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【潜入レポート】プロダクトマネージャーとは「〇〇」―創業~成長期のサービスを手がけるPdMが集まるミーティングに潜入してみたー

この【潜入レポート】シリーズでは、会社を成長させるために日々行われている「組織」や「チーム」の様々な取り組みを、潜入形式でご紹介し、「成長の秘訣」といえる各チームの創意工夫をレポートしております。

今回は、プロダクトマネージャー(PdM)を担当するメンバーが集まり、プロダクトマネジメントの知見を共有しあった「PdMじっくりMTG」の様子をご紹介します。

創業~成長期のサービス多数!ライフログプラットフォーム事業部とグループ戦略室

「PdMじっくりMTG」は、メドピアの各事業のうち生活者向けのヘルスケア関連事業を行うライフログプラットフォーム事業部と、介護/終末期の事業を行うグループ戦略室の部署合同で行われました。

病気の予防やケアの面で生活者を支える事業領域であり、どちらもパートナー協業型事業を多く扱うという共通項を持ちます。立上げから5年以内のサービスがほとんどで新規立上げが決まっているサービスもある成長途上の組織です。

※4月7日にプレスリリースをした、『CCCマーケティング』と『メドピアグループ』の協同事業である7,000万人のT会員に向けたヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」は、ライフログプラットフォーム事業部で開発しています!

【CCCマーケティング×メドピアグループ】 7,000万人のT会員に向けたヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」をリリース | プレスルーム
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)の連結子会社である株式会社Mediplat(東京都中央区、代表取締役社長:石見 陽、以下Mediplat)と CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田代 ...
https://medpeer.co.jp/press/9970.html


そこで、この機にプロダクトマネジメントにおける知見を集合知として共有し合い、全員のスキルをさらにアップデートするべく、今回初めてPdM同士が一堂に会してじっくり話す場が設けられました。

PdMとは何か?じっくり考えてみよう

今冬の某日、パーテーションやテーブル配置などで感染症対策を行いながら、8名のPdM陣が集まり実施しました。

ゴールは「PdMのあるべき姿を自ら定義すること」。

アジェンダは以下のような構成でした。

  1. アイスブレーク
  2. グループワーク
  3. 最後に(メッセージ)

アイスブレークでは、自分が大切にする価値観を8つの言葉に表し、チームに共有しました。久しぶりに、または初めて顔を合わせるメンバーもいたため、このアイスブレークもそれぞれの話し方や表情も含めて人となりが垣間見られる貴重な時間でした。

PdMという同じ仕事をする仲間の集まりでしたが、自分が大切にする価値観として発表されたワードに共通していたのは「敬意」「素直」でした。

「関わる方への敬意を大事にしていて、常に話を聴く、ことを意識しています。」

「新しい何かを始める時は、知見がありそうな人の話をよく聴いて、参考にすることから始めます。」

また「探求心」「好奇心」といったワードもよく発表されていました。

「一つの事に対して知識を深めていくタイプなので、探求心を大事にしています。仕事と関係ない話だと、鶏肉だけを食べるとか、チョコレートについての検定に合格するぐらい勉強するなど…」

「こだわれるポイントがあるのはうらやましいですね。私は好奇心が強くどうしても『新しいことを浅く広く』になっている気がします。」

「新しいことに興味が移りやすい方が、切替えも早く、たくさんの刺激を得ることが出来そうですよね」

といった会話が繰り広げられていました。


「PdMとは〇〇」を整理するグループワーク

多くの事業が次々と立ち上がり、加速度的に成長するメドピアではPdMが事業推進の核となります。本題のグループワークでは、「PdMとして『事業推進』するために必要とされる具体的な役割」「PdMとは〇〇(一言で言うと何だろうか)」というテーマでディスカッションが始まります。

このパートではPdMとして遂行する仕事をナインボックスで整理しました。

実際に使用した資料より

9つのカテゴリにおけるPdMとしての「理想的なアクション」や「あるべき姿」についてホワイトボードを使いながら15分間ディスカッション。

終了後、それぞれのチームから発表を行いました。

1つ目のチーム:「沢山のステークホルダーと意見をすり合わせながら事業推進していくので、PdMはやはり『小さな会社経営者』と言うと定義しやすかったです。」

1つ目のチームで出された、各カテゴリの定義


2つ目のチーム:「PdMは『大谷翔平さんの様な完成度で、選手兼監督としてチームを引っ張る役割』と定義しました」

2つ目のチームで出された、各カテゴリの定義


各チームの発表に対して参加者から様々なコメントがあり、議論が深まっていきます。

例えば、

「『事業の損益分岐点をふまえて』というワードがアカウンティングに含まれるのではなぜでしょう?」

「事業推進の際、適切な利益が出せる体質なのかということは非常に重要だと思います。システムや人材への投資が必要になった際、費用対効果を含めた判断を行えるかどうかはPdMの役割だと考えているからです。」

といったやり取りです。


あらためて言葉にすることで、見えてくる「目指すべき姿」

各チームからの発表後、自然に生まれたディスカッションを受けてライフログプラットフォーム事業部長の大隅から、PdMに大切にして欲しい考え方について共有されました。

「いま会社が急成長できているのは、皆さんが120%の力で事業推進に邁進しているからだと思います。パートナー協業型であったり、コンシューマー向けサービスであるといった共通項をもった事業を推進するPdMが多い組織なので、それぞれの価値観/知見を共有することで、組織力を向上させられると考えていました。

価値観や知見は声に出す、紙に書くといったアウトプットを重ねることで先鋭化していきます。そのアウトプットを共有できれば、チームが同じ価値観で行動できる様になり、相互に意思疎通が図りやすい状態になります。これはPdMとして事業推進する際、社内外を問わず大切なことなので、今回のグループワークであらためて言葉にした『価値観/知見』をそれぞれの担当サービスでも共有していきましょう。」


じっくりMTGの成果をチームに持ち帰る

最後に参加者からふり返りコメントを発表しました。

他のPdMの視点を知ることができ、いくつも発見がありました。」

「PdMの仕事ってこれで合っているのだろうか、というような漠然とした不安が減りました。そのような悩みを同じように抱えていた仲間がいることも分かり、安心しました。もっと横串で支えあいながら成長していきたいと思いました。」

同じ立場であるPdM同士のコミュニケーションを活性化させたい、続けていきたいというコメントが多く出ており、組織力の高まりを感じるクロージングでした。

まとめ

今回の「PdMじっくりMTG」に潜入してみて感じた、「成長の秘訣」を整理してみました。

  1. 相互への「敬意」を持ち、「素直」であること
  2. 知見を共有し合う機会を積極的に作っていくこと
  3. 事業を推進する役割や在り方にも共通認識を持ち、集合知を重ねてアップデートしていくこと

互いの意見をしっかり聞き合い、尊重しながらディスカッションを進める様子が印象的でした。

メドピアのCredoらしく「健全にぶつかり合い」、仕事の解像度を上げることができた会だったのではないでしょうか。仕事や役割の在り方といった概念も言語化することでチームや組織の次のステップが見えてきます。会社の成長期であるからこそ、この取り組みの意義がより大きいものになった気がします。

今回の潜入レポートは以上です。今後もメドピアの成長をリードするチームや組織の取り組みを続けてご紹介していきます!ご期待ください。

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