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作り手の思いや価値で人々を動かす | 突破するデザイン

READY "STUDY" GO!こんにちは、デザイナーのみおりです。

2019年秋、みなさんご存知アマゾンでデザインのなんかいい本ないかなと探していたところ「突破するデザイン」(ロベルト・ベルガンティ著)という本に出会いました。

今回は、その「第1章 意味のイノベーション あふれるアイデアに圧倒される世界」での学びをみなさんに共有したいと思います。

突破するデザインの中の重要なキーワードの一つに「意味のイノベーション」というものがあります。これまでデザイン思考という言葉はよく目にし耳にしてきましたが、この本を読んで初めて「意味のイノベーション」という言葉を知りました。

意味のイノベーションとは、流行りのデザイン思考とは異なる考え方を持っているというところが「突破するデザイン」のおもしろいところだと思います。

デザイン思考

この本では、デザイン思考は「問題解決のイノベーション」とされています。

問題解決のイノベーションは、既存の製品やユーザー分析から問題を解決するためのアイデアを生み出します。より使いやすくだったりより美しくというように何をどうしたらよりよい製品になるのかアイデアを出し、アイデアが多けれ多いほど問題のよりよい解決に繋がる可能性が高まります。しかしこれは他社でも同じようなことが可能であるため、次第にオリジナリティは失われていき、競合と差別化しにくくなると著者は言います。

意味のイノベーション

既存の方向性の中で「どのように」製品をよりよくしていくのかを考える問題解決のイノベーションに対して、人々が「なぜ」製品を使うのかという理由や価値を生み出すのが「意味のイノベーション」です。

その理由や価値はどこから出でくるのかというと、作り手自身の思いから生まれてきます。デザイン思考がユーザーや製品の分析から始めるのに対して、意味のイノベーションは作り手の考えから始まるのがこの2つのイノベーションの違いの1つです。

作り手自身が求めるものや、人々に好きになってほしいと思うものを自分の中から導き出し、その仮説を「批判」によってより強固なビジョンにしていきます。この「批判」も突破するデザインの重要なキーワードです。

個人の考えから生まれた新しい意味というのは、いきなり大多数の前に出してしまうと、簡単に潰されてしまいます。信頼できる相手との建設的な批判を繰り返し、徐々にその規模を大きくし視野を広げていくことで、より強固なビジョンにすることができると言います。

後半の章では批判の実践方法がかなり具体的に説明されているので、興味がある方は是非読んでみてください。

2つのイノベーションの関係性

決して問題解決のイノベーションが劣っているとかどっちかが優れているというわけではなく、新しい価値を見出し人々に製品を使う意味を見出すことも、アイデアによってよりよい製品にしていくことも企業にとっては必要で、両方を行うことでより革新的なものを生み出すことができると言います。

ここまで読んで

近年消費者たちは、そのものにしかない価値を求め商品を選ぶ傾向にあるため、価値創造の重要性は高まっているはずです。またデザインもきれい見やすい美しいはベースに持ちつつも、世界観を重視したものの人気が上がっているように感じます。

またメゾンマークでは新規事業開発やブランディング、プロダクト制作など、新しい価値を提供するものをつくる機会が多いので、意味のイノベーションの考え方は必要であると思いました。

個人的にも作りたいプロダクトがあるので、意味のイノベーションを用いてプロジェクトを進められたら最強なプロダクトが作れるのではないかとちょっとワクワクしています。

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