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『警察にご厄介になったんですよ。』

『警察にご厄介になったんですよ。』

かなり早口で明朗な日本語で説明してくれる。「警察にお世話になったんじゃないのね。」たしかに、厄介だったから、ご厄介よね。

ふむふむ。それで?

僕、彼女のお父さんに殴られそうになって。

なんで、殴られる方が「ご厄介になるの。」

それで、いつものように彼女に借りてた自転車に乗ったら、自転車ドロ!って。

え?そこ?ちゃんと説明したの?ご厄介になった時。

しましたよ!本当に!
でも、僕見た目、外人じゃないですか。だから、ダメと思いました。

いや、見た目だけじゃないよね。
中身も外人だけど、それ酷いね。

誤解なのか、日本人の偏見なのか、かわいそうに彼の処遇に酷さに驚いた。

今や在留外国人は130万人と言われている。
外国人か増えて、犯罪が増えるのではないかと国会では議論が盛んだ。

実際、犯罪発生の目安となる外国人検挙数はどうか。

警察庁平成30年7月の「平成29年刑法犯に関する統計資料」より。
平成14年刑犯法検挙件数59万件〜平成29年33万件。

減少しているのである。

みんな人間なのだ。周りの環境や敢えてこの言葉を使うなら、扱われ方でいい方向にも悪い方向にも向かう。

どうか、彼等を自分の仲間として受け入れて欲しい。

***この記事は、複数の事実を重ねて、本人たちのプライバシーに配慮して表現してあります。

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