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《インタビュー》「武勇伝」を語る英雄より、「未来」を見つめる挑戦者でいたい

こんにちは!
レスタスの採用チームです。

今回はなんと、代表取締役 大脇さんにご登場いただきます。
ご存知でない方もいらっしゃいますよね。
ここで簡単に大脇さんのプロフィールを紹介します。

・新卒でユニチャームに入社、その後、リクルートに転職。
・当時の営業ギネス記録を更新し、退社。
・2010年、6畳一間の雑居ビルで起業。
・2011年に名入れカレンダーのネット販売事業を開始。これこそがレスタスの始まりです。

そこから、今日まで急成長を遂げ、名入れカレンダーとオリジナル紙袋のネットシェアはNO.1。
ノベルティを中心に法人個人カスタムメイド商品を次々に手がけ、事業が拡大し、IPOを目指すにまで至りました。

経営トップであり創業者でもある大脇さんは、レスタスをどんな思いで立ち上げたのか。
そして、これからどんな会社にしていきたいのか。

なかなか聞けない話を、伺ってまいりました!
いつもよりも少し長めにお送りします。最後までじっくりご覧ください。

自分の手で商売がしたい! その思いで必死だった

ーーレスタス誕生の背景を教えてください

レスタス創業前はリクルートで求人広告の営業をやっていました。当時、リーマンショックで求人の仕事がなくなっていったのですが、勢いでリクルートを退社して起業しました。もちろん、今のように『ファストカスタムメイドカンパニー』になることは想像もしていませんでした。

当時は、なんでもいいから自分の手で商売がしたい!という思いでだけでした。事業の芽を探しながら、日々を乗り越えている感じです。1年かけて100個ぐらい事業アイデアをだして検討しました。その中のアイデアに『販促カレンダーのEC販売』というアイデアがありました。

これをやりたいと思った理由はいくつかありますが、一番大きかったのは、相談した先輩が皆、大反対したからです(笑)。「カレンダーはペーパーレスになるので、斜陽産業もいいとこだ!」「これから伸びる業界で起業しないと、ダメだ!」っていうのが皆さんの声でしたね。確かにカレンダーだけを見ると、斜陽でニッチな市場でしたが、ECに特化するならまだまだチャンスがあると感じていました。

当時、カレンダーの販売は印刷会社による訪問営業が中心で無駄な販管費が価格に転嫁されていました。ECに特化することで低い価格で全国に販売できる。また法人のカレンダーから取引が進めば、他の商材の展開もできるのではと?考えました。何よりリピートが高いことが大きなポイントになりましたね。


(画像:名入れカレンダー)

名入れカレンダーは営業ツールとして利用されることが多く、すでにビジネスや生活の中にしっかり根付いています。例えば、毎年カレンダーをもらっていていると、そのカレンダーが一番使いやすくなっていくものです。特に地方、郊外においては、商品としての役割の大きさ感じました。

一方で、古くからある商品だからこそ商習慣も古く、重取引構造で無駄な手数料が多い。価格もお客様によってバラバラで不公平な取引構造に見えました。ここにテックを導入して、全国のお客様が、誰でも簡単に購入でき、低価格かつ短納期でお届けできれば、必ず売れる!と直感が働きましました。

熱にうなされたように走り出したものの、当時の私は何のノウハウもない。0からEC、デジタルマーケ、印刷業界について勉強し、仕入れ先を開拓し、何とか6ヵ月ほどでビジネスを立上げることができました。初年度には、全財産を3か月間にわたって広告にベットしました。

おもいきったことをしたもんだなあと、自分のことながら笑えてきます。まだ30歳だったので、勢いだけが強みだったんです。結果、早々に取引社数は600社ほどになり、一気に上昇気流を捕まえることができました。しかし、あれが全く売れたなかったらどうなっていたか、想像しただけでも怖いです(笑)。

優良中小企業と呼ばれることに違和感があった

ーーそこから、今日まで順風満帆?

いや、もちろん、細かい失敗はめちゃくちゃたくさんしました。ただ、その都度、修正していくことで、確かな成長を描けるようになったのです。

事業の立ち上げから数年間は、売り上げが昨対150%〜200%のペースで成長しました。商材も増やし、キャッシュフローも安定しました。リクルートを退職した頃に考えていた、自分の手で商売がしたい!という思いが形になっていったのです。ずっと増収増益です。

ところが、なんだか物足りなさを感じたんです。金融機関やステークスホルダの方々からは「優良中小企業」なんて呼ばれていましたし、実際、売上・利益をしっかり残したことが、今のレスタスの足腰と信頼になっていることは間違えないのですが……何か満足できない自分がいたんです。

当時、事業価値を高めて社会課題を解決し、貢献していくというビジョンを持つスタートアップ企業が台頭してきていました。関西にもそういう志のあるスタートアップがポツポツ出始めていたのです。そういう経営者と懇親する中で徐々に『急成長を目指し、社会課題を解決するスタートアップ型を目指したい!』と思いはじめたのです。

※レスタスのビジョン&スローガンはこちら

ーー「スモール企業」から「スタートアップ企業」へ。どうやって変わっていったのですか?

名入れカレンダーのネット販売をする中で、受発注から生産プロセス、出荷、さらにはマーケティングに至るまで、独自のシステムとノウハウがありました。それは、売り手と買い手とサプライヤーにとっての無駄をなくし、スムーズに商取引できるスキームでした。まさに、これこそが事業価値であると気がついたのです。

社名も「㈱名入れ製作所」から「㈱レスタス」に変更し、無駄なタスクをなくすことをビジョンに掲げました。世界が一気に広がった瞬間でしたね。カレンダー以外のカスタムメイド商品の市場にも出ていきました。いつしかレスタスの目の前には9兆円の市場が広がっていたのです。今後さらに社会へ大きく寄与する事業に育てていけることがわかりましたので、IPOを目指すことにしたのです。


(画像:名入れ製作所からレスタスへ社名変更)

個性を讃え、世界を前へ

ーーIPOについて、もう少し詳しく聞かせてください。

IPOを行う上で大切にしているのが、会社の価値を上げていくこと。

なぜ、ここに注力しているかというと、ある程度シンボリックなIPOを実現したいと考えているからです。その理由は、IPOがレスタスのゴールではないからです。あくまでもIPOは通過点で、より社会に受け入れられる企業に成長していくために、市場投資家から歓迎される形を目指しています。

また、もう一つの理由として、関西発のスタートアップ企業で、シンボリックなIPOを実現している会社が多くないということがあります。レスタスのIPOが関西の起業家や若手ビジネスマンを勇気づけるきっかけになってほしいのです。関西はまだまだ東京と比べると、魅力的なスタートアップの数が少ないと感じています。優秀な人材が関西から東京へと流出している事実を横目で見るのが歯痒くて仕方がありません。

関西を盛り上げ、関西で人を育て、地方から世界に打ってでれるような会社にしていくために、レスタスはIPOを目指しているのです。

ーー企業価値があがることは、お客様にとって魅力的なことですか?

企業の価値を上げることと、ユーザーペインを解消することは同義だと思っているんです。

お客様、投資家に受け入れられれば、より広くお客様の困りごとを解決していくことができるサービスができるでしょう。これを反対から見ると、お客様の悩みに必死に向き合うことは、企業の価値の向上に繋がっていくことになります。

IPOという言葉を使うと、金融や経済の世界で利益を生み出すと誤解されることがあります。しかし、どれだけ金融市場において企業価値があがっても、事業の価値がそれに伴わなければ、市場はレスタスを歓迎しません。今よりもワンランク上のサービスやユーザー体験を提供することがレスタスの務めであり、最も大切にしている部分。そのためのIPOであり、企業価値の向上なんです。

これらを社員全員がしっかり胸にとどめるために「個性を讃え、世界を前へ」という新たなビジョンを掲げました。徹底的な顧客主義を全うし、日本を代表するファストカスタムオーダーカンパニーを目指していきます。

武勇伝を語る英雄より、未来を見つめる挑戦者でいたい

ーーどうして、そこまで成長を求めるのですか?

これは私の性格なんですけど、死ぬ前にやり残したことがあるのがいやだなあと思っているんです。だから、常に挑戦を続けていたいんですよね。私もそろそろいい年になってきました。前職とか学生時代の同期は大手企業で役職がついていたり、あるいは、独立して会社を経営していたりします。

そういう昔からの仲間と会ったときに、「あの頃は楽しかった」「あの頃、こんなすごいことをした」という昔話をしてもあまり楽しくありません。それより「これからこんなワクワクすることがしたい」「社会をこんなふうにしていきたい」といった夢や未来を語っている方が面白いじゃないですか。カッコよく言うと常に挑戦者でいたいんです。その方が、やり残しのない人生を送れる気がしているんです。

こんな私をレスタスの仲間たちは面白がってくれています。彼らもまた、私と同じように挑戦者なんです。必死に悩み、しっかり議論・検討した上で『迷ったらやってみる』『やってみないわからない』『やれないと諦めずにやれる方法を考えればいい』『打席に立ち続ける』など、挑戦者としての言葉が常に社内に溢れています。

こんな社風の会社ですから『自分自身をもっと成長させたい!』という思いをお持ちの方にうってつけだと思います。経営者の仕事は、働く仲間の成長機会を提供することと、いろんな意味でいい会社にすることだと思います。

ーー最後にレスタスの魅力はなんだと思いますか?

優良中小企業と呼ばれた堅実な経営基盤を持つ、スタートアップ企業だということですね。

スタートアップ系の企業の多くが、投資家からの資金を元手に事業を始めていますが、レスタスはそうではありません。堅い事業基盤の上に、投資家から調達した資金を乗せることで、より確かな成長を遂げていく構造になっています。ここに至るまで失敗も成功も数多くしていますので、成功への方程式をいくつか持っています。堅い基盤と、勝ち筋を持つ組織の中で、チャレンジングに仕事ができるのは、レスタスならではの魅力だと思います。

何より本当に関西から日本を変えていく会社になりたいと思っています。この思いを皆が持って日々の業務に向き合っています。そんな環境で働くことは大きな刺激ではないでしょうか。ぜひ、この大きな夢を一緒に実現してほしいです。

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いかがでしたでしょうか。大脇さんのお話、胸が熱くなりましたね。
熱い思いを持つ経営者と、それに負けないくらい熱い思いを持つ仲間がレスタスにはいます。ぜひ一緒に働きませんか。

レスタスではたくさんの職種で募集を行っています。
フィットする職種を見つけられたら、ぜひ、ご連絡ください。
一緒にお仕事ができることを楽しみにしています!

最後に、このインタビューがいいな!と思った方は♡で応援もよろしくお願いいたします!

株式会社レスタスでは一緒に働く仲間を募集しています
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