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採用広報を担当する人が気をつけたい、たった1つのこと

ご無沙汰しています。メドレーで採用や広報を担当している加藤です。

土曜日を超えて日曜日になってしまいましたが、今回は、最近よく聞くようになった「採用広報」というキーワードについて、ちょっとお話してみたいと思います。

まず、採用広報に取り組んでいく上で、ついつい抜けがちになってしまうことについて書きます。次に、その上で一番大切なことは何か?という話をします。最後に、メドレーでの採用広報や広報について、これから先どうやっていきたいか、ということにも触れていきたいと思います。

(注:個人的な感覚としては「Corporate Branding」という表現の方が自分のイメージには近い(会社のイメージ醸成は、採用領域のみならずもっと全体観の中から常に捉えるべきで、採用マーケットへのアプローチ単体で考える話ではないため)のですが、そこまでこだわってもいないので、最近のバズり具合に乗せて、今日は「採用広報」というワードで統一してみようと思います。)


採用広報に、注目が集まってきている

採用広報については、いろいろな勉強会がもようされるようになったり、「私たちはこうやって頑張っています」っていうブログやTwitterが出てくるようになりました。最近では、「採用広報なんて本質的ではない」「見せ方を気にするより実態を突き詰めるべき」という揺り戻し的な声も出てきて、いい感じに世間の注目が集まってきている証拠だなと思っています。

かつて、「グロースハッカー」というワードがバズワードになりつつあった時のことを思い出します。グロースハッカーの時も、こういうことが起こりました。プロダクトの質を突き詰めることにもっとフォーカスすべきだ、という揺り戻しのような意見が多く出てきた。

時代は進み、ビジネスはどんどん難しくなってきています。プロダクトもマーケティングも、両方突き詰めないと勝てない。メルカリさんを見ていてもそうだと思います。当時後発だったメルカリさんが、なぜCtoCコマース市場を席巻できたのか。それは、プロダクトもマーケティングも、それ以外のコーポレートも、ぜんぶ大事だと認識して、投資して、突き詰めたからだと思います。

プロダクトエクセレンスと、オペレーションエクセレンスの両方が求められる時代。それは、採用領域にも同じことが言えます。いい会社であることを突き詰めることと同時に、それをいかにうまく伝えていくか、ということも同じく両方大事だということです。両輪です。

その車は、その両輪で、どこへ向かうのか?

ここで大事なのは、「両輪」だということですね。では、その両輪を持った車はどこに向かうのか?ということです。これがすごく大事なことだと思うし、多くの会社が考えきれていないポイントだと思う。


車は走れるようになった。でもどこへ走るの?どこへ向かうの?これが定められていないと、地図もなく荒野をさまようことになってしまいます。

採用広報、というと、なにかバズる記事を書く、PVがどう、Likeが何個、自社のいい感じのネタを発信する、面白い人がいるから紹介してみる、部活やサークルの紹介をしてみる、社長とか経営陣の紹介をしてみる、新卒に記事を書かせてみる...みたいな、手段の話がまず出てくることが多いように感じています。

でも、それらは全部なんらかの手段なんですね。目的ではない。

採用広報を担当する人が気をつけたい、たった1つのこと

それは、「ゴールイメージを定義すること」です。


一連の活動を通じて、「どんな人に、どう思われたいのか?」を突き詰めること。なるべくクリアすること。そしてそのゴールは本当に目指すべきポイントなのか?そのゴールセットはずれていないか?そして、なぜそれを目指すべきなのか。

ゴールイメージに対する5W1Hを明確にすること。

これが何より大事だと私は考えています。これが抜け落ちていると、すべての施策が単発に終わってしまいます。つまり、一瞬だれかの頭の中によぎるけど、あとに残らない。

スタートアップには、お金がありません。人も少ないので、リソースもない。知名度だってない。あれもこれもない中で、スタートアップには「focus」が求められます。あらゆる活動において、一点突破すること。これを突き詰められないと勝てない。

つまり、企画を単発で終わらせてはいけないのです。そして、企画を手段ファーストで考えてもいけない。一時はバズるけど、後に残らないからです。

すべての活動を、ある一つの目的、ゴールイメージの醸成につながるよう組み立てて、徒党を組んでいく。そうすることではじめて、少しだけターゲットとなる誰かの頭の中に残り続けるような会社になることができる。「あれもないこれもない」スタートアップだからこそ、大切にすべき考え方なのではないかと思っています。

ゴールイメージに近づけるため、両輪で変えていく。

ゴールイメージを決めたら、そのポジションで第一想起がしてもらえるように組み立てていく、それに近づけるように組み立てていく、ことになります。

ここで大事なのは、「採用広報」だけで組み立てるのではなく、会社そのものがそのイメージ通りか、実態を見直して、必要なところは改善していく、変えていくことだと思います。

つまり、表面だけ作ればいいのではなく、中身にもアプローチしていく。

そのイメージと実態が違う、でもそういう会社になっていきたいよね、というゴールセットができるのであれば、そこに近づける会社のカルチャー作りや、必要に応じてはそれを象徴するような制度、仕組みなんかも作っていく。

グロースハックの領域でも、市場との対話の中で、常に製品を見直し改善していく、という考え方があります。採用広報と企業の関係も、それとすごく近い関係にあるなと最近とくにそう感じています。


局所的なアプローチではなく、全体観の中で捉えて、組み立て、見直していくことが大切です、というお話でした。

とはいえ、理屈としてはこうなんですが、実際取り組むとなるとほんとうにいろんな課題が降ってきて、大変ですよね。企業ごとに難しいなんらかの個別事情がある。もちろん、メドレーにもたくさんあります。

課題は山積み、だから、外野からはいろいろなことを言われるかもしれない。けれど、めげずにここに向き合い続ける会社が、長期的には強くなっていくんじゃないかなと思っています。

メドレーの採用広報は、ステージを変えていく

ぼくがメドレーに入ったのはちょうど2年前。

当時は90人の会社で、知名度もほとんどなかった。事業もいい感じに軌道に乗りつつあったし、新規事業の立ち上がりもよかったし、社内に並々ならぬ勢いはあったけど、実は何をやっているか、どんな会社かほとんど知られていなかったのです。

だから、まずある程度どんな方向性でも知ってもらうこと、興味を持ってもらうことが大事でした。「1年以内に、医療xITの領域でリーディングカンパニーだと思ってもらえるようにしていく」ことを考え、いろいろな施策を組み合わせていきました。

社会的な意義も深く、マーケットも大きい。そして、ITの力がまだそんなに活かせていない領域。ここにITの力を入れて変革をリードしていく会社。

そういう位置付けにどうやったらなっていけるか、伝えていけるか。ということを考えて、事業広報と企業広報(採用広報)を組み立てて進めていきました。

あれから2年たち、おかげさまでメドレーは270名の会社になり、企業規模は3倍に。ありがたいことに、メディアの方にもリーディングカンパニーと自然に書いていただけるようになりました。


医療ITの領域に、もっとクリエイターを。

ではこれから先、どうしていくか。ここ2年やってきて痛感したことは、医療ITという領域の面白さを伝えることの難しさです。

ここにも書きましたが、

・会社が目指す未来の凄さを実感するのに10分はかかる

・法律はもちろん、ガイドラインや慣習などが複雑に絡み支えている業界である

ということに加え、医療が毎日触れるものではない非日常であるということ。実際に自分や家族がその必要性を体験しないと、実感が湧きづらい領域だということが挙げられます。だから、なかなかいい人材が、特に優秀なクリエイターがなかなか業界に入ってこない。


インターネット業界で活躍してきたような、高い能力をもちプロダクトにこだわりをもって開発をしてきたような人が圧倒的に少ないことが、医療ITにおける課題であると私は思っています。
若く優秀なクリエイターたちが医療ITの世界に参加し、様々な取り組みをすることで、業界内の循環が進み、結果として業界の進化にもつながるものと考えています。まずは我々が積極的に技術をオープンにしていくことで、その流れの起点をつくっていきたいと思います。
メドレーは「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションのもと、医療ITの世界における標準化の課題に対しても積極的にアプローチしていきます。


CTOの平山が書いている通り、医療の業界にこそ、優秀なクリエイターが必要だと思う。デザインの力、技術の力がどんどん入り込んで、世の中をもっと良くしていく。そのためには、医療という業界そのものが、クリエイターにとってもっと魅力的な存在になっていくことが大切だと思います。

これからは、メドレーという枠を超えて、医療(や介護)の領域に、もっとクリエイターが集まっていくような動きをしていけたらいいなと思っています。


メドレーという枠を超えた、PRを一緒にやっていこう

というわけで、Wantedlyさんでのブログということで、最後に、そんなPRを一緒にやってくれる方を盛大に募集して、結びに変えさせていただきたいと思います。


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