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HONDAのアジャイルに興味津々 「製造業アジャイル勉強会」を開催

60名超が参加。業種も職種もさまざま

この日、「製造業×アジャイル」という意外性のあるワードの組み合わせに興味を抱いて60名超の人が集まりました。

主催者である及部敬雄氏(株式会社デンソー)が取ったアンケートでは、製造業以外の人も多く、またビジネス職やマネージャー職など、さまざまな業界・業種の参加者が集まっていたことが明らかに。

「今日はどんなことを期待してきましたか?」という問いに対しても、「仲間を増やしたい」「他社の話を聞きたい」という声が多く、ポジティブな向上心やインプットへの意識の高さがうかがえます。

大企業にも悩みはある

本編は、本田技研工業株式会社に勤める船戸氏によるプレゼンから。「ユーザーと共創する本当に欲しかったサービス」と題し、自社にアジャイルをどのように導入・浸透させてきたのか、その軌跡を紹介していきます。

用意されたアジェンダは以下の4つ。

1.大企業あるある問題と我々のぶっ壊し事例
2.チームの軌跡
3.これまでの成果と今後のぶっ壊し計画
4.まとめ

周りから「大企業は自由でいいね」と言われることも少なくないと語る船戸氏ですが、アジャイルが浸透するまでには大企業ならではの苦労が多く、また新しい手法を導入する際に誰もがぶつかりがちな障壁もあったそう。どのような問題が発生し、どのように考え行動して壁を突破してきたのか、船戸氏の発表に参加者がうなずく場面が多く見られました。

発表中は常にオンラインで質問を募集し、それらを各アジェンダ終了時に笹氏が船戸氏にテンポよく投げかけていきます。

具体的な事例紹介が多く、参加者それぞれが考えながら聞くことができた船戸氏のプレゼンに加え、質疑応答があることでさらに自分ごととして、次のアクションにつなげることができる有意義なものに昇華できたのではないでしょうか。

よりリアルな課題に向き合うためのOST

オープンスペーステクノロジー(OST)とは、テーマを出すところから参加者が主体となり、議論を進めていくスタイルの対話会。興味があるテーマのテーブルに集まり、自由に議論を交わします。

この日は18のテーマが挙げられ、20分のセッションが3回行われました。


テーマは、「私たちで考える最強製造業アジャイル」という本イベントど真ん中のものから「アジャイルの広め方」「アジャイルと品質」など的を絞ったもの、「めんどくさいことを話したい!」「ムダをなくしたら何がしたい?」といった自由度の高いものまで幅広く、どのテーブルも時間ギリギリまで活発に意見交換を重ねていました。

その中で、medibaの品質管理部部長である成田も「QC(品質管理)もアジャイルに入れて!」というテーマを持参しOSTに参加しました。

終了後に成田に話を聞いてみると……、

「medibaでもアジャイルを浸透させる動きはあって、品質管理部がそこにどう入り込むのが理想なのかを考えたくて出したテーマでした。アジャイルというと企画から開発、実装、テスト、すべてを包括したものだと思っていましたが、企業によってその領域は少しずつ違っているようでした。medibaでのアジャイルと品質管理の関係も一気に変えるのではなく、組織の現状に合わせて臨機応変に変わっていくべきだと気づけたことは大きな学びでした」

と有意義な議論ができたことを語ってくれました。

振り返りはその場でTwitterに投稿

他の参加者はどのような感想を抱いたのか……。イベント終了前に改めて及部氏が挨拶する際、「振り返りはすぐにやるのがいい」ということでその場で感想をTwitter上に投稿する時間を設けました。

いくつかピックアップ。

また、#製造業アジャイルでTwitter上に投稿されたものは感想のほかに実況やレポートもあるので、より当日の様子が感じられるのでぜひこちらからのぞいてみてください。

そもそもなぜmedibaで開催?

きっかけは、弊社品質管理部の風見。品質管理業務の中でものづくりの現場、特にエンジニアと関わる中で「medibaのものづくりの品質を向上するために、常にスピード感を持って変わり続ける現場に合わせた品質管理が必要」、「エンジニアの文化でもあるアジャイルをもっと理解して品質管理に活かしたい」という課題や思いを抱いていたそう。

以前にも及部氏を招いて社内向けのモブプログラミング勉強会を開催したことがあり、そのつながりで今回はアジャイルについての本イベントをmedibaで開催することになりました。

……という背景があり実現した今回の「製造業アジャイル勉強会」。多種多様な60名超の参加者が自発的に議論し、お互いにいい刺激を与え合うイベントとなりました。 medibaではこれからもよりよいものづくりにつながるためのイベントを行っていきます。今後の取り組みにもぜひご注目ください。

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