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Wantedlyの候補者に送る心理状況から逆算した効果的メッセージとは?

こんにちは!株式会社ルーチェで人材コンサルタントを担当している工藤です!
今回のお題は採用マーケティングツール『Wantedly Admin(以下『Wantedly』と記載)』の候補者に送るメッセージについてです。

私が勤めるルーチェは2018年8月から『Wantedly』の認定パートナーとして、約50社ほどの採用・広報の運用代行、コンサルティング業務を行っております。その中でも掲載をスタートされた初期段階でこんな質問を多くいただきした。

・どんなメッセージを送れば返信が着やすいですか?
・カジュアル面談のお断りの連絡はいれたほうがいいですか?

本日はこんなお悩みを解決できるようなメッセージ内容をいくつかご紹介できればと思います!


目次

【1】Wantedlyで転職活動をする候補者心理

【2】気をつけたほうが良いメッセージ内容

【3】カジュアル面談にお誘いするメッセージ

【4】まとめ

【5】最後に


【1】Wantedlyで転職活動をする候補者心理


そもそも『Wantedly』を使っている候補者はどんな気持ちで会社にエントリーしているかに立ち返ってみましょう。『Wantedly』の候補者(ユーザー)が利用できる『Wantedly Visit』のアプリケーションプレビュー画面には説明文の中で以下記載があります。

"Wantedly Visitでは転職を決めて面接を受ける前に、企業の社員から直接話を聞きに、気軽に遊びに行くことができます。"


転職潜在層も多く登録しているツールのため、まずは選考要素なく気軽に情報収集ができてオフィスや社員の方の雰囲気を知ることができると考えている候補者は多いです。
また、ご存知の方も多いと思いますが、他採用広告と違い、『Wantedly』でエントリーをする際は以下3項目から1つ選択をしないとエントリーができないような仕組みになっています。

・今すぐ一緒に働きたい
・まずは話を聞いてみたい
・少しだけ興味があります


これを、ルーチェ入社前に自身も『Wantedly』を使って転職活動をし、かつ企業さんの候補者対応に携わっていた経験からかみ砕くとこうです。

・今すぐ一緒に働きたい = 面白そう!面接に進んでみたい!!
・まずは話を聞いてみたい = 話を聞いて面接受けるか決めたいかなあ。。
・少しだけ興味があります = 今すぐ受けるつもりないけどお話だけ。

まとめると、こういうことです。
候補者の意思によって、最初に送るメッセージ内容を変えていくことでカジュアル面談が組みやすくなる可能性が高まるということです!
それでは実際どんなメッセージ内容を送ると良いか、一例をご紹介していきますね。
ただ、その前に送る際に気をつけたほうが良いメッセージをご紹介します。

【2】気をつけたほうが良いメッセージ内容


『Wantedly』の候補者に携わった経験上、候補者とのトラブルになる可能性があるメッセージ内容を1つピックアップしてご紹介します。
特に他の採用広告を使っての採用に慣れていらっしゃる採用担当者さんが送りがちな内容になっています。

■いきなりお祈りメール

候補者心理を理解した上で下記内容をお送りするのは問題ないと思っています。ただ、その点を理解しないでお送りしてしまうのは要注意です。
いわゆる、他求人広告のエントリーがあった方によくお送りする内容です。

お世話になっております。
〇〇の採用担当でございます。
厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが、
今回は見送りとさせていただくことになりました。
ご希望に添えず恐縮ですが、なにとぞご了承くださいますよう
お願い申し上げます。
多数の企業の中から当社に応募いただきましたことに感謝するとともに、
より一層のご活躍をお祈り申し上げます。

え?
なんでこの内容のどこがおかしいんですか?
普通にカジュアル面談お断りの候補者に送ってますよ?
と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、「今すぐ働きたい」を選んでいる候補者以外にも上記内容を送っていたら要注意です。
ここでもう一度Wantedly Visitに記載されている内容を振り返りましょう。

"Wantedly Visitでは転職を決めて面接を受ける前に、企業の社員から直接話を聞きに、気軽に遊びに行くことができます。"

候補者の中には、
「オフィスに遊びに行くことを断られるのはまだしも、なぜいつの間に選考を受けたことになっていて勝手に落とされてるの??????話をちょっと聞きたいと思っただけなのに!!!!!!」
と感じる方もいらっしゃいます。実際私も転職活動をしていた時にこの内容が送られてきてちょっとイラっとしたこともあります。。笑
ではどのようなメッセージが適切か、2つご紹介します。

① メッセージを送らない
② 多くの方からエントリーがあり、面談が追い付かないのでまた今度にしてくださいと断る

ウォンテッドリー社は、カジュアル面談お見送りの方にメッセージを送らないという判断をしても大丈夫ですとクライアント企業さんにお話されております。ウォンテッドリー社の記事もぜひ読んでみてくださいね。


候補者からの返信が来ない?ウォンテッドリーが実践する候補者とのやり取りにおける極意を教えます | Customer Success Team
みなさんこんにちは、Wantedlyカスタマーサクセスチームです。 そんな悩みを持っている企業様はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は「 応募が来てからの候補者とのやり取り」について、Wantedlyが実践する極意をお伝えします。 ・・・・・・ まず、Wantedlyでの候補者とのやり取りの流れについて簡単に説明すると、 0.応募が来る 1 ...
https://www.wantedly.com/companies/wantedlycs/post_articles/138477


ただせっかくエントリーしてくださったのに、何も反応しないのはちょっと・・と思う方は以下の内容はどうでしょうか?
実際に私のクライアント企業さんが送っているメッセージ内容を少しアレンジしたものになります。

お世話になっております。
〇〇の採用担当です。
エントリーいただきまして誠にありがとうございます!
現在こちらのポジションが思った以上にエントリーをいただいております関係で、直近でご面談のご案内が出来兼ねる状態でございます。
せっかくエントリーいただいたにも関わらず大変申し訳ございませんが、ご案内可能なタイミングでまたこちらからお声かけさせていただけますでしょうか。
ご確認よろしくお願いいたします。

この内容であれば、今はカジュアル面談ができないことが候補者に伝わり、かつ律儀にメッセージを送ってくれたという好意が伝わるので将来的に会社のファンになってくれる可能性もあります。
上記メッセージを送って候補者からピリッとしたリアクションをいただいたことは今のところありませんので、もし良かったら使ってみてくださいね。

さあ、それではカジュアル面談にお誘いする際のメッセージをいくつかご紹介いたしますね!


【3】カジュアル面談にお誘いするメッセージ


今回は2つの例をご紹介したいと思います。
どちらのパターンの方が自社にフィットするか考えてみてくださいね。

① フランクに誘う

〇〇様
この度は弊社へ興味を持っていただきありがとうございます。
ぜひ一度オンライン、または弊社でお話をさせていただきたいです!
日程については柔軟に対応できますので、希望の日時をいくつか教えていただけますと幸いです。よろしくお願いします!

上のメッセージを送ると効果的な企業さんの特徴をまとめると以下の通りです。

・メッセージのやりとりを部長、役員、社長など責任者が対応している
・採用の窓口を広く構えている
・カジュアル面談で選考要素を含んでいない
・タレントプールの構築に力を入れている

まず責任者クラスの方が送る際は短い文面の方がカジュアル度が更に増して効果的です。また、人柄採用に力を入れていたり、とにかくエントリーがあった方とは極力お会いするスタンスをとられている企業さんはフランクにカジュアル面談に誘ったほうがリアクションが返ってきやすいです。

② 丁寧に誘う

〇〇様
はじめまして。
株式会社●●の◎◎と申します。
この度は弊社に興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
まずはカジュアル面談という形式をとらせていただき、弊社のことをご理解いただければと考えております。
早速日程調整をさせていただきたいのですが、ご都合の良い日時をいくつかご教示いただけますと幸いです。
オンライン、弊社オフィスのどちらでも面談可能ですのでご希望お申し付けくださいませ。
お会いできることを楽しみにしております。よろしくお願いいたします。

上のメッセージを送ると効果的な企業さんの特徴をまとめると以下の通りです。

・メッセージのやりとりを「採用担当者」アカウントで対応している
・カジュアル面談のお誘いの段階で候補者を選出している
・カジュアル面談でも選考要素を含んでいる

メッセージを送るアカウントが会社ロゴの「採用担当者」アカウントでしたら、丁寧に送る方が無難かもしれません。また、次のステップに選考要素が含んでいる場合は丁寧にご案内をした方が、面談から選考までのステップをスムーズに案内しやすいメリットがあります。


【4】まとめ


『Wantedly』候補者は気軽にオフィスに遊びに行けると思って
 エントリーしていることを前提にメッセージを考える
・いきなりお祈りメッセージは気をつける
・会社の特徴によって送るメッセージを変えてみる

今回は『Wantedly』で候補者に送るメッセージを、候補者心理をふまえていくつかご紹介いたしました。
候補者のリアクションや返信率もふまえてメッセージ送信者を変えてみたり、内容をABテストしながらトライしてみるのもありだと思います。
他のツールと比較しても、自由度が高いため様々な角度で候補者にアプローチができるツールだと思うのでぜひチャレンジしてみてくださいね。


【5】最後に

ルーチェでは『Wantedly』の運用をサポートさせていただいています!
運用代行の無料お試しプラン等ご紹介をしておりますので、「いまいち効果が出なくて悩んでいる…」「フィットする方とお会いできなくて困っている…」等お悩みの採用担当の方がいらっしゃいましたらぜひ気軽にお問合せください☆

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