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プロダクトへの情熱で、医療課題の解決に挑む-PdM(プロダクトマネージャー)グスマン

メダップ(株)は「経営から、病院をかえる。病院から、医療をかえる。」というビジョンのもと、病院向けのSaaSを開発・展開しています。

今回は、メダップ初のPdM(プロダクトマネージャー)であるグスマンさんに話を伺いました。
プログラミングや、ウェブディレクターとしての経験を積んだグスマンさんがプロダクトマネージャーになった経緯やメダップに入社を決めた理由、入社後のギャップ等を紹介していきます。

目次

  1. 入社までの経緯
  2. プロダクトマネージャーへの転身
  3. メダップに入社してみて



入社までの経緯

-簡単にこれまでのご経歴を教えてください。

  • 2016.04~ DMM.comへ新卒入社(Webディレクター)
  • 2020.01~ 弁護士ドットコムにジョイン(Webディレクター→プロダクトマネージャーへ)
  • 2022.07~ メダップにジョイン

新卒でDMM.comに入社後、電子契約サービスである「クラウドサイン」を提供している弁護士ドットコムに入りました。その後、メダップに転職をしたので、今が3社目になります。
学生時代はプログラミングを勉強していて、いつか起業したいと思っていたので、勉強してきたことを活かしつつ起業に必要なことも学べそうだと感じ、最初のDMM.comではWebディレクターとして入社しました。次の弁護士ドットコムでも最初Webディレクターをしていて、途中からプロダクトマネージャーになりました。

-メダップを知ったきっかけは?

僕の高校の同級生である野口君が、メダップでフィールドセールスをやっているんです。彼から「社会的に解決が必要な問題に取り組んでいて、プロダクトも1個ではなく新しくどんどん作っていく予定だから、一度経営陣から話を聞いてみたら?」と誘いを受けたのがきっかけでした。
でもその当時はクラウドサインでの仕事にやりがいを感じていましたし、居心地も良く、転職する気は全くありませんでした。ただ、医療業界に課題があるという認識は全然なかったので、知らない分なんか面白そうだなと思って、とりあえずどんな事をしているのか話を聞いてみようと思ったんです。

-そこから何故メダップに転職をしようと思ったのですか?

経営陣とメダップが向かう課題に惹かれたのが大きな理由です。
ちょうどその頃に妻が妊娠していたのもあり、自分の中で、子供たちの世代になった時の社会を少しでも良くするために今出来ることをしたい、という意識が高まっていました。
そんなタイミングでCTOの馬場さんや他の経営陣の方から話を聞く機会をもらって、病院や医療業界がいま向き合っている問題やメダップの課題感への解像度があがりました。
また面談時に家族を1番に大事にしたいという話をしたら、馬場さんも同じだったんです。「経営陣や他の人たちも家族を大事にするメンバーが多くて、だからこそ将来の自分たちや子供たちの世代のために、難易度が高くても熱量高くこの課題に取り組んでいる」と話を聞いた時に、めちゃくちゃ共感しました。
他の経営メンバーと話してもやはり皆さんが同じ熱量で課題について話してくれて、頭も良く、メダップに入ったら社会の役にも立てるし、この人たちから学べることが沢山ありそうだと思ったんです。それで実際に選考を受けました。

プロダクトマネージャーへの転身

-元々SaaSビジネスに興味があったんですか?

新卒で入社したDMMは比較的ビジネス領域が広く、そこで3年ほど働いた頃に、もう少し相手の顔が見えて社会に貢献する手触り感のあるプロダクトをやってみたくなり、新しい環境を考え始めました。
ちょうどその当時The Modelやサブスクが注目され始めていて、社会におけるSaaS熱が高まっていたタイミングだったんです。なので、新しく挑戦するならSaaSだ!と思って転職先を探していました(笑)
そんな時に、たまたま先に転職した元同期から弁護士ドットコムを紹介してもらい、当時の社会課題を解決するというクラウドサイン事業部長の考え方に惹かれて弁護士ドットコムに移りました。

-Webディレクターから、どのようなきっかけでプロダクトマネージャーに転身されたんですか?

SaaSではありますが、当時はまだ弁護士ドットコムにもプロダクトマネージャーという部署はなく、最初はWebディレクターのチームとして入りました。
職務やワーディングの影響も多分にあると思いますが、Webディレクターの仕事は開発が上手くいくために何でもやるという動き方が多くなるため、どうしても比重が調整に偏るということはDMMの頃から感じていました。
クラウドサインに移って1年ほどたった時に、事業部からもっとプロダクトに思い入れを深めて、ユーザーやその業務に寄り添ったプロダクトを出していこうという話がありました。そのために開発プロセスのどこを改善すべきか考えていくと、顧客や顧客がやりたいことを理解しあるべき姿を描ける、つまり、プロダクトの未来に責任を持って意思決定するポジションが必要となったんです。そこから部署が丸ごと、Webディレクターからプロダクトマネージャーへと変わりました。なので、プロダクト作りに向き合う中で、意思決定やその責任の持ち方について課題が出てきて、それを解決しようとイシュードリブンでたどり着いたのがプロダクトマネージャーでした。

-プロダクトマネージャーとなって、その変化をどのように受け止めましたか?

元々プロダクトへの責任を誰が持つのかという課題は感じていたこともあり、職種が変わったことへの違和感はなかったです。
ただ、Webディレクターも曖昧ではありましたが、当時プロダクトマネージャーという役割は海外のプロダクトでは当たり前にいるけど、日本ではまだ一部の企業だけに存在するものでした。なので、そこからプロダクトマネージャーとは何なのか、どうあればプロダクトマネージャーのあるべき姿になれるのか、というのを自分なりにすごく模索していきました。
結論、やはり1番大きなところは、ユーザーのことを深く理解して、ユーザーが困っていることをプロダクトで解決することに責任を持つ人なんだと自分の中では定義が固まりました。
本当の意味で「プロダクトマネージャー」としてのキャリアをスタートしたのは、そこからだと思います。

メダップに入社してみて

-プロダクト作りにおいて、医療ドメインならではの特徴はありますか?

大きく感じたのは、購入意思決定者とそのサービスを実際に利用するユーザーさんが全く違うという点です。これは医療というより、病院ドメインならではかもしれません。エンタープライズ向けの製品を売っている感覚に近いですね。
民間だと一般的に部署やマネージャーごとに決裁権があり、とりあえず一部署から導入してみるというのはよくあることでした。ですが病院の場合は、組織上の理由もあり、やはり金額の大小関わらず病院経営者の決裁が必要になるケースが多いですね。
そのため、まずは決裁権を持っている方達に対して、何がメリットでどんな価値が提供できるプロダクトなのかというコンセプトを示したストーリーベースの提案が必須となります。一方で、実際にプロダクトを使ってくれるのは現場の方だったりするので、その方達へ寄り添うことも当然ながら必要になります。
プロダクトは、ユーザーの目的や取り組もうとしていることに対してどれだけ直結した価値を出せるか、という出発点から紐づけて開発をしていきます。どの業界もですが、立場により求めるものが相反することもよくあるので、この「ユーザー」というのをどの立場の方に主眼をおいて定義するのか、というのはドメインならではの難しいポイントだなと思っています。

-業務以外で、入社してみて感じたギャップはありますか?

悪い意味のギャップは特になかったですね。組織規模も変わってはいますが、弁護士ドットコムではクラウドサインは1つの事業部として独立している感じでしたので、実際50-60人くらいのメンバーでやっていました。それもあり、2・30人のメダップに移っても、大企業からスタートアップに転職した時によくある「全部自分でやるの?」みたいなギャップは感じませんでした。それより、話に聞いていた通り、メダップで働いている全員の熱量がとても高く、それぞれが自分たちの業務に本気で取り組んでいるというのを改めて感じました。
あと1つ良い意味でギャップを感じたのが、風通しの良さですね。大きい会社で事業部長や代表と話すというのは、雲の上の人と話すような緊張があったのですが、メダップでは、みんな忙しいの方達のはずなのに、すごく近い距離で情報をもらえて一緒にディスカッションができる。家庭のことから業務的なことまで、本当に何でも1on1で相談できるのは凄く仕事がしやすいと感じています。
こういうレバレッジの文化は最高ですね!

-ありがとうございます。では最後に、そういった環境で仕事をしているグスマンさんの今後の目標を教えてください!

学生時代にもっていた起業意欲は、いま僕の中では薄くなってきています。副業もしているので、自分の会社を持ちたいという思いが全く消えたわけではないのですが、今は目の前にある医療業界の課題を早期に解決するために全力をかけたいと思っています。
今まではそんな課題があることも知らなかったので何もせずにきてしまいましたが、知ってしまった以上、自分の中で優先度高く解決しないとまずいなという焦りがあります。僕ができることは、プロダクトマネージメントとエンジニアリング少しというところなので、この2つの領域を用いて、病院の経営課題、地域医療連携における課題を最速最短で解決しにいきたいです。
具体的には、5年10年くらいで自分が構想したプロダクト群で病院の経営課題を解決しに行くというのが今のビジョンです。これを1人でやるのは無理なので、メダップのメンバーや医療関係者の皆様と協力しながら辿り着ければなと思っています!

メダップでは、今後さらなる組織拡大を目指し、それに伴い 「経営から病院を変える。病院から医療を変える。」というビジョンに共感いただけるようなメンバーを募集しています。奮ってご応募ください。
https://jobs.medup.jp/

メダップ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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