当社の代表 斉藤隼生に話を伺いました。

経歴としては、株式会社FiNCで過去最高のトップセールスを記録したり、パーソナルトレーナーとして2,000名の身体の悩みを解決してきたという異色の経歴。
そんな中でヘルスケア業界に強い課題を感じ、ITを活用して業界の変革を進めるべくLimeを起業したと言います。

元トレーナーでキン肉マンでありながらも、優しい雰囲気と穏やかな口調が印象的。
しかし、今回のインタビューでそんな彼の頭の中を掘り下げる中で、内に秘めた熱さや芯の強さを知れました。

●学生時代から起業を意識していたのですか？？

いや、大学生のころはガンジーのような人を目指していました。(笑)
ビジネスより、途上国支援、地域開発支援に興味があったんです。
大学では国際地域開発学を学び、東南アジアでNGOのプロジェクトを立ち上げてました。

丁度その頃、東日本大震災があり、国内に活動拠点を移し宮城県で被災地支援をしていた中で、
ソフトバンクの孫さんが100億円を寄付し圧倒的な貢献をしていたことに驚愕しました。

起業家が、世の中を変え弱者も助けられると感じビジネスに取り組みはじめました。
在学中に起業し、自分自身で物事を動かしていくことに興味を持つよつになりました。
大学時代、飲食店運営などで起業していて就職は考えていませんでした。

●その中でなぜ前職ヘルステックベンチャーFiNCに入社したんですか？

自己流で飲食店などのリアル事業を運営していたのですが、世の中を変えるITサービスを創りたいと考えてシード期のスタートアップ企業を探してFiNCにインターンとして入りました。
ジョインした２０１４年はまだ社員数10名程の小さな会社でしたが、今では200名を超える会社に成長してます

●FiNCではどのようなことをされていたのですか？

経営するパーソナルジムの現場に入りトレーナーから店舗運営、新店舗の立ち上げや、ヘルスケアに特化したアプリのコンテンツをつくっていたり、様々なことを経験させてもらいました。
FiNCで2000人の身体に悩みを持つお客様の指導をする中で、自ら運動したり、食事お客様が「本質から」変化していく様子を数多くみてきて、ヘルスケアが人々に与える力の大きさを直に感じました。

●急成長中のFiNCを辞めて起業した理由とは？

2年間ほどFiNCで働きヘルスケア業界の課題に深く触れる中で、FiNCとは違う形のトレーナーとお客様をマッチングさせることでヘルスケア業界の変革させていきたいと感じ起業しました。
またヘルスケアは専門性が求められる分野であり、参入障壁が高いですが、ベンチャー企業が欧米と比べても圧倒的に少ないです。

バックグランドを振り返ってもスポーツ科の高校に通い、朝から晩までサッカー部のトレーニングに明け暮れて、常に身体と向き合ったきた経験がありました。
今後5年、10年、20年と伸び続けていく市場なので、ヘルスケア・フィットネスの軸をぶらさず事業を起こしていこうと決意しました。

●起業後のことを教えてください？

起業当初はエンジニアとマーケターと一緒にスタートしたのですが、代表である自分の実力不足や方向性の違いでメンバーとは別れて一人起業になりました。
そこから
泥水をすすりながら（長くなるのでまたの機会にしたいと思いますが）、様々なことにチャレンジしました。
今はメイン事業である日本最大級のフィットネスメディアであるYASE LABO。ヘルスケア求人サイトのFit Career。パーソナルジムTRE LABOの３つの事業を展開しています。
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●今後のビジョンを教えてください

現在、健康ブーム・フィットネスブームと言われてますが、人々の関心がモノの消費から人の消費に移り変わり、外見的な意味でも内面的な意味でも人が理想の自分を求めるようになっています。
例えば、今まで総合型フィットネスクラブ一辺倒だったのが、成果を保証するパーソナルジム、24時間営業の無人ジム、身体を整えるヨガなどが急増してます。
人々が理想のジブンを手に入れられる世界を創るために、最もヘルスケア・フィットネスという軸であらゆる価値を創造し続けていきます。