1
/
5

Googleも実施する組織開発の手法「ダイアログ」を葉山の古民家で実施しました

こんにちは。scouty COO兼オフサイト運営ロールの二井(@futai23)です。scoutyでは3ヶ月に1回の頻度でオフサイトミーティングを実施しています。

前回の記事はコチラ

今回は、葉山にある古民家で実施しました。

*10-20人くらいの規模のスタートアップの皆さんにオススメです!
 管理者と直接お繋ぎできますので、ご興味の方は二井(@futai23)までお問い合わせください。

オフサイトミーティングとは?


「オフサイトミーティング」とは、直訳すると“現場を離れた場所で(off-site)”行われる会議という意味です。企業の重要な課題や案件を検討するにあたり、よりオープンで活発な議論を促すために、あえて社外に場所を移し、日常の喧騒から離れた特別な環境で集中的にミーティングを実施することを指します。

出展:コトバンク-オフサイトミーティング

なぜscoutyでは、3ヶ月に1回の頻度でオフサイトを行うのでしょうか?
要約すると以下の二点です。

1. 相互理解の推進

2. 価値観理解

相互理解の推進

なぜ会社側がコストをかけてコミュニケーションの活性化に取り組まなければならないのでしょうか? メンバーが自分達で努力すべきではないでしょうか?

費用面から見ると、

20人 × 1日の人件費 + 会場費・飲食費・交通費 + 運営メンバーの準備にかける人件費 + その営業日生まれるはずだったアウトプット etc......

などのコストがあります。
これはスタートアップのフェーズにおいて、並大抵のコストではありません。

しかしながら、経営者が理解しなければいけない事実があります。
それが、コミュニケーションラインの組み合わせ総数です。

( n ( n - 1 )) / 2

この数式は、社内コミュニケーションの難易度は、社員の増加に伴い、加速度的に高まることを示しています。
具体的には下記のようにコミュニケーションラインが増加していきます。

  • N=5 (人目) 10通り
  • N=10(人目) 45通り
  • N=20(人目) 190通り
  • N=30(人目) 435通り

つまり、コミュニケーション不足は企業の成長フェーズで起こることは必然。全社を挙げて対策すべき課題であることが分かります。

scoutyでは、 ランチ相手振り分けBot、月末のTGIF、定時後のビール無料、数十種類のボードゲーム、全社定例、各チーム内のKPTなど他多数の施策を行っていますが、それまでも理想的なコミュニケーション状況にはなかなかなりません。

その中でもオフサイトは、職種や趣味の異なるメンバーの相互理解を深めるために有効な施策と考え、scoutyでは実施し続けています。

そして今回、相互理解のワークとして貿易ゲームを行いました。
2時間程度で実施するチームビルディング研修としてオススメです。

貿易ゲームの詳細は省きますが、興味のある方はこちらの記事が分かりやすかったので参照してみてください。
「貿易ゲーム」報告 

価値観理解

現在のスタートアップ企業を取り巻く環境は、VUCA・複雑系の時代と言われています。
「絶えず変化し続け、どんな天才であっても正確に予測することが不可能な社会。」そんな中で必要なのは、小さく失敗し早く修正することで勝つこと。そのためには社員の一人一人が「自ら判断するための指針」を持つ必要があります。



こちらは弊社のHRBPの千田(@320KZCD) が社内向け資料で作成した図です。

スタートアップの経営者としては、このような状況を生まないために、社員が「自ら判断するための指針」を持つために、「我々であればこのように振る舞う」という共有メンタルモデル(=価値観)を得る必要があります。

「ダイアログ」とは

今回を含めて、最近のscoutyではダイアログという形式を用いて、価値観理解を深めています。

Googleでも、Google TGIFという形式で毎週金曜日に経営陣と従業員6万人のダイアログを実施しています。そこでは、「CEOの意見は間違っていると思うのですがいかがでしょうか?」という意見もCEOにぶつけられて、Googlerらしさについて、CEOから新入社員まで同じ文脈が共有されています。


(ダイアログの様子)

ダイアログを進めるうえで抑えておくポイントは下記の通りです。

  • CEOから新入社員まで全員平等
  • 誰の発言であっても、同じ重さで全員に受け止められる
  • ディスカッションはしない
  • 相手が「なぜそう思ったのか?」に注目する
  • 結果に寄せようとしない

ここで特徴的なのは、社長=神ではなく、社長はただのファシリテータであるということです。マンパワーのある社長の掲げたビジョンに皆がついていく形のトップダウンではなく、共有メンタルモデル構築のための対話を重視します。

今回のダイアログのテーマ:

scoutyにとってのGreat Spilit, つまりメタ認知, つまり共有メンタルモデル。つまりscoutyが目指す未来を、みんなで語り合う。特に、新しいメンバーを中心に非一致性(incoherence)を明らかにしたい。

もっと簡単な言葉で言うと、「scoutyが向かう将来像について共有して、それぞれ思うところを発言しあう。その中で実は社員全員で共通化されていない認識も明らかにしよう」というテーマです。


ファシリテータを代表の島田に任せて、「scoutyが目指す未来を語り合う」ダイアログを実施しました。

参加したメンバーからは、「会社の未来を皆で話し合うこと自体が重要だし、話し合う姿勢を皆が持っているということを再確認できる場だった」「会社の歴史の話や、これからの展開の話などを通して、会社の一員として当事者認識が高まった気がする」などのフィードバックをもらうことができたので、十分な効果は得られたと思われます。

最後は海岸でBBQ

最後は社員全員とプライベートな話を含めた交流会です。
葉山の大浜海岸で実施して、気持ちよくでオフサイトミーティングを終えることができました。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日取り上げた内容は企業成長に伴って、必ず出てくる課題だと思います。もし今回の実施内容にご興味がある方は、二井(@futai23)までご連絡ください。ぜひランチなどで共有させてください。

LAPRAS株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
13 いいね!
13 いいね!
今週のランキング