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元テックリードが挑む次の課題。「ユーザーに毎日使われるスタンダードなプロダクトを作りたい」

Magic Moment Playbookのサーバーサイド開発を担う栗原 誠一郎(くりはら せいいちろう)。当時働いていたモバイルコンテンツの衰退と、Flash制作時に使用したActionScriptをきっかけにプログラミングの必要性に気付き、エンジニアへの転職を決意。その後、受託開発でのエンジニア経験、自社サービス開発のスタートアップでのテックリードを経て、前職の同僚であった清家の誘いをきっかけにMagic Momentへ入社。今回は入社のきっかけや、Magic Momentに対する想いを聞いてみました。

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プロダクトの思想とチームの熱量に惹かれて入社

実は、元々プログラマーというよりは制作寄りの仕事をしていたんですよね。大学卒業後に就職した1社目では、モバイルのコンテンツプロバイダーにいました。プロダクトの仕様を考えて制作会社に作ってもらうという仕事をしていました。また、当時流行っていたFlashのActionScriptにも触れていて、待ち受け画面や着せ替えツールのコンテンツを作成したり、動画をエンコードしたり、電子書籍を作ったりしていました。しかし、iPhone3Gが発売されたタイミングでスマホとの切り替え時期がやってきて、一気にコンテンツが衰退し始めました。そこで、この業界にいても先が見込めないのと、ActionScriptを通じてプログラムの重要性に気付いたので、プログラマーへの転職を決意しました。

プログラマーへの転職を決めた2社目では、Javaを使ったWebサービスを受託開発していました。特にJavaをしたかったわけではなく、「サーバーサイド言語って何?」という状態だったので、とりあえずはIT業界に飛び込もうという思いで決めました。未経験での入社だったので、日々切磋琢磨しながら業務に取り組んでいましたね。少しずつ力がついてきたなと感じてきたタイミングで、そろそろ自分の力を試したかったので前職のスタートアップに転職しました。

前職では、テックリードとして自社サービス開発に取り組んでいました。サーバーサイド、フロントエンド、インフラと広く関わっていましたが、あるタイミングで自社プロダクトの開発をストップする形になったため、転職活動をすることになりました。

Magic Momentを知ったのはちょうど転職活動をしていた頃でした。実は、既に内定をいくつかいただいていてその週に決めようと思っていたタイミングで、現開発責任者の清家から「もう一度開発チームを作らないか?」と声をかけていただきました。清家とは前職も一緒だったので、単純にまた一緒に仕事をしたいなと思いましたね。また、代表の村尾とも話す機会があり、熱い想いがあるだけではなく論理的に話されていたのが印象的でした。若くして会社の代表になっている人は勢いや熱だけで話す人が多いイメージだったので、村尾の人柄にも魅力を感じ、村尾のやりたいことを叶えたいなと感じました。

私はセールスの人間ではないので、セールス領域に深い思い入れがあるというよりは、村尾と話して、村尾が作りたいプロダクトを自分も作ってみたいと思わせてくれた、というのが正直な入社のきっかけです。

具体的には、現在開発中のプロダクトである”Magic Moment Playbook”の思想・評価基準に惹かれました。私は、本来評価されるべき人が評価されずに、ちょっと目立つ人が評価されるような状況を解消したいという想いを持っています。その観点でMagic Moment Playbookの思想は、本来評価されるべき人・行動に焦点を当てたプロダクトになっていたんですよね。例えば、ある営業パーソンが会社で評価されるのは直近どれだけ売上を上げたかですが、購入後1ヶ月で解約されたとしてもとにかく売ってさえいればそこの評価には影響をしないという矛盾がありました。本来あるべき形として、エンゲージメントという信頼関係をどれだけ築いたかという点で評価されるべきだという思想を持って開発がされており、強く共感したことを覚えています。

また、プロダクトの開発方針としても、売上のためだけに個社カスタマイズするようなことはない、本来自分たちが正しいと思うもの、あるべき姿でプロダクトを開発する、という方針にも惹かれました。

「スタンダードなプロダクト」を目指したい

現在は”Magic Moment Playbook”の開発に携わっていて、Go言語でサーバーサイドを触ることが多く、たまにフロントエンドもやってますね。どちらもできるのですが、Magic Momentはスタートアップ企業で、リソースが少ないことから、全員が満遍なくやってしまうとなかなか進捗が良くありません。そこで、開発チームの方針としてメンバーは得意分野に特化してやっています。現在のチームではフロント側が得意な人が多いので、私はサーバーサイドに徹していますね。

Magic Moment Playbookは、「会社に来たらまず開く」ようなスタンダードなプロダクトになって欲しいです。本来、セールスの人がやらなくて良いようなことに時間をかけたり、使わないデータをただ溜めるのはもったいないと思うんですよね。そこで、業務の効率化や使えるデータとして有効活用していけるプロダクトになってほしいなと思います。

個人としては、今後もプログラマーを現役でやり続けていきたいです。マネジメントは、モノづくりが好きだからあまり興味がありませんね。サッカーのキングカズが「サッカーが好きだから選手としてやりたい。」と言っていましたが、私の場合は「マネージメントをやりたくない。なぜなら作るのが好きだから」という感じですね(笑)

ただ、Magic Momentの考え方として作るだけは趣味になってしまうので、サービスのことを理解し、サービスのことを語れるエンジニアになっていきたいです。私は開発者としての部分が強いため、サービス自体の理解が深まっていないと感じています。もう少しセールス側の視点に立ってモノづくりをしていきたいです。

また、技術的には自分の守備範囲を広げていきたいなと思っています。特にインフラ関係ですね。オンプレから始まり、前職でAWS、現職でGCPと変わっているため、ちょっとずつ知っては辞めてと中途半端になってしまっています。もう少し、インフラに関して強みを増やしていきたいですね。

向上心が高く、フラットな関係が魅力

Magic Momentには、大きく3つの魅力があると思っています。

1つ目は多くのメンバーが向上心を持っていることです。開発チームの特徴として、知りたいことはすぐに聞き、その知識を吸収する姿勢が見られます。また、仕事に関係なく家でも勉強している人が多いなと感じました。こうした技術の共有は、2人1組で業務をおこなうペアタスクやSlackでのTimesチャンネルでおこなっていますね。

ペアタスクは、2人1組のペアになって開発や課題に取り組む仕組みです。プログラミングだけではなく、ざっくりとした成し遂げたい形にしたがって仕様や設計を決めることもあったりします。1人が作業者で1人がオブザーバーとして様子を見たりアドバイスをしていきますが、オブザーバーが「こうしたほうがいいよ」とフラットに言える環境が魅力的です。

Timesチャンネルは、思ったことをひたすら呟いていくSlack上のチャンネルです。自分が勉強したことや業務として触らない言語についてもつぶやくため、Timesチャンネルを通して技術の共有ができていますね。また、業務で詰まっていることや悩んでいることについても気軽に呟ける環境なので、メンバー同士が寄り添っているなと感じます。

2つ目は開発チーム内で先輩後輩というのがなく、フラットな関係で技術の話ができるところです。フラットな関係を構築しているのは、ペアタスクや仕様の読み合わせをメンバー全員でおこなっているのが大きいですね。また、タスクの取り方にも特徴があり、業務ごとにチケットが割り振られていて、自分のやりたいチケットを各々が取っていくスタイルです。普段サーバー側をしている人でも、フロント側のチケットを取れば触れるのが魅力ですね。

3つ目は働き方もアジャイルに回していることです。はじめの頃は全部リモートで仕事をしていました。しかし、新しい人が入ってくると教えるのに対面じゃないと辛いよねという話があり、週1での出社に切り替えたのです。その後、対面が必要になる場面が増えてきたため、現在の週2出社になりました。

こうした働き方は誰かがパッと決めるのではなく、チーム会の中でトライしたい内容というのを出し、とりあえず1週間やってみることから始まります。実際に試してみて、良ければ続けて良くなければやめるというアジャイルな働き方も魅力の1つです。

「開発は楽しく」がモットー

私は、チームとして働く時に意識していることが2つあります。

1つ目は、「開発を楽しむこと」です。根本的に、楽しく仕事をしないといいものは作れないと思っているからです。技術的にいうならば、自分の考えを押し付けないことですね。一般的な企業の場合は、やるべきことが決まっていてタスクを割り当てられることが多いですが、自分でタスクを選び、チーム全体で一緒に考え、一緒に悩むことが楽しい開発だと思っています。例えば、プログラミングの書き方についていうならば、相手のソースコードを尊重しつつ、「自分はこの書き方のほうがいい気がするけど、どう思う?」と議論をすることです。ロジックは各々の書き方があるため、相手に考えを押し付けることなく、一方的に言わないように心がけています。

2つ目は、仕事以外のことも話すようにしているです。なぜなら、そうすることで相手を知り相談しやすくなるからです。そもそも雑談自体が楽しいというのもありますし。楽しくないといいものが作れないと思っていますね。

一緒に楽しんで仕事ができる人と働きたい

私は、一緒に楽しんで仕事ができる人と働きたいです。今の開発チーム内では多いのですが、仕事に関係なく家でも調べちゃう人がいいですね。こういう人が1人でもいると勉強になりますし、業務と関係ない知識でも社内で共有していきたいなと思っています。共有のために勉強会などを開いてもいいのですが、自分の分野でないとただただ聞くだけで終わってしまうので、ペアタスク中に共有するなど業務内で共有できる仕組みを整えたいですね。

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