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【プランナー本田の独り言 #03】大学名で就職先は決まるのか?

みなさんこんにちは!Langooプランナーの本田です。

2月ですね。

高校生のみなさんは、早ければ進学先が決定している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この時期、「これから大学生!」と楽しいスクールライフを夢見る方が多い一方でよく聞くのは、「私の大学は就職に強いのか不安」「この大学に合格できたからきっともう就職は大丈夫!」という声です。

大学入試を突破したその先にある、どうしても逃げられない「就活」

果たして、大学名で就職先は決まるのか?

今回は、その疑問に答えてみようと思います。

「学歴フィルター」という言葉

皆様も一度は聞いたことがあると思います。

私が個人的にネット上での使用のされ方などを調べたところ、一般的には、「**大学だから一次選考を通そう」「**大学だからお断りしよう」というように、企業側が「大学名」を理由に採用活動を進める行為に対し使われる言葉のようです。

「え、本当にそんなのがあるなら不安…」

「今時そんなのあるの…?」

画面の前でそう思われたあなた。こちらをご覧ください。

https://www.huffingtonpost.jp/hiroaki-mizushima/academic-background-filter_b_5074311.html

なんと、「実際に学歴フィルターを経験した」という学生の方の声ですね。

この他にも、ネット上の体験談などを見る限り、どうも「『完全に存在しない』とは言い切れない」というのが現実のように思います。

自分が採用をする際は?

私はLangooでプランナーの仕事をしていますが、今は新しいプランナーインターン生の採用にも関わらせてもらっています。

では、私が採用活動をする際は学歴を気にしているのか?

答えはNOです。

それならどこを見ているのか?

私の場合は、以下のような項目を気にします。

・責任を持って、一つのことにコミットできる人物か?(これまでの活動歴を見る限り、何か一つのことにコミットした経験があるか?)

・業務を推進する上での丁寧な報連相ができる人物か?(メッセージのやりとりにおいて、こちらの質問に的確に答え、必要なことを教えてくれるか?)

・目的意識を持って行動を起こせる人物か?(これまでの活動歴や今現在の求職活動の動機を、明確に本人が自覚しているか?)

結局のところ、「仕事にきちんとコミットし、達成すべき目標を達成するべく必要な行動を取れる人物」であることが最も重要だというのが、私自身の結論です。

それさえクリアしていれば、正直大学はどこでも構いません。なんなら高校生でもかまいません。

逆に、どんなに高学歴であったとしても、上記の項目をクリアできていなければ、一緒にお仕事をすることは難しいと考えています。


プロの人事はどう見る?

なんて偉そうなことを書いてみましたが、私の本職は「プランナー」ですので、プロの人事の方にお話を聞いてみました。

<今回お話を聞いた方>

坂本幸太郎さん

新卒1期生としてKLab株式会社に入社。ソリューション事業、モバイルコンテンツ事業を経てIPO準備からマザーズ、一部市場変更時に人事、新規事業開発を経験。その後、ベンチャーで人事・広報の立ち上げ、1→10グループ5社の人事統括、トラストリッジでの人事部長を経て、現在は複数社のHRマネージャーや顧問を務める。

本田:

早速ですが、実際採用の際に人事の方は、「学歴」をどこまで気にされるのでしょうか?

坂本:

日本で新卒として就活する場合、大半の学生が大手企業が運営する採用媒体(xxナビのような)で説明会や選考などの情報を収集されているかと思います。

こういった媒体では、大学名等でフィルターをかけ、選定した学生にのみに企業側の情報を開示するという機能が存在します。特にエントリーの多い人気企業などでは、入社後に活躍してくれそうな人材を効率よく採用したいと考えていて、これまでの採用経験から成果を出したり、評価されている社員を分析し、学歴に相関関係がある場合などは上手くフィルターを使って不要な選考を控える努力をしています。

例えば「これまで学業で結果を出し続け、東大、京大など学歴上位1%に入っている学生は、競争で勝ち抜く術を知っているので、社会に出てからも成果を出す傾向にある。」という様な分析をしていれば、当然そういった学生に多くエントリーして頂きたいはずなので説明会や、面接の枠を該当の学生にのみオープンにするでしょう。

企業側は大学名で採用をしたいと考えているというわけではなく、傾向からフィルターをかけているだけなので必要な人材を採用するための選考の「効率化」をしているのだと考えています。

当然ですがその後、選考を通して適正が無いと判断されれば不採用になる訳ですから、一緒に働くことになるのは、学歴だけで判断された人材ではなく、本田さんがおっしゃるような方になることもあると思います。

本田:

なるほど!

実際情報収拾の面で有利になることはあるものの、それが決め手になることはない、ということですね!

とても参考になりました、ありがとうございます!


必要なことは

実際、「学歴を見る会社が存在する」こと自体は拭えない事実であるのだと思います。

ただ、それが最も就活を左右する影響力の大きな要素なのかと言われると、やはり疑問が残ります。

どんなに難関の入試を突破したといえども、就活の時期にはもうそれは4年前の話。

就活をするのは、4年前のあなたではなく、今その時のあなたです。

つまり大事なのは4年前の努力よりも、その大学4年間で、どれだけ充実した経験を積んでいるかではないでしょうか。

充実した経験とは、人それぞれあるとは思いますが、一つは「自分の将来を見据え、目的から下ろしてとった行動の上の経験」ではないかと思います。


私の冒険家時代

「え、昔は冒険家だったの…?」

そんな声が聞こえてきそうですが、何も山に登ったりジャングルの奥地に行ったりしていたわけではありませんよ(๑>◡<๑)←

私は、大学1回生の4月〜11月までの自分の時期のことを、「冒険家時代」と読んでいます。

なぜなら、自分のやりたいことは何か?何をすべきか?どんなスキルが必要なのか?を見つけるために、ありとあらゆるところに首を突っ込んでいたのがこの時期だったからです。

国際協力団体での発展途上国への学校支援、被災地での災害支援活動、農業ボランティアサークルでの活動、塾講師のバイトなどなど…

国際協力活動では「交流会などの支援だけでなく、自分はもっと根本的で長期的な問題解決ができる人間でありたい」という結論を、災害支援活動では「大きな社会問題を解決するにあたり、自分にはスキルとマインドが足りない」という自覚を、農業ボランティアでは「自分は本質的に人が好きだ」という発見を、塾講師のバイトでは自分の不登校時代の経験と合わせて「この国の教育制度は課題が多く、巷では質の低い教育サービスが横行しているので自分はそれを変えれる人になりたい」という自分のやりたいことを明白にすることができました。

「大学の早期からそんなに活動していたの?すごいね!」と言われることもありますが、正直私自身はただ活動量だけがあっても意味はないと思っています。

むしろ、この冒険家時代を経て、自分の興味関心ややりたいことが明白になり、1回生の12月からコミットした教育系ベンチャー企業での長期インターンの方が、重要な意味を持っています。

この長期インターンへの参加は、冒険家時代に私が見つけた「人の可能性を開きたい」「きちんと継続的・根本的な支援で社会問題解決できる人間でありたい」という目的から下ろした上での行動でした。

結果として、私自身はとても充実した時間を過ごすことができましたし、目的達成のために必要な基本的なスキルを習得できました。

ただ遊んで楽しむだけの大学生活も、それはそれできっと素晴らしかったとは思うのですが、将来の目的から下ろした有益な時間を過ごせたこの大学生活を、私はとても気に入っています。

(大学1回生時代、農業ボランティアサークルでの活動中の一枚)

大学名で就職先は決まるのか?

結論は、大学名だけでは決まりません。

多少見られることはありますが、他にも判断材料はたくさんあります。

その他の判断材料を全て無視して、「**大学だから…」だけで就職を語るのはナンセンスです。

「自分は**大学だから大丈夫!」

「自分は**大学だから不安だ…」

まだ見ぬ大学生活を夢見つつ、そんなことを考えているあなたも、まずは早期から将来のことを考えて行動を起こしてみませんか?

Langooでは、随時大学生インターン生を募集しています。

仕事や社会への理解を深め、何か一つのことにコミットできる環境を提供できるよう、私たちも日々試行錯誤しています。

少しでも興味を持ってくださった方、有益な大学生活を送りたい方、ぜひ一度ご連絡ください ^ ^

お待ちしています!

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