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【代表インタビュー】聞かせて!東大発ベンチャー エルピクセルの生い立ち表裏(これを読むとエルピクセルの歴史・代表がどんな人かがわかります)

皆さんこんにちは!採用担当の邑並です。今回は、代表取締役社長 島原へのインタビューです。    社外の方とお話しさせていただく中で、「島原さんってどんな人ですか?」というご質問をいただくことがよくあります。今回はご自身のこと・会社のこと、表も裏も沢山伺いましたので、少しでもそんな疑問が解消されればいいなと思っています!

野球少年が、生物の道を志すまで

ーまず、島原さんはどのような青春時代を過ごされていたんですか?

中高時代は、野球に夢中でした。挨拶をする・誠実であれ・努力をする・チームへの貢献に徹する等、「大切なことは全て野球から学んだ」といっても過言ではないと思っています。

あと、当時は自動車が大好きでした。あまりにも好きすぎて、部活の練習後はガソリンスタンドでアルバイトをするほどです(笑)。

伝記をよく読んでいたこともあり、何か自分が生きた証を残したいと考えていました。そのためには21世紀1番イノベーティブな世界に身を置こうと思っていて、高校生の僕にとってはそれが自動車の世界でした。燃料電池や電気エネルギーで自動運転に繋がる世界をエンジニアとして作りたいと思いました。

だから大学では機械工学を学んで、将来は自動車エンジニアになろうと思っていました。

ー自動車エンジニアを目指す中で、最終的に生物の道を選んだのはなぜでしょうか?

ある日、山中教授のiPS細胞発見のニュースを見たのです。直観的にビビっときたものがあり、「21世紀は生物を作る時代だ!」と思いました。自分の進むべき道が、生物の道以外に考えられなくなりました。

「生物×IT」で自分に何が出来るか

ー急な路線変更でしたが、当時どんなことを考えていましたか?

僕は大学までは生物のことを勉強していなかったので、大学時代は生物がわからず数学や物理が好きな異端でした(笑)。

ただそんな得意分野を武器に何かしようと考えたところ、生物エンジニアリングを思い付きました。純粋な生物屋ではなく「生物×IT」で何かをやろうと。

車のパーツのように遺伝子を組み合わせて自由に生物を作ろうと試みたりもしましたが(今思うと無謀な考えも!)、思うように上手く行くわけもなく、まずは実用に近そうなところを、として行きついたのが「画像」でした。

実際にやってみると、生物画像の解析に困っている人は多かった。

そこでまずはこの「画像」領域で実績を残し、いつかは少しウエットなところで再生医療やエンジニアリングなどをやりたいと思っていました。

ー当社の強みである「ライフサイエンス×画像解析」は、ここから始まったんですね。

そうですね。昨今AIブームが叫ばれて久しいですが、そのコアとなっているのは画像領域です。当時「画像」を選択できたことはラッキーだと思いますね。

逆算的Uターン 大学発ベンチャー企業へ

ー島原さんは、卒業後はいったん研究分野から離れていますよね?

はい。大学へ戻ってくることが前提で、まずは社会勉強をしようと思い大学院卒業後は民間企業へ就職しました。凄まじい勢いとスピード感を持って事業を展開していた、ITベンチャーのグリーです。

周囲の人は優秀でとても楽しかったですが、起業について逆算的に考えた時に早く海外経験を積まねばと思い、1年後に海外事業開発職としてKLab.に転職しました。KLab.では、最初から大きな海外プロジェクトをリード出来たり、ワクワクする経験を沢山させて頂きました。

ーそんなKLab.在籍中に、起業されたのは何かきっかけがあったんですか?

グリーを辞めようと思った時に「何かを辞める時は、何かを始める時だ」と思い、研究室の先輩達(共同創業者の朽名・湖城)と東大の起業支援プログラムを受けることにしたんです。

起業に向けた事業計画を立てたりしている中でどんどん起業に向けた準備が出来てきたこともあり、プログラム終了と同時に起業しました。それが転職した2ヶ月後、2014年3月ですね。

当時は週末の趣味程度に走り出しましたが、これがエルピクセルの始まりです。

副業3名で始めたエルピクセル

ー創業時を振り返ってみて、いかがですか?

請求書の発行から自分たちでやってみたり、とにかく毎日が新鮮でした。あと、初年度は売上が100万円達成すればいいなと思っていましたが、実は想像していた以上に上手くいきました。研究室にいくらか寄付出来るぐらいにはなりました(笑)。

ただ当時は副業3名のベンチャー企業、、、お客さんは不安だったでしょうね。

始めお客さんの中心はアカデミアでしたが、その後紹介を頂いたりするうちに、企業へ広がっていきました。でも企業との商談って、普通平日の昼間ですよね。「では来週木曜日の14時に」と商談が入っても、自分はオフィスで仕事をしている。

だんだんと週末だけでは成り立たなくなってきて、創業2年目にまず自分がエルピクセル専業となりました。

今となっては懐かしいですが、どうしても平日に打ち合わせが必要な時は昼休みを削って六本木の椿屋珈琲で商談をしていましたね(笑)。

プロダクト(医療画像診断支援AI)誕生の秘話?

ー創業時は、どのような事業をされていたんですか?

細胞など基礎研究領域の画像解析をしていました。現在の創薬AI事業に近い取り組みがメインです。ただ、その技術を研究領域にとどめるのではなく、いつか医療に応用したいとずっと頭の中では考えていました。

ー創薬AI事業は、創業時からのナレッジが詰まった当社の根底となる事業なんですね。では現在の中心事業のもう1つ、医療AI事業はどういう経緯で始まったんですか?

初めて医療AIの事業構想を描いたのは、創業2年目です。

経済産業省主催の「始動 Next Innovator(https://sido.jp/#toppage)」がきっかけでした。国内でのプログラム内容もさることながら、参加者の中で選抜されるとシリコンバレーへ視察に行くことが出来るんです。「ベンチャーと言えばシリコンバレーだ!」という考えが強くありましたし、絶対に行きたいと思いました。

そこで、事業計画を書くことになりました。当時行っていた受託研究事業の延長線上のものではなく、中長期的な目線で自社製品での事業計画を書いてみようと思い、医療AIの計画を立てたんです。

無事に(?)国内プログラムの中で選抜メンバーに選出して頂き、念願のシリコンバレーへ行くことが出来ました。ベンチャーの聖地とされるシリコンバレーでもこの計画は高く評価され、色々と発表の機会も頂きました。

ー帰国後は、すぐに医療AI事業を始めたんですか?

いえ、少し時間がありましたね。計画は出来たものの、進めていく「原動力」みたいなものがなくて。

そんな時、知人に紹介された方に広島県のある先生を紹介をしていただきました。即座に広島へ足を運んだところ先生とその場で意気投合し、「この先生のために医療AIを作ろう」と思い、計画を実行に移すことにしました。

僕は医師ではないので、「この人のために」と思える強力なパートナーがいなければ医療AIの計画は実行出来なかったと思います。医療AIは世の中に市場が出来上がっているものではなく、新たな市場や価値を創っていくもの。そのフロントランナー・開拓者として、推進していく決意をしました。

これが、現在中心事業の1つとしている医療画像診断支援AI「EIRL(エイル)」事業に繋がっています。

専門家集団エルピクセルに集まるメンバーについて

ー事業からは離れますが、当社の「人」について思うことを教えてください。

よくぞここまで、色々な尖ったスキルを持つメンバーが集まってくれたなぁと思います。もう一度会社を創ったとしても、ここまでバラエティに富んだメンバーを揃えることは絶対に出来ないですね。

そのくらい多様性があるメンバーで、多様性を尊重できるカルチャーが我々の武器です。年齢層も、20代~60代と幅広いですね。

ーその「多様性」の中で、共通しているものは何かありますか?

共通している点は、みんな「思いやりがある」という所ですね。

当社では、生物屋・物理屋・情報屋・工学屋、様々なバックグラウンドを持つ人が、相手を思いやり尊重しながら意見を出し合った結果、融合し医療AI・創薬AIを総合技で開発・販売しています。

よく「サファリパーク」を例に出すのですが、当社はサファリパークの動物のように色んな人が集まっています。でも、ある一匹が他の動物を食いつくしてしまったら、一緒にいる意味がありません。きちんと相手を尊重し思いやれるメンバーが集まっているからこそ、各々が持つ多様性が活きるのだと思います。

ーどんな人なら、当社の環境を楽しめると思いますか?

色々な知識や考えを吸収しながら何かを創り上げたいという好奇心旺盛な人は、とっても楽しめる環境だと思います!スキルの尖った人達が集まり、それがケンカせずに融合して新しい物を生み出すことは、エキサイティングなことですからね!

どん底から、目標は「世界」へ

ーでは最後に、今後の目標を聞かせてください。

エルピクセルを世界で戦うことが出来る会社にすることです。この一言に尽きます。

過去には海外展開を具体的に進めていた時期もありましたが、2019年元役員による横領事件があり、その計画は頓挫。当時は、会社自体がいつなくなってもおかしくないような状況でした。

しかし幸いなことに、所属していたメンバーの大多数は事件後も会社に残ってくれ、事業や会社を支え続けてくれました。そして応援して下さるステークホルダーから、追加の資金調達を行うことも出来ました。その後体制強化をし、10名以上の新しいメンバーを迎え入れることも出来ましたし、現在はIPOを目指し事業も急拡大させているフェーズです。しっかりとまずは日本で結果を残し、近い将来世界へ挑戦していきたいです。

このメンバーがいて、世界で戦わない理由はないですからね!

<完>

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