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「期待に応える - 喜ばれる」のサイクルで育むキャリア


高石 尚明 [たかいしなおあき] 2015年4月入社

コンサルタント職で新卒入社。製造業のお客様先に常駐し、e-learningの作成、IT導入など多岐に渡るプロジェクトに参画。2019年12月よりエンジニアとしてキャリアチェンジ。実装・テスト・コードレビューに加え、チーム間調整・仕様検討などプロジェクトリーダーとしても活躍。

強みを生かしながら、人に喜んでもらえるIT導入の仕事


-エンジニアになった経緯を教えてください。

強みを生かせて、周りの人に喜んでもらえて、自分がやっていきたい働き方を実現できそうなのが、WEBエンジニア職だった、というのが理由です。

エンジニアになる前は、LTSのコンサルティング部門で製造業のお客様先に常駐して、主に購買まわりの業務改善を支援していました。ヘルプデスクの支援やe-learningの作成の仕事など様々な仕事を任せていただく中で、IT導入のプロジェクトが自分にフィットすると感じました。次のアクションが明確に浮かび、打ち合わせもスムーズにリードすることができたんです。具体的には、既存のツールを使って、帳票作成やワークフローの設計などを担当しました。

白黒はっきりさせながらかっちりやることや、物事を構造だてて論理的に組み立てることが好きかつ比較的得意だったのが、力を発揮できた要因なのではないかと考えています。

対比として、着地点が決まっていない議論には苦手意識がありました。例えば、チームで今年1年のキャッチコピーを決めるとすると、どれも正解になってしまって、方向性について不安が伴う。一方ITツールは、目指す場所が明確で、一箇所でも間違えるとまったく動かない。ゆえにだれもが納得する成果物をつくりやすかったといえます。

自分としては当たり前に動いていただけだったのですが、「お客様のニーズを踏まえた使いやすいシステムになった」と各所からお褒めの言葉をいただけました。仕事した分、相手を楽にしてあげられるということも、モチベーションになったと感じます。

また、社会人になって最初の4~5年は修行期間とし、そのあとでキャリアを固めていきたいと考えていたため、キャリアの幅を広げようと業務外でプログラミングも学習していました。

エンジニアとしての進路を本格的に考え出した頃に、コンサルタント職からエンジニアに転身した同期と話す機会があって。そしたらその日のうちに代表の樺島から連絡が来て「高石くん、エンジニアになりたいならうちでやりなよ!」と言ってくれたんです。新卒入社したときもそうだったのですが、期待をかけて、居場所をつくってくれた樺島には感謝の念が絶えません。

情報を集め、議論を進め、改善する


-印象に残っている仕事は何ですか?

コンサルタント職で、アサイン後何もわからない状況で取り組んだ初めての仕事が一番印象に残っています。

中国の方々に使ってもらうワークフローシステムのUAT(ユーザー受け入れテスト)をリモートで実施する、というのが主なミッションでした。テスト設計から任されたのですが、テスト設計ってなに?そもそもコミュニケーションは日本語?中国語?英語?と不安だらけの状態でした。その不安感が足を引っ張って、人に何かを依頼したり、尋ねたりすることに臆病になっていました。

打破したきっかけとして最も大きいのは、当時の上司です。雑談からはじまり、悩みを聞いてもらったり、考えを肯定してもらう中で、何か失敗してもフォローしてくれる、突き放されることはないという安心感があり、なんの実績もない自分に寄せてくれている期待に対し、頑張ろうという気持ちが湧いてきたんです。


-どのように成長しましたか?

このプロジェクトを通して、人と関わるのが怖くなくなりました。もともと及び腰になってしまっていた理由として、インプットが足りなかったというのがひとつあると思います。プロジェクトの前提や背景、課題など、情報としてもらえず、わからないから質問もできない、味方がいないように感じるという負のサイクルに陥ってしまっていました。そこを当時の上司が、雑談ベースでいろいろ話しかけてくれたんです。そこから手がかりを得て、キャッチアップするようになると、それを元手にまた新しい情報を得ることができるようになりました。人と関わって情報を取りに行く、そこから議論を進めてバリューを出していく、これは基本動作として、他の仕事、今の仕事でも実践できていることだと思います。

無事プロジェクトを終えて、お客さん、上司、メンバー、身近な方々からのありがとうと言ってもらえて、その一言にさらに仕事に対する意欲がわくようになりました。

また、メンバーをまとめるポジションとなった今、上司の関わり方に救われた経験から、その人の状況を推察して、言葉を選んだり伝える内容を調整するようにしています。


-今後の展望を教えてください。

エンジニア一年目ということもあり、かっこいいことや大きなことは言えませんが、目の前のサービスでやるべきこと、磨くべきことがたくさんあるので、きっちり育て上げていきたいと思っています。気づいているけど放置されてきたもの、いずれ変えたいとされているもの、それらを改善していきたいです。当たり前のことを当たり前にやる大変さという意味でチャレンジングだと思いますね。

また、スキル的にはちゃんと精通しつつ、やはり人を大切にできるエンジニアになりたいです。職人気質でどんどん開発を進めてくれる人も必要だし、お客さん目線に立ってビジネスを推進していく人も必要ですが、私自身は広く浅く学んで、それぞれの強みを溶かし合ってチームを成功に導く、潤滑油のような存在になれればと思っています。


-LTSのいいところを教えてください。

お互いの個性を尊重し合う文化があって、否定的な人がいないです。やりたいことは働きながら探せばいいよと内定をいただき、何もできない状態から様々な仕事を任せてもらい、エンジニアとしてのキャリアもサポートしてもらい。成長を期待して、常に居場所をつくってくれたのがLTSです。

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