた方とネットワークを楽しまれる場面を至るところで見かけることができました!
5.プロジェクト成功の肝ともなったMeetupディナーの企画
セッションで右脳も左脳も良い感じに疲労&興奮していいただいたあと、参加者の皆さまのために企画していたのは"Meetupディナー"。
カンファレンスというプロジェクトにおいて"交流を生み出すディナータイム"という時間は、ビジネスカンファレンスにおいて一番難しい企画だと私たちは考えています。
なぜなら、こういったカンファレンスに付随する懇親会は参加せずに帰ってしまう人も多く、新たな出会いやコミュニケーションを求めて懇親会に足を運んでくれた参加者が、会場に人数が少ないために落胆してしまうケースが結構な確率で起こってしまうことが一般的だからです。
ですので、"交流を生み出すディナータイム"を生み出せるか?ーこれがMOBCAST 5Eの成功の肝となると、私たちは考えていました。
そのような中、私たちはモブグループ「ゆとりの空間」代表の栗原はるみ・心平氏より"MOBCAST 5E 2019"のために特別提供された食事の数々をご用意し、参加者の皆様をお迎えをすることにしました。
私たちも大好きであった"「家族」に対するかのように温かく丁寧に振る舞われる栗原家のメニュー"。「美味しいものを参加者の皆さまに食べていただきたい」とシンプルな考えで、ディナータイムを企画することにしたのです。
結果、この"お料理のパワー"は絶大でした。参加者の皆さまのおなかが満すだけでなく、居心地まで良くするパワーがあり、業界を越えた出会いと交流を自然と促してくれました!
参加者の方からは終了後いただいた嬉しいお声の数々。
『料理がとっても美味しく、様々な分野で活躍されておられる方とコミュニケーションできたのは非常にありがたかったです』
『料理もお酒もとても美味しく、登壇者含め、他の関連する方々とも話をすることができ、満足のいく時間でした』
『シンプルに美味しかった。空間と料理がマッチしていたように思います』
『たくさんの方々が残られて、新たなつながりを生んでいた』
アンケートの結果からも、この企画は大成功だったと考えています。「栗原はるみ・心平のお料理が食べられる!」と、この日はセッション終了後に殆どの方がMeetupディナーに参加くださいました! そのうえ、殆どの方が途中退席をせずに最後まで交流を楽しんでくださっていた!企画に携わったメンバーで裏で「やったね!」とハイタッチをしていました笑。
このディナーの企画はプログラムの中でも関係された方の数が多く、そして沢山の方々の想いがこもっていて、難しい調整も多々ありました。その想いに応えようと、パートナーも一番魂を込めてくれていたと思います。
プロジェクトプロデューサーとしてのゴールを忘れず、そして関係された皆さまの想いを汲みながら、この時間をデザインをできたことで、参加者だけでなく携わる全ての人たちにとって、笑顔多き、実り多き時間になったのではないかと考えています。
6.プロジェクトを振り返る
終了後に参加された方々からは、こんなお声をいただきました!
『パッション、ユーモア、ロジックの3つが揃うセッションは面白い!』
『バラエティーにとんだ5つのセッションで、日本のエンタメを多角的に眺めることのできる、またとない機会をいただいた』
『刺激ある、ワクワクするような空間と対談で非常に楽しく拝聴致しました』
『他のビジネスカンファレンスにはないテーマ、切り口、会場は斬新でした!』
実際に『"MOBCAST 5E 2019"で始まったご縁から新しいビジネスの可能性が芽生えそう』というお話を耳にし、主催者として大変嬉しく思っています。私たちモブキャストグループ内でも、新たな出会いや新たなビジネスがMOBCAST 5Eから生み出され、「新しいエンターテインメント」を創出するきっかけになりっています。
プロジェクトプロデューサーの立場で1つの新しい価値を生み出すことができたことは、私自身にとっても非常に貴重な経験となりました。また、パートナーとして一緒に創ってくれた仲間は、こんな言葉でこのプロジェクトを振り返っています。
運営側としては、社内外問わず多くの方々と関わり、試行錯誤して積み上げ形にさせていただいた数か月でした。
嬉しかったのは、終わってから一週間ほどが経ち、社外の方から「5Eロスです笑」と言っていただいたこと。決して開催することが目的ではなく、"MOBCAST 5E"の先に描く未来に向けみんなで夢中になって邁進し、その過程が「かけがえのないもの」と思ってくれた仲間がいたことに、ありがたい時間だったなぁとしみじみ。
そしてドキドキなのが、開催後の参加者アンケート。"MOBCAST 5E 2020"に向け、様々な角度からより良くするために参加された方のお声はとても大切です。一つひとつを噛みしめ、しっかりと振り返りを行います。
励みになったのが、今年参加された方の「次回も是非参加したい度」が、6ポイント中5.5だったこと!『来年の開催も楽しみ!』『5Eでしかブッキングできないイベントになるんでしょうね!』という激励のコメントもいただき、"MOBCAST 5E 2020"に向け新たなワクワクが始まっていることを実感しています。
またアンケートを拝見したり、参加した方からその後のご状況を伺う度、当日に参加者が集って初めて命が吹きこまれた"MOBCAST 5E"から発せられるエネルギーの力強さを想うのでした。
このストーリーを書いている今。2019年のあの頃には想像もしなかった2020年の秋を迎えています。
コロナ禍の"今"というニューノーマル時代だからこその"新しい価値"を、プロジェクトプロデューサーとしてどのようにデザインしていくか。現在様々なプロジェクトにおいて、プロジェクトプロデューサーが新しい"ワクワク"の創造にチャレンジしています。MOBCAST 5Eも2019年当時に想像していたものとは違うカタチなるかもしれませんが、今在るべき最高のカタチをデザインしていければと考えています。
ここまで長文を読んでくださり、ありがとうございました!
改めて、今日のストーリーは、お仕事紹介としてほんの一例です。モブキャストグループでは、「想い」を込めて新しいエンターテインメントの創出に取り組む仲間達が沢山います!そして、それぞれの場所で一隅を照らしながら、ワクワクと感動をつくりだしています。
現在、本日ご紹介した「プロジェクトプロデューサー」と共に、「デジタルプロデューサー」「グロースマネージャー」の3つの職種を募集しています!
ご興味ある方は、是非是非お気軽にお問い合わせください!