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「自分の手でプロダクトと関わりたい」と大手SIerから転職。大企業出身者がスタートアップで発揮できる価値とは―。

大手SIer(以下、SIer)でプロジェクトマネージャーとして働いていた川崎さん。スタートアップに転職してきた経緯と、大企業から転職したからこそわかるLightblue(以下、LB)の良さについてお話を伺いました。

「システム導入は一発勝負」大企業での経験

前職のSIerへ入社を決めた理由はなんですか?

大学院時代に医療機器の研究をしていたんですが、そこでプログラミングの便利さを知り、IT業界に興味を持ったのがきっかけです。元々プログラミングを仕事にしようとは考えていなかったんですが、漠然とIT業界に興味があったので、将来何がやりたいか迷いながら、就職はしなければいけなかったので、自分の時間を取れそうなSIerに入社しました。

SIerでは、どんな業務を行っていたんですか?

二年半ほど、大手製造業社様などの基幹システムに関わる仕事を行ってました。パソコンを社内のネットワークにつなぐためのインフラを構築したり、入れ替えたり、パージョンアップしたりといった業務を行ってました。

基幹システムを構築する上で、どんな苦労がありましたか?

会社の働きに必要不可欠なインフラシステムの導入なので、失敗が許されない一発勝負だからこその苦労がありましたね。導入までのプランを何重にも入念に計画して、テストも行って万全を期すのはもちろんですが、会社が動いていない土日の時間を借りて行わなければいけないのに、失敗したらまた前の環境に切り戻して、再度計画を練り直さないといけないんですね。それを自分で判断しなければいけないのは大変でした。さらに去年の3月以降はコロナウイルスの影響でクライアント先にエンジニアを派遣するのが難しくなり、プロジェクト時はかなり緊張感がありました。

AIスタートアップへの挑戦

転職を決断したきっかけはなんでしたか?

ITコンサルのような形でプロジェクトマネジメントをしていると、実装できないことを頼まなければいけない場面を多く、そういうときに指示が曖昧だったり、間違っていても自分で気づくことはできませんでした。現場に指示は出せても、それを具体的に形にする手立てが良く分かってないんですね。そんな背景で、実際にプログラミングもしながら手触り感を持ってプロジェクトを進めていけるような仕事につきたいと思うようになりました。研究室時代からプログラミングには興味があったので、スクールに通って勉強して、転職に踏み出しました。

転職をする中で、なぜスタートアップに行こうと考えたんですか?

早いスピードで色んなことを試せるし、自らが新しい仕組みを作っていけるからですかね。私自身、新しいものが好きで、SIerでも新規事業を考えたりしていたのですが、大企業では新しい技術の導入が遅く、効率的じゃなかったんですね。使い慣れたツール以外を導入するには反発されるのが目に見えていて、それを乗り越えるのにエネルギーを使うなら、スタートアップのような環境で新しい仕組みを作っていきたいと思って転職先を探しました。

中でも、AI開発会社であるLBを選んだ理由はなんですか?

SIerのPMとして働いていた経験と、プログラミングスクールで勉強したおかげで、要件があればウェブエンジニアが行うような実装はできるようになったんですね。でも、設計図通りにウェブ上にものを作り上げるよりかは、インプットを基に抽象的なアイデアを考えて、それを形にしていくほうが面白いと思ったんです。だから、転職活動をする際にはAI系の研究開発会社にフォーカスして探しました。なかでも研究室的な雰囲気があったLBを選びました。

全く文化が異なる、スタートアップでの日々

LBに入社してみて環境に驚いたことはありますか?

毎朝社長と直で話せることには驚きましたね。大企業ではチームでも毎朝話すところは少ないんじゃないですかね。しかも、週に一回は一対一で時間を取ってこれからのキャリアとか、プロダクトの精度を上げるためにはどうするべきかとかの相談に乗ってもらえる環境はありがたいです。最新の機械学習に関する論文とか技術ブログの記事などの共有も早くて、技術を身につけるには魅力的な環境だと思います。あとは、仕事に必要なIT製品が充実していると思います。社員の数が多いと、ひとりにあまり多くの経費はかけていられませんから。

前職がSIerだからこそ見えるLBの良さとは、ずばりどこだと思いますか?

文化に関しては、社員全員が効率的な働き方を実現しようとしているところですかね。大企業だとスピード感や目的意識に欠ける会議が多かったですが、LBの会議ではそれがないんです。かならず結論を出して会議が終わる。あとは、前職では他社の人に仕事を頼まなければいけない場面も多く、その際に理由を説明したり根回しをしなければいけなかったのですが、今はそれがないのも魅力ですね。フランクに話ができて、ひとりひとり責任を持って仕事に取り組んでくれる自社の社員と仕事を進めていくのは、一番前職と違った魅力的なところですね。

人材面では、バックグラウンドとか専門性、性格の多様性に強みがあると思います。機械学習を大学で学んで専門性をつきつめている方・物理学を研究していた方・フルスタックなエンジニアを目指して働いている方もいます。会社として知識に偏りが少なく、カバーできる範囲が大きいのは強みですかね。生産性を突き詰めた仕事の仕方をして多くの案件をこなしている方もいれば、問題が解決できるまで丁寧にサポートしてくれる方もいて、効率的に会社が回っていると思います。

LBのプロダクトの強みはなんでしょうか?

技術力の高さと、サービスの使いやすさだと思います。社長の園田さんを始め大学での最先端の研究知識を有している方が論文や記事などを共有してくださることで、最新の知見をプロダクトに反映することができます。また専門知識に富んだメンバーがそれぞれのノウハウを持ち寄り、結集することで高い技術力を実現しています。またプロダクトはWebサービスとして提供されているので、デバイスを問わず使うことができます。この2つは大きな強みですかね。

大手出身者だから発揮できる価値

前職でPMとして働いた経験はLBでの仕事で活きていると思いますか?

プロジェクトマネジメントの手法を実体験で学ぶことができたので、仕事の進め方を学べたという意味ではかなり役に立っていると思います。お客様が気にしていることをなるべくわかりやすく伝えたり、いろんな業務を行っている方々とコミュニケーションを取ってプロジェクトを進めていく能力は、実際に手を動かしながらプロダクトに関わっている現在でもかなり役に立ってます。

大企業にいたという点では、お客様への対応の仕方、報告だとか連絡のやりとりを滞りなく行えたり、要件などのドキュメントを作成する能力は活きていると感じます。今はお客様にこんな機能を追加したいという要望を聞いた後、実際に手を動かしながら完成に向けてプロジェクトマネジメントもしていくという立場なので、一旦持ち帰って検討しますみたいな対応をしなくていいのが嬉しいです。あとは、ロジックのある話をする力も前職のITコンサルのような仕事で磨かれていて、今活きていると思います。

これからどんな仕事をしていきたいか、川崎さん自身の展望を教えてください。

入ってきてまだ 6ヶ月経っていないので、まずは案件をこなしてきた社員の方からノウハウを吸収しつつ、自分と同じように後から入ってくる人たちが業務に慣れやすいよう、社内の仕組みを整えていきたいと思っています。

転職を考えている大企業の、特にSIerの方にメッセージをいただいてもいいですか?

SIerのPMとして働いている方が抱えている不満と不安は、もっと手を動かしたいけど環境を変えるほど自信がないということだと思います。その背中を押すことができるかはわかりませんが、私は未経験からでもAIのスタートアップに転職することができました。PMとして働いた経験は、進捗を管理する川上の段階から自分でコーディングを行う川下の段階まで幅広く業務を担っている今でも活かすことができています。SIerの方々が価値を発揮できる環境がLBには揃っています。勇気を出して踏み出してみてください。

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